もくさんの瞑想部屋
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大変、ご無沙汰しておりました。常にブログネタは頭の片隅にあったんですが、なかなか書けず。。。このまま書かないでいると、ずっと書かないままになってしまう!と思って、今回、興味深いネタも出来たので書いてみました。ちなみに仕事は順調に続けていて、そろそろ10ヶ月になります。筋肉疲労は日々あるけど、大きな故障も無く元気に働いてます♪閑話休題・・・本日、とあるネット証券のメールマガジンで、系列銀行の仕組預金の募集案内が舞い込みました。仕組預金の類は、素人には判りにくいし思わぬ損を招くことになるので、マスメディアなどでも2~3年前頃にしきりに注意が促されていたと思いますが、いまだに存在するとはビックリしました。この機会に仕組預金はどんな仕組みで本当に警戒すべきものなのか考えてみます。今回、案内のあった仕組預金の内容・預入期間 1ヶ月/3ヶ月・利回(一部のみ紹介) 豪ドル(1ヶ月) 年26.5% 豪ドル(3ヶ月) 年17.0%・払戻 利息部分は円貨 元本部分は特約に定める通り・特約 特約判定日(原則として満期日の2営業日前)に 為替レートが特約で定めたレートより、 円高の場合 → 元本は外貨で払戻し 円安の場合 → 元本は円貨で払戻し・募集期間 2009年1月9日(金)~1月13日(火) 特約レート決定日 1月14日(水) 預入日 1月16日(金)これを見てどう思われますか?利回りの高さに惹かれますか?しかし、利回りを年利で書くところがいかにも判りにくくしてますよね。年利 26.5% → 1ヶ月 約 2.0%(複利) 年利 17.0% → 3ヶ月 約 4.0%(複利)毎回、必ず円貨で返ってきて、儲かった部分も全て再投資に回したとして初めて「年利」で示す数字になります。そして、私が特に気になるのは2点。1.募集期間終了後に特約レートが決定される点 特約レートが気に食わなかった場合、 その2日後の預入日までに「やっぱ止めます」って できるんだろうか?2.特約判定日が満期日の2営業日前である点 後述する点に関連しますが、 この2営業日のタイムラグは意味ありげ他にも注釈として記述されている点に疑問を感じる点がありましたが、長くなるので割愛します。ちゃんと注釈などを書いてある点は評価できます(^^;さて、ここからは私の想像の域を出ないのですが。。。タイトルにもある仕組預金の仕組について考えてみます。これは、きっと集めたお金で外貨/円のプットオプションを売るんでしょうね。外貨を買った場合、一定期間後に 円高→損失 円安→利益となり、円高がリスクとなります。プットオプションを「買う」ということは、一定期間後に 円高→外貨を特定の値段で売ることができる 円安→無効(オプションの値段だけ損失)となり、外貨を持つ場合のリスクヘッジとして使われます。プットオプションを「売る」ということは、つまるところ、上記の「買う」人との相対取引のようなことになります。 円高→外貨を特定の値段で「買い取らなければならない」 円安→オプションの値段だけ丸儲けオプションを買う場合の損失は、オプションの値段に限定されますが、オプションを売る場合の損失はかなり膨らみます。オプションの売りも外貨の売買と組み合わせて損失を限定したり扱いやすくする方法が知られていますが、外貨の売買をせずにオプションだけを売るのを「ネイキッド(naked = 裸)の売り」と言ったりします。これは、売った瞬間に利益が発生しますが、一定期間後に約束した値段で外貨を買い取らなければならないリスクが残ります。このリスクを預金者に丸投げしているのが、今回の仕組預金ということでしょう。もう一度確認、・仕組預金の特約 円高 → 元本は外貨で払戻し 円安 → 元本は円貨で払戻し・オプションの売り 円高 → 外貨を特定の値段で「買い取らなければならない」 円安 → オプションの値段だけ丸儲けここで、重要になってくるのが、仕組預金の外貨で払戻しの場合の為替レートがどの時点のものを適用するのかが案内メールに書かれていないことでしょう。目論見書を読んでない(汗)のですが、恐らく特約レート決定日のレートでしょう。これで預金者へのリスク丸投げ完全犯罪(?)の完成です。しかも預入日から満期日までの間のいくらかは、預かった資金+オプションを売った資金は銀行の自由に使えるということじゃないですかね。資金調達しながら、コストかかるどころか儲けが出るんだから銀行にとってこれほどおいしい話はないでしょう。先述した、満期日と特約判定日の2営業日のずれは、、、ここまで書きながら考えてきて判らなくなっちゃいました(^^;書き始めた当初は、オプション満期日前にレートに手を加えるのだろうかと勘ぐっていたのですが、書いている内にプットオプションの売りと断定した時点で、満期日のレートに手を加える必要性が考えられなくなりました(オプションを売った時点で利益確定するので。)ひょっとしたら満期日後の資金のやりとりなどに必要な手続きのための期間なのかも知れません。投資では散々、損をしてきたけど、こういうことを考えられる(あくまで考えただけで正解は判らないですが・・・)知識がついただけでも良かったとしましょう。久々にブログを書いて、しかも読み手無視の自分好き勝手を書いてすっきりしました。思えばブログを書くのに読み手を意識しすぎていたのかも。これからも好き勝手で適当に書かせてもらいます。コメント等へのお返事も気分次第ということで、ご了承下さい。結構プレッシャーになったりするもので。。。
2009年01月10日
コメント(3)