気ままに・・・

気ままに・・・

MOTOWN 2005.7.23.

THE SUPREMES & RICHARD STREET  MOTOWN 2005
2005.7.23. 山形県民会館

書かなくちゃと思っている内に、1ヶ月以上経ってしまって・・・覚えている範囲で書きたいと思います。


開場1時間前に会場の 山形県民会館 に到着。すると、入り口前の噴水のところのベンチに、黒人のおじさんが3人座っているではありませんか。「もしかして、テンプス??」などと思いつつ、しばし観察していると・・・一人の小奇麗な中年女性が彼らに話し掛けたと思ったら、僕に近づいてきて写真を撮ってくれないかと言うのです。勿論、撮ってあげましたが・・・

おばさんがそんなことをするので、半信半疑だったのが一気に「この人達がテンプテーションズなのだ」と思い込んでしまった。後で、分かったんですが・・・本物のテンプスが外に出てくるなんてことは当然なくて、彼らはバックバンドの皆さんでした。まぁ、ファンク・ブラザーズ in 山形ってとこでしょうか(笑)

そんなことをしている間に、一緒に見る予定の友人・J君と合流。そして会場内へ。案の定ですが、やはり年齢層は高めで僕らくらいの年代で積極的に見に来ている人はあまりいないようでした。

僕らの席は5列目の中央やや左寄りで、席はばっちりでした。が、後ろを振り返ってみてビックリ。思いっ切り席が空いておりました。半分位しか入ってなかったんじゃないかな??いくら山形とはいえ、酷過ぎる・・・

そんな状況にもお構いなしで、時間通りに開演。今回は シュープリームス テンプテーションズ の2部構成で、まずはシュープリームス。でっかい黒人のお姉さんが3人、ピカピカのエメラルド色したドレス(?)に身を包んで元気に現れました。ちなみに、 ダイアナ・ロス は勿論のこと、オリジナル・メンバーは一人もいません。シュープリームスを名乗ってはいますが、全くの新生で別のグループです。でも、歌唱力は文句なしでした。凄かった!

曲順はもう定かではないのですが、有名所はほとんどやってくれました。ただ、意外なことに 「恋のキラキラ星」 はやらなかったんですよ!なんでだろう??中でも 「恋はあせらず」 「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」 なんかは歓声が大きかった気がします。「ストップ・・・」は終わり方が格好良かったです。個人的には 「バック・イン・マイ・アームス・アゲイン」 (←邦題忘れた)をやってくれたのが嬉しかったです。っていうか、さすがはモータウンを名乗るだけあって、ダンスも面白かったですよ。なにかステップを盗んでやりたかったんですが、皆、お行儀良く座っているのでさすがに一人だけ立つわけにもいかなかったのは残念(?)でしたが(笑)ラストは勿論 「また会う日まで」 で締めくくり。

ちょっと笑ってしまったのが・・・「また会う日まで」を終わって袖に消えていった彼女達ですが、拍手がアンコールの意味を持つ前にそのままとんぼ返りのようにステージに戻ってきたんです(笑)いや、本当に軽く衝撃的でしたよ!で、ふと時計を見るときっかり一時間なわけですよ(笑)さすが、ショービズのプロは違いますね、尺ぴったり!

お次は、今回の目玉、 リチャード・ストリート 。バックのコーラス軍団は白のぶかぶかスーツで、リチャードは上着は同じ白でパンツが赤。いかにもといった感じでした。6・70年代のテンプスの再現を期待していた僕とJ君はがっかり。これが本物の「B系」というんでしょうね。
こちらも有名所をやったんでしょうが、リチャード期の曲がメインで知らない曲が多かったのが残念でした。バックコーラス軍団もただのバックコーラスでは終わらず、それぞれキャラが立っていて、皆でリチャードをおっさん扱いしてみたり面白かったです。知らない曲が多かったのは確かですが、オープニングは 「君は最高」 (←邦題間違ってるかも)で、さすがに 「ゲット・レディ」「パパ・ワズ・ローリング・ストーン」「マイ・ガール」 なんかの超有名曲はやりましたよ。特に印象に残っていることがあって・・・「パパ・ワズ・・・」でリチャードが曲紹介をした時、会場の反応があまりにも悪かったためか『Remennber it!(思い出せよ!)』と言っていたのが忘れられないです(笑)で、ラストは「マイ・ガール」でした。個人的には 「シンス・アイ・ロスト・マイ・ベイビー」 もやって欲しかったなぁ・・・

今度のアンコールも速攻でした。シュープリームスの3人も参加して、さらに観客も総立ち。客電が若干ついていてNHKの歌謡何たらビッグショーみたいなことになっていました。勿論、尺ぴったりで各1時間、合計2時間のステージでした。出演者の巻き方も凄いですが、お客さんのはけるのも早かったです。僕とJ君はただただ「早えぇー」と驚いておりました(笑)

あと最後に、この日もう一つ印象に残っていることがあって・・・シュープリームスの時にバックバンドのメンバー紹介があって、順番に紹介していってギターの番になった時、ギターの人、思わず「え?モータウンだよね??」と思ってしまうほど激弾きするんですよ!思わず僕とJ君は顔を見合わせてしまって、僕なんかは耐え切れずに吹き出してしまいました(笑)

ある意味、面白いライブだったことだけは間違いないです。この先、これ以上のビッグ・ネームはなかなか見れないでしょうからね(笑)

例によって、煮え切らない思いとともに、この後、J君と呑みに行ったのでした。

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