Small Balloons

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フェレットの闘病記録


 17:00 口先にブドウの皮のようなものがくっついているのを発見
     →右上の奥歯の周囲が大きく腫れて出血していた。歯がグラグラ。
 18:40 様子がおかしいので(グッタリ)市内の動物病院に電話を入れる。
     →診察時間は19:00までだからすぐきてください、と言われるものの、
      雪の降る凍結路面で急いで走ることもできず、結局時間オーバー。
      それでも待っていてくれた。よかった^^;
 19:10 診察 ・腫瘍が破裂したものだろう、とのこと。  
         かなり栄養失調なので手術するにしても麻酔に負けて死んでしまうかもしれない、と。
         明後日からしばらく帰省することを話すと、帰省先の病院で詳しく診てもらった方がいい、
         と言われ、とりあえずの飲み薬を処方される。
         食欲があるようならたくさん食べさせて少し体力をつけさせてください、とのことだった。

1月15日(日) ★手術当日
 ・朝から今までになくグッタリしている。エサも水もまったく手をつけない。
  早めに帰省して病院に向かうことにする。 
 16:00 弘前の病院へ(日曜日も診察している病院でした)  
      口の中は腫瘍だろう、とのこと。
      全身を診察すると先生がお腹が腫れていることに気づく。「これは脾臓ですね」
      おそらく脾臓の腫れが原因でお腹を圧迫して食べられないのだろう、とのこと。
      ついでに数ヶ月前からある首のしこり(約1.5cm)も診てもらう→これも腫瘍かもしれない、と。
      診察時間終了後に手術することになった。
       →事前に費用の概算を説明され、買主の了承を得た上で手術をする病院だった。
        (うちの場合は手術費、検査費、入院費(5泊)など全て込みで7~8万と言われた)
      手術は 1.脾臓全摘出 2.口内の腫瘍及び影響を受けている歯骨の摘出 3.頸部腫瘍の摘出
      を行うとのことだった。今日がヤマかもしれないため、何かあれば夜中でも電話します、と。
 17:00 フェレットを病院に残し、実家に戻る。
 21:30 病院から電話がくる。
      手術は無事に終わったが、今後どうなるかわからない。あとはフェレットの体力次第。
      病状が悪化したら夜中でもすぐ連絡する。入院は予定通り5日程度です。
    とのことだった。

1月16日(月) ★術後1日目
 10:00~11:00
     病院へ様子を見に行く。フェレットはタオルの中でグッタリ。あちこち毛刈りされ、治療の跡が痛々しい。
     先生から手術の話を伺う。手術中のビデオ、写真、摘出物を見せられる。
      脾臓は通常の5倍ほどに腫れていた。
      また、脾臓と口内の腫瘍はおそらく同じ種類の腫瘍で悪性だろう。   
        (これから病理検査に出すので断定はできないが顕微鏡で見た限りではそうではないか、と)
      頸部の腫瘍は肥満細胞腫ではないか  とのことだった。
     今日の午後~明日いっぱいは娘の入院&手術で忙しいので様子を見に来れないことを伝え、帰宅。
     水曜日が休診日のため、次回来院は木曜日に。

1月19日(木) ★術後4日目
  ・娘の通院やら大雪やらで様子を見に行けず。

1月20日(金) ★術後5日目
  ・フェレット退院。薬が2種類処方される。(抗生物質と舞茸のサプリメントと言われた)
   体温が低めなので暖かい部屋に置いてください、とのことだった。
   病院にいる時はあまり元気な素振りはなかったらしいが、
   帰宅し自分のケージに入ると次第に元気になる。
   おそらく、入院中は犬の吠える声がストレスだったのかも(いつも吠え声を怖がるので)
   口内も切っているので念のためエサをおかゆ状にしたものを与える→水分のみ舐めた。
   下痢気味。水分しか摂らないから?    

1月21日~26日
  ・エサは少しずつ食べるようになってきた。25日から固いままで食べるように。
  ・水はとにかくよく飲む。
  ・退院時はフラフラ&ヨタヨタだった足が少しずつしっかりしてきた。やや小走りもできるようになる。
  ・人が恋しいのか、目が合うととにかくケージから出たがる。でも抱っこするとすぐ寝てしまう。
  ・下痢は日々よくなっていくが、まだ軟便。薬のせいだろうか。

1月27日(金) ★術後12日目
  ・抜糸のために病院へ。
  ・体重450g(1週間前と変わらない)※元気な時は700gだった
   1週間前よりも貧血はすこし良くなっているようだ。
  ・病理検査の結果を伝えられる。
    ●脾臓と口内は「悪性リンパ腫」
    ●頸部の腫瘍は「アポクリン膿胞腫」 とのことだった。
  ・抜糸 → あばれもせずに黙って抜糸に応じていた。(口内は溶ける縫合糸のため抜糸の必要なし)
  ・抜糸しながら今後の治療方針について先生から話があった。
    1.抗がん剤を定期的に投与(注射)する
    2.ステロイドを服用する
     1は投与するための事前検査が毎回あり、
      投与前後の通院もあるため遠方から来ている人には向かないかもしれない。
      貧血や下痢など体調不良時には抗がん剤は投与できない。
      ただ、1は効果がでる可能性も高い。一方で副作用があるかもしれない。
     2は効果があるかどうか微妙。時々病院にきて薬をもらってくればいいだけなので1よりは簡単。
    どちらの治療にするかを来週までに考えてきてください、と言われる。
    薬を1週間分追加処方される。(2種類)

1月31日(火) ★術後16日目
  ・一日中1階の床の上で寝ている。しかも、排泄物が床のいたるところにある。何故だろう?

2月1日(水) ★術後17日目
 ・朝、後足が動いていないことに気づく。
  昨日床にばかり寝ていたのは後足が不自由でハンモック(3階)に上がれなかったためだろう。
  病院が今日休診日だったため、急患用の電話に伝言を入れる→10分ほどで先生から電話がくる。
  症状を説明すると、高いところから落ちたのではないか(脊椎損傷では?)ということだった。
  ただ、今日は病院にいないので今日中の診察は無理とのこと。
  明日来院するまで安静、保温に努めるよう言われる。
 ・帰宅後、ケージ内の改装をする。
   1階のみで生活できるように(ケージは3階建て)床全面にペットシーツを敷いた。
   (どこでも排泄できるように)また、トイレ&階段を撤去。
   フリースの布と カイロケース を置き、保温対策をした。
   エサと水を近くに置き、食事しやすくした。

2月2日(木) ★術後18日目
 ・夕方、病院へ。
  レントゲン撮影→背骨の真ん中よりやや下の辺りの骨と骨の隙間が一箇所なくなっていた。
  後足の脱力の原因はこれだろう、とのこと。
  腫瘍からきているものか外傷性なのかはMRIをやらないとはっきりしない、といわれる。
  (結局MRIはやらなかった)
 ・リンパ腫の治療方針を再度話し合うことに。
   →ステロイドの服用と舞茸のサプリメントを続けていく方向で決まる。
    今回は2週間分処方される。その後はどうする?と先生に聞かれる。
    自宅から通える範囲の病院に転院したい、と告げると快くOKしてくれた。
    が、エキゾチックアニマルをしっかり診れる先生が近辺にいないらしく、悩んでしまった。
    調べてあとで電話で連絡します、ということだった。
    予定では八戸市内(高速道で30分ちょっと)ということで。

2月4日(土) ★術後20日目 (自宅へ帰宅する日)
 ・娘が抱っこしたらポタポタと失禁。
  お腹を触ってみると膀胱がパンパンだった。軽く押してみたら大量に排尿。
  おそらく排尿困難なのだろう。排尿後はすっきりしたのかすぐ眠った。
  昼過ぎに弘前を出発、18時頃自宅に到着。
  これからは緊急時は病院がすぐ近くにないからある意味怖い。
  後足の脱力以外は元気らしく、ペットシーツをぐちゃぐちゃにしたり、
  出して欲しいのかケージをガタガタしている。

2月5日(日) ★術後21日目
 ・今朝の最低気温-16度。今日は用事があり、朝から家族全員で高速使って片道1時間程の盛岡に行く。
  ほぼ丸一日家を空けることになるので、フェレットも一緒に連れて行くことにした。  
  ケージごと車に積んでおけば車の中の方が暖かいだろうし、何かあっても対応しやすいだろうと。 

2月7日(火) ★術後23日目
 ・昼過ぎに病院から留守電が入っていた。どうやら転院先の病院がみつかったらしい。
  しかし、電話が悪いのか、先方が悪いのか、音声が所々途切れるためによくわからない。
  16時半頃、こちらから電話をしてみるとすぐ先生がでた。
  転院先の病院(八戸)はフェレットを扱ったことがないらしいが、
  使用している薬などはすでに話をしてあるため、今までと同じ薬が処方できるようだ。
  念のため、転院先の病院に行く前に電話をしてから行ったほうがいいと言われた。  

2月8日(水) ★術後24日目
 ・今まで食欲旺盛だったのに、突然エサを食べなくなった。水は飲んでいるようだ。
  フリースの布をかけたまま寝てばかり。自分から顔を出すことはない。
  抱っこすると変な「ググゥ」と変な声を出す。どこか苦しいようだ。
  昼過ぎ、軽いケイレン症状がある。
  パパと好きなものを食べさせてみよう、という話をして、みかん2房、小あじの乾物を1枚与えると
  ガツガツ食べた。下痢しないかしら…。

2月9日(木) ★術後25日目
 ・昨日寝る前にふやかしておいたエサを少し食べていた形跡があった。
  便は軟便だった。今日もまた眠ってばかり。
  何か食べさせようと思い、レーズンとカロリーメイトのゼリーを買ってきた。
  レーズンは喜んで食べた。カロリーメイトは大好きなりんご味なのに手をつけず。
  呼吸が少し速いような気がする。
  夕方になるとレーズンすらも食べなくなる。水も飲んでいないようだ。
  ひたすらグッタリ寝ている状態。
  夜、ケージの中に小さめのダンボール箱を横倒しに設置し、
  その中にカイロケースやフリースを入れた上でフェレットを寝せてみた。結構暖かい…熱い?(汗)

2月10日(金)
 ・朝、ケージの中をのぞくと昨夜寝かせたままの体勢で寝ていた。
  かろうじて頭は動かすが、体は自分では動かせないほど衰弱している模様。
  相変わらず浅く早い呼吸が続く。
  少し水を飲んだが、疲れてすぐ寝てしまった。
  お腹を触ると左の副腎が腫れているのを発見。転移したのだろう…。

2月11日(土) ★術後27日目
 ・体温が下がってきたように思える。
  20時心拍数が測定できないほど早いことがわかる(400以上)
  やせ細り、頭を動かすくらいで後は何もできない様子。

2月12日(日) ★術後28日目
 ・状態が日々悪化していくため、手術をした病院にメールをして相談する。
  →同日夜に返信がくる。可能な限りサポートします、とのことだった。

2月13日(月) ★術後29日目
 ・日々体温が下がっていく。
  夕方、突然口と目をぱっと開けて呼吸が苦しそうだ。
   →30分程すると落ち着いて口も目も閉じて眠った。
  深夜0時頃、下の娘が寝ぼけて起きてきたためパパと3人で夜食にチップスターを食べていたら、
  フェレットがお菓子を持つママの手をじーっと見つめる。
  試しに欠片を口の近くに持っていくと「カプッ!」しかも噛み砕いて飲み込んだ!
  (ちなみにこのお菓子は今まで食べさせたことはありません。)
  先週の水曜日から自発的に食べていなかったため、パパと共にとても驚いた出来事だった。

2月14日(火) ★術後30日目
 ・7時半頃、昨夕のような呼吸の荒い状態になる。
  パパと交互に抱っこしながらパパの出勤、娘の登園の準備をする。
  7:50 パパ出勤 少し落ち着いた様子だったので一時ケージ内に避難。(娘にイタズラされるため)
  8:15 ふとケージの中をのぞくと何だか様子がおかしい。
     抱っこしてみるとすでに息を引き取っていた。
     (まだ暖かく死後硬直も全くなかったため、亡くなってから5分も経ってなかったと思われます)
     5歳8ヶ月。とても安らかな眠りでした。


●フェレットなど小動物は腫瘍が急激に増大するそうです。
 1週間前は元気だったのに…ということがよくあるそうです。
 どうか、フェレットなどエキゾチックアニマルを飼ってらっしゃる方、
 少しでもおかしいと思ったら早めに病院へ連れて行ってあげてくださいね。
 また元気なうち(発症する前)にエキゾに詳しい先生を探しておいた方がいいと思います。

●午前中に市役所に電話して、明日(15日)の午後に火葬することにしました。
 家族全員で見送ってこようと思います。


© Rakuten Group, Inc.
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