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人生最高の体重を記録された方の日記(今日も別窓にならない…)を読んで人ごとではないわぁ、と思っていた矢先のこと。(ご旅行でお留守の隙に書いちゃった)人間ドックで測ったら…去年+4kgでしたまぁ、去年は痩せすぎに近かったので、人生最大ではないけれど、-2kg目指して今日からダイエットに励まなくては毎年恒例、ドックのご飯。今年はお店の名前がどこにもなく、ひょっとしてクリニック特製?これにちょっと柔らかめの雑穀米にすまし汁がつき、ヨーグルトや野菜ジュースも。ご馳走さまでした。 さて、静岡に大杉栄と伊藤野枝のお墓があることは以前にも書きましたが、その縁で、先ごろ「アナーキー・イン・ザ・JP(主人公のパンク青年の脳に大杉栄が棲みつく)」の著者中森明夫さんが馬場町で講演されたようです。送料無料!ポイント2倍!!【書籍】アナーキー・イン・ザ・JP【c_1011】価格:1,680円(税込、送料込)中森さんて、アイドル評論家、みたいに思ってましたけど、こんな面白い本書いてらしたのね~個人的に衝撃だったのは、歴史上の人物と思っていた荒畑寒村(1887~1981)が、実はシド・ヴィシャス(1957~1979)より最近まで生きてたってこと!!そういえば最近CMでシドの歌う「マイ・ウェイ」が流れていますね。【携帯少年】【エーユー】【白ロム】【エリアメール対応】【防水】【あす楽対応】【あす楽_土曜...価格:4,800円(税込、送料込)ピストルズのライブも行っちゃったのよね、わたし…。その日、大杉と野枝に連れられていたために犠牲となった甥の宗一ちゃん。「宗ちゃんのやつ、軽くつまずいて手にしたリンゴを落っことしたよ。赤い果実がころころと地面を転がって、誰かの足にぶつかって止まったね。軍靴だった。制服を着た軍人が目の前に立っている。憲兵だ。宋ちゃんはリンゴをひろうと、慌ててこちらへ賭け戻ったよ。野枝のやつがその頭をしっかり抱き締める。」胸が締め付けられる場面です。【送料無料】甘粕正彦乱心の曠野価格:820円(税込、送料別)図書館で借りたのですが、手元に残したくなりました。中森氏、22年前に一度小説を書かれてました。ツイッターで知ったのですが、フォロワー見てたらデカダンス茗荷谷さんがいらしてビックリ。てことで、そのオシャレ泥棒もオーダーしちゃったブログランキングに参加しています。シドも歴史上の人物かも…と思われましたら応援クリックお願いします。
2011年10月13日
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Blue*Hawaii**さんがご主人に薦められた「のぼうの城」。そういえば家にもあったわ。 【送料無料】のぼうの城価格:1,575円(税込、送料別)夫もやはり「軽いよ」という。帯にも「はっきり言って今年(2007)のナンバー1 by 谷原章介」とあるので読んでみたくなりました。「冶部めは俺の機嫌に構うことなく、正面からこの秀吉を諌めおるわ」で始まるこの小説、漢字多いしこれ、ほんとに軽いの?こちらのご子息と違ってわたし、戦国時代に興味ないのよね。ところが…読み進むうちにどんどん惹きこまれて行って一気に読み終わってしまいました!これ見る前に読んでれば、彼女たちの三成の気持ちがもっとわかったかも。映画の公開は来年に延びたそうです。萬斎さんが主人公の長親なのね。「でくのぼう」のイメージないけど、そこはきっと演技力で乗り切るのでしょうね。あ、結果として軽かったです。こういうのと比べて、ですけど。秀吉の枷 (上下揃) 加藤廣価格:1,000円(税込、送料別)この前に故児玉清さんも敬愛されていたと言うツヴァイクの短編集も読みました。 【送料無料】チェスの話価格:2,940円(税込、送料別)戦争に人生を狂わせられた人々を描いた珠玉の短編集(戦争の場面は出て来ません)。ブログランキングに参加しています。秋は読書!と思われましたら応援クリックお願いします。
2011年10月03日
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何となくこれは当たりそうな気がしていました。今回モラタメさんから届いたのは 開くと、えっ、サイン入りなの?知らずに応募してましたいつの頃からか、日記の一番下の「つぶやく」をクリックするとツイッターに飛ぶようになっていましたね。何となく登録して、それでも最初は頑張ってつぶやいていたけれど、最近は週に何回かほど…。未だに何だか良くわからない。そんな時にこの本の募集があったんです。「読んでからのTBでないとポイントにならない」そうなので、暮れの忙しい時に頑張りました本年度、2回に渡って行われた1万人のツイッター利用者の調査の分析からツイッターの世界を解き明かしています。もう少し具体的な利用法が書かれていることを期待していたのですが、どちらかと言うと企業向け、こうするとより商品に興味を持って貰えますよ~と参考になる点も多いでしょう。圧巻はひとりのサラリーマンが18時20分頃につぶやいた「はらへったー」からとんこつスープ風味の野菜スナック開発へとつなげて行くところ(飽くまで実験です)。個人ではつぶやきの中で自分の中の多様性を見つけた、という意見が多かったそうです。この本のテーマもそれのようですね。ううん、今日は何をつぶやこうかな…。楽天にも当然あります。【送料無料】ツイッタ...価格:735円(税込、送料別)ブログランキングに参加しています。わかったようでわからない世界と思われましたら応援クリックお願いします。
2010年12月28日
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地元の図書館で3月29日に420番目の予約者だった「告白」。 告白価格:650円(税込、送料別)少し前、七ヶ月弱で漸く順番が来ました。すっかり忘れてた…。でも意外と早かった気がします。面白くて皆さん、すぐに読んでしまうから?何せ裏表紙に「この本は予約多数本です」って書いてあるし。だから、と言う訳ではないけど、一日で読み終わりました。最初の章は先生から。これで完結?というくらいまとまっていて、短編集かと思いました以降は当事者がそれぞれ「告白」して行く、という展開。映画では時系列をどう表わしていたのかしら?気になる。 告白 特別価格版価格:2,176円(税込、送料別)読み応えありました。「いま」が良く描かれていて、「ああ、こういう時代だったんだなぁ」と後世の人が思いそう。こちらはちょっと前に読んでいた「和菓子のアン」 和菓子のアン価格:1,890円(税込、送料別)「青春日常ミステリー」らしい。でもスリルもサスペンスもないです。むしろほんわかホームドラマ系。改めて和菓子や歳時記の勉強になりました。これ、絶対テレビドラマ向き。主人公のアンちゃんは貫地谷しほりさんがいいなぁ(。って、完全にこのイメージからだけど。 ブログランキングに参加しています。あ~、和菓子が食べたくなって来たと思われましたら応援クリックお願いします。 楽天ブックスの「ブログネタ」をブログで紹介して10万ポイント山分けに参加しよう
2010年10月28日
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ブリュットロゼさんから是非読んで感想をと、言われていたこの本。 マドンナ・ヴェルデ価格:1,575円(税込、送料別)買おうと思っているうちに図書館から連絡が来たので結局借りてしまいました。主人公は「みどり」という名の55歳の主婦。産科医である娘に「代理母」を頼まれるところから物語は始まります。タイトルはみどりの住むマンション「メゾン・ド・マドンナ」に加え、代理母=聖母マリアも表しているのでしょうね。東京から新幹線で1時間ちょっとのところ、との設定も静岡っぽい。でも新幹線から下りたのが「わたしだけ」はないよね~。そもそもそんなところに新幹線は停めないでしょ。 大昭和製紙 色上質カット紙 厚口 A3 110μ 乳白色【smtb-F】価格:8,820円(税込、送料込)↑このアフィリの意味がわかったあなたは静岡通。この小説を通して代理母、不妊治療の問題点が浮き彫りにされますが(著者はだいぶ現在の学会に不満をお持ちのよう)その割には結末が普通というか…。書きませんけどね。さて、本日素敵な贈り物が。来年咲かせられるといいけど…。 江尻光一のはじめての洋ラン価格:1,260円(税込、送料別)ブログランキングに参加しています。女性は花をいただくと嬉しいもの~と思われましたら応援クリックお願いします。
2010年07月10日
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楽天ブログの中でもスイーツ情報に関してはその情報量と内容の濃さで随一の「ガレットのお菓子日記」。都内に出掛ける際などは、まずはこちらの日記を読んでから、が日常化していました。以前より読者の間では「本になったらいいのにね~」とは話されていましたが、その第一歩と言うことで、この度↓にコラムが掲載されました。 表紙に「達人に聞くこだわりの注目店」とあります。わぁ、これがガレットさんのことね~70、71pで「いま行きたい3店」が紹介されています。読めないように小さくしました 気になるでしょ~ この雑誌に掲載されたお店、行きたいところばかりですが、やはり達人推薦の3店をまずは制覇したいところですいまなら送料無料ですよ~。こちらのMOOKと間違えないで下さいね☆(これはこれで面白そうだけど) 追記 どうしても3店舗が気になられた方はご本人の日記へ。さて、本日は待ちに待った「葵タワー」のオープンです。早速出かけて食べログ一番乗りしますブログランキングに参加しています。ガレットさんは凄い!と思われましたら代わりにわたしに応援クリックお願いします(厚かましい?)。
2010年03月31日
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ブログでお世話になっているサゴーホテルの浜松のネズさん から素敵なものが届きました。お菓子、というのは伺っていましたが、絵葉書やモザイカルチャーのストラップも入っていました緑茶クッキー、とありました。ぼこぼこした形が可愛い特に表示がないのでわかりませんが、たっぷり抹茶が入っているようですよ。でも甘味もあるので夫でも大丈夫。ちょっと固めのクッキーですが、最近柔らかめのものが多い中、却って嬉しいです。柔らかいものばかりじゃダメですよね、山田先生! しっかり噛むことは、ダイエットにもなるようですよ(上記リンクページ参照)。わたしも宿泊したサゴーロイヤルホテルの、浜名湖を一望出来る露天風呂「飛天」は最高ですよ さて、昨日、静岡市に雹が降りました~。自宅にいたのですが、何だか屋根にガンガン物が当たってる気がする…と思って見たら ↑クリックすると大きくなるのでわかり易いかも。↑伊豆高原は雪でしたね。ところでこの本、わたしが読まずに誰が読む…ですよね 図書館で予約したら71番目だったので、たぶん買います…。ちゃっきーちぇんさんが読まれたこれは、何と420番目 いつになったら読めるのか、逆に試してみたい…。因みに去年の10月に予約したこれは漸く「他館確保」です。100番目くらいだったかな。 ついでに、昨日読み終わった本。 最後になりましたが、ネズさん、ありがとうございました。ブログランキングに参加しています。雹って結構大きな音がする…と思われましたら応援クリックお願いします。
2010年03月29日
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粗筋を読んだ段階で「あっ、これはあの夫婦がモデル?」と気づきました。林さんは何かのインタビューで「敢えて名は伏せる」とおっしゃってたのでここでは書きません(○○には入れました…)。ミシュランの☆を獲ることに執念を燃やすシェフとそれを支えた妻。しかしようやく☆を手に入れた時に夫は…。そして妻の運命は「ジャ、ジャ、ジャーーン」(火サス風に。あ、もうないんだっけ) 林さんの文章は、エッセイでは良いけれど、小説だとちょっとねっとりして余り好きではありません。ただそのねっとり感、今回の料理の描写には合ってますね。サスペンスに良くある過去と現在を行き来する方式、この小説ではあまり成功してるとは言えないかな。実在のレストランも数多く登場するこの本、たぶん林さんの実体験でしょうね。タルトタタンの記事を送ってくれたわたしのグルメな友人はカノピアーノで林さんを見掛けたとか。開店間もない時だったそうですよ。さすがです、林さんも友人も。さて、あんなにパリで星に拘った某シェフ、しかし東京ミシュランが発表されて彼の店は☆かたや新星岸田シェフの「カンテサンス」は二年連続の☆☆☆実は両店とも行きました。率直に言って☆の通りだと思います。友人は今年のクリスマスはカンテサンスだそうです。いいなぁ~。予約なかなか取れないのよ。「以前いらしたことは…」と聞かれその時はわたしの名前で予約してあったので伝えると「では前回とは違うものをお出ししますね。」あの、わたし2回行ったことになるんですねてことは次に行ったら2回目に出たものは食べられないんですねで、この日記、カテゴリ、本でいいんでしょうか…。
2008年11月27日
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ガレット(gateau2006)さんの記事にあった平岩理緒さんの「アフター6のスイーツマニア」を早速読みました。都会っていいですよね~。デパート、遅くまでやってるから会社帰りでも美味しいスイーツゆっくり買えます。静岡ではたま~にお祭りか何かの時8時まで延長されるくらいで基本は7時半です。伊勢丹でケーキ買ってそのまま冷蔵ロッカーに預けて映画を観に行き上映終了後ダッシュで戻ってギリギリ間に合った…ってこともありましたともかく来週東京出張の夫に買って来て貰うものをこれから選びます。わたしは大阪からの帰り、JR京都伊勢丹で買うもの探そうっと。 アフター6のスイーツマニア今日のおやつは先日友人にいただいた藤枝の「ブラウンシュガー」のシュークリーム。小さいサイズのものって、いくつ食べればいいか迷うのでほんとは大きいのがいいんだけど…。でもカスタードと生クリームのバランスが良く美味しくいただきました ただ気になるのは…店名の ずっとこのまま?
2008年09月11日
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最初に。一昨日の日記に書いたまるたやさんのスイスロールですが、金額間違えておりました。ふたつ買ったのに一個と勘違いしてて…。すぐに直します。273円でした。まるたやさん、済みませんでした。この金額なら納得です。でもチーズケーキは高いけど。さて、今日紹介する本はUKロックの雄「フランツ・フェルディナンド」のヴォーカル&ギター、アレックス・カプラノスが「ガーディアン」紙に連載していた食に関する紀行をまとめたものです。「グラスゴー出身のロッカーなんて、碌なもん食べてないんじゃない?」とお思いのあなた、半分は当たってます。でもその碌でもない方も筆力の確かさと英国人特有のシニカルな視点で読ませ「あっ、食べてみたい」と思わせます。巻末に店の情報もあるのですが、フェルメールの次くらいに制覇してみたくなっちゃいますレストランで働いていたこともある彼、食に関する知識は相当なものです。英国、愛蘭情報に詳しいうきぽさんにも楽しんでいただけそう。バンド名は単に「響きが良かったから」と「そのことで世界が変わったから」だそうですよ、 Belgische_Pralinesさん! ところでわたくし、ちょうど携帯を変えた時に彼らの「Take me Out」が流行ってまして着メロにしたわけなんですが、それから面倒で変えてないんです。携帯シリーズ第2弾着メロがFFの「Take me Out」の緑色の服を着た女性がいたらそれはわたしかも知れません
2008年09月07日
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映画のエンジェルを見て気になっていたことがあったので原作を読んで見ました。が…そもそもそんなエピソードが原作にはなかったオゾン監督の脚色だったのですね。確かに映画にするには地味な本。途中ちょっと飽きちゃったし。映画化にあたってエンジェルをかなり好意的に描いている、というのは知っていましたが、読んでみたら確かにかなりの嫌な女でした。エンジェルだけではなく、ノラもセオの夫人も、原作の方がより人間的に描かれています。ジェイン・オースティンと比較される…とありますがオースティンとは全然作風が違う気がします。と言ってもオースティン、ちゃんと読んだことないんですけど。こちらも映画での印象なので実際は違うのかも。この本を読んで、「小説を映画化するということ」がどういうことなのか、わかった気がします。
2008年04月09日
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書店では品切れ中だったのでネットで予約して、遂に届きました。ちりとてちん 夫の頼んだ本と一緒に取りに行って、外からは内容がわからないので彼が先に開けてしまって「えっ、あんなに見てたのに本買ったの?」と驚かれました。あんなに見てたから買うんじゃん!読んでるとシーンが浮かんできて、頭の中でその時のイントネーションで読んでます。心は若狭しほりちゃんのテレ朝のドラマが楽しみというわけでまだまだちりとてちん漬け、まだ一回もまともに「瞳」は見ていないのでした…。
2008年04月05日
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Yahooで検索したら「ディエゴ・マラドーナではありませんか?」と指摘されてしまいましたが、正真正銘「ディエゴ・マラーニ」というイタリアの作家です。とにかく変わった本です。最初は言語学のような、「何だか小難しい本だな」と。精神に異常をきたしたからってルーマニア語を習うことによって治す…という設定も相当ユニーク。そのうち急にミステリータッチになり、更にハードボイルド、というか主人公がいつのまにかボニー&クライド風になり(そう思って読み進めていたら実際ボニーとクライド…って出て来ます)そしてラストはなんとも意外な結末…。このラストをどう捉えるかは人に依ると思うけどわたしは「そんなんありぃ?」でした(^_^;)これから読まれる方のために詳細は書けませんが欧米人が鯨や海豚を可愛がる理由がわかる気がしました。(カンガルーは殺しても…)
2008年03月23日
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先日見た「ゼロ時間の謎」の原作を読みました。ミステリーって映画が先か、小説が先か、悩むところですが…。「つねに殺人で始まる従来のミステリーの常識を破り、殺人の企てられる瞬間から殺人の瞬間≪ゼロ時間≫へと遡っていく…」との紹介があるんですが、今ではこれ、そんなに珍しくないですよね。この小説は違いますが、最初に犯人がわかっているものも結構あり…。この時代には珍しかったのでしょうか?1976年の初版のようです。しかも文庫ですからほんとはもっと古いのかも。それにしても古ぼけて、中も汚れた本でした。図書館って、こういうの整理したりしないんでしょうか?映画は細部以外はほぼ忠実に映像化されていたのがわかりました。ただ、ラストシーンだけ、オードリーの運命だけが少し違う。これ、かなり意外でした。
2008年03月07日
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ロンドンに住むエリート一家のある「土曜日」の長い長い一日を描いた作品。イアン・マキューアンって、聞いたことある気がする、と思ってプロフィールを見たら以前買ってそのままになっていたブッカー賞受賞作品「アムステルダム」の作者だったんですね。あれも読まなきゃ(~_~;)一見幸せそうな家族にも裏の部分がある、という当たり前といえば当たり前なことが描かれてるいるわけですが筆致が見事というか、特にスカッシュや手術のシーンには魅せられます。最初の方の第一の不幸に当たる部分、その後いつやって来るのか、とドキドキしながら読み進みましたが最後の最後にやって来ました。詳しくは書けませんが。とにかく考え尽くされたストーリー展開。作者の実力は良くわかりました。でも面白いかっていうと、個人的にはそれほどでも…。
2008年03月05日
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時代が変わればマナーも変わる…ということで「負け犬の遠吠え」の酒井順子さんによる現代に生きる我々のためのマナー集。まだ前半しか読んでないのですがとりあえず気になったところは「メールのマナー」携帯メールで異様に早いレスポンスを常にすると「この人ってよっぽど暇なんだな」と思われるので気をつけろと。わたしは逆に時間掛かると「年だからメール打つの遅いんだ」と思われないかと、なるべく早くしてたんですが(~_~;)と言っても家にいても常に携帯が手元にあるわけじゃないのでそんなに早くは返せませんが。男性は携帯を正に携帯してる人が多いので早いですよね。「謝罪のマナー」の項、不二家の社長さん、会見で仕立ての良い服や高そうなメガネだったために「不二家のケーキじゃなくてジャン・ポール・エヴァンとか食べてるんだろうな」と思わせる…には笑ってしまいました。謝罪の時は地味でお洒落じゃない方がいいですね、確かに。黒いマナー
2008年02月26日
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直木賞作家桜庭一樹さんの2005年の作品。中学二年のふたりの少女が「強くて優しい大人」になろうと繰り広げる壮絶な戦い。小説を超えるような事件ニュースが起こる昨今、逆にこの主人公葵はとってもいい子なのに殺人を犯してしまう。そしてそのことを「自分にはこんなことは向かない」と感じる。ニュースで取り上げれている少年・少女たちも「向いてない」って思ってたんだろうかと、ふと思う…。母親を詰った時にふと鏡に映った自分を見てこんな顔で母親と対峙していたのかと気づく場面、好きです。母も娘も、生きることに必死。娘がしでかしたことを知った母はどうなったのだろう?少女には向かない職業
2008年02月22日
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小池真理子さんについてはほとんど何も知らなくて…。昔外国が舞台の本を読んだことはあるのですが。この本も新潮に連載されていた時、たまに目にして「マディソン郡の橋」とまでは行かないけど中年の男女の愛の物語なんだろうかと勝手に思っていました。何となく図書館に予約して何となく読み始めたら…途中からは先が読みたくて仕方なくなり結構重い本なのに仕事に持って行って休憩時間に読み耽りました。わたしの知らない時代、連合赤軍事件の少しあと、左翼が武装闘争や内ゲバに明け暮れていた時代を舞台にひとりの元闘志(と、本人は思っていたのかどうか)と彼女を助けた(と思っていたのかどうか)青年の話。凄惨なリンチのシーンや脱走した主人公が青年に助けられるまでの読んでるだけで痛くなるような描写はこれまでわたしが思っていた小池さんのイメージとはかなり違うのですが、もともとミステリー系の作家なのですね。二人の結びつきは決して愛や恋ではない、でも夫に嘘をついてまで再び彼に会いに行くようになった彼女その魂の根源にあるものは…。「望みは何?」と訊かれた彼女の答えは…それはここで書いてはいけないのでしょうね。望みは何と訊かれたら
2008年02月17日
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最初はあまり見ていなかったのに途中からやけにハマってしまった「ちりとてちん」去年の12月くらいからは1日2回以上見る日々が続いています。最高で5回見たことあります。この時は「記録に挑戦」的意味合いが強かったのですが何故こんなにハマってしまったのか、いまだに良くわかりません。強いていえば台詞の妙かなぁ。小ネタというか「くすっ」って笑っちゃうような今までの朝の連ドラにはない捻った台詞の数々。主演の貫地谷さんの魅力もあると思います。東京出身とは思えない、「この人ほんとに小浜出身なんじゃ?」と思えるキャラの立ち具合が何とも言えません。去年の比嘉さんは綺麗だったけどそのせいでリアリティがなくて…。いや、別に貫地谷さんが綺麗じゃないという意味ではありません。というわけで、あまり見ていなかった前半の確認の意味で「ちりとてちん 上」を買ってしまいました。「下」はまだ発売されてないようです。でも要らないかも。これだけ見てたら(~_~;)
2008年01月28日
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夜中に胃に痛みを感じて目が覚め、そのまま眠れなくなってしまいました。胃酸が上がって来る感じで、吐きたいけど吐けない辛さ。もともと胃が弱くて、処方箋を服用するたびに吐いていたことも…。最近風邪薬飲んでたせいかな。そんなわけで図書館から借りて来た本を一気に読み耽りました。一冊目はドストエフスキーのユーモア短編集「鰐」。これ、ユーモアなのかな?当時のロシア、ペテルブルグの状況などがわからないと面白くないかも。表題作の「鰐」は比較的入りやすいんですが。不条理具合が舞台向きじゃないかと思いました。もう一冊は三浦しをんの「仏果を得ず」文楽界を舞台にした青春小説…といっても主人公の大夫は30なんですがこの世界ではまだまだひよっこなんでしょうね。わたしもかねがね文楽作品の登場人物には「あり得ない」と思うところがあったのですが、この本には同じように「身代わりの子供の首を差し出すなんて」などと疑問を感じている太夫の葛藤も描かれており、身近に感じました。正月用の本、読んでしまった。また借りて来なきゃ…。仏果を得ず
2007年12月30日
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喫茶店で「クレヨンしんちゃん」の最新刊を読んでたらなんと、まつざか先生の彼、徳郎さん、死んじゃうんですね~~何てこと!ギャグマンガでこれってあり?アクションに連載時代から読んでましたが(もちろん喫茶店で)、テレビで放映されるようになってから別の雑誌に移って(教育上の問題?)それからは毎週は読まなくなっていたんですが…。クレしんっていつからそんなことになってたの?読みながら思わず泣いてしまったじゃないですか(~_~;)しかも死亡の原因ってテロですよ!何もそんな理由でなくてもって思ってしまいました。何故そんな展開にする必要があったんだろう?初期のしんちゃんって、今読むとか~なり感じ悪いです。見た目も今よりワルそう。お母さんたちに評判悪いしんちゃんだけど随分いい子になってるんですよ。あれでも。個人的にはいまのしんちゃんの顔で、テレビ放映前くらいの時期が一番好きでした。
2007年12月26日
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昨晩帰宅したら図書館から「ご予約の本が用意出来ました」との留守電が。「1月13日までに…」って、えっ!そんなんでいいの?と思って調べたら24、25と28~5日まで休館なんですね…。そりゃあ、13日くらいまでにしてくれないと取りに行けないわ。お正月に読もうと思ったらもう、あんまり時間ないじゃんで、本の話題です。長年イタリア旅行を企画、運営しているイン・ヴィアの竹川佳須美さんがその体験を綴った本「イタリア野あそび街あるき」を出版しました。タイトルからして通常のガイドブックや紹介本にはないものを感じてとても惹かれました。内容は予想に違わぬもので、イタリアの深部にまで食い込んだでもコンパクトで読み易い一冊でした。後半は彼女の得意とするアグリツーリズモの話題ですがこれって日本人が想像する農家に泊まって農業体験…とは全然違うもののようです(詳しくは読んでね)シチリアでの旅の参加者が「最も印象に残ったのはパレルモの宿で隣のテーブルの人たちと片言の英語でしゃべったこと」と後日語ったそうですが、旅の醍醐味ってこういうことなんだよなぁ~と思いました。雄大な景色でも、目を見張る美術品でもない、ちょっとした触れ合いが後から懐かしく思い起こされるんですよね。わたしって、最近そんな旅をしていただろうか…。この前の香港で最も印象に残ったことって何?マダム・タッソーでレンブラントの絵の一コマになったこと?空港で漢字だらけのサッカー雑誌を読み耽ったこと?帰国後の蒲田で入った温泉の心地良さ?それはそれで楽しかったけど。とは言っても一般にはこんなコアな旅はなかなか出来ないよ…と思っていたら、そこはさすが旅行社の方、ちゃんと章ごとにモデルプランが書かれているんですよ。6泊8日でも充分可能なんですね。我が夫よ、今度の旅行は竹川さんにお願いしませんか?
2007年12月22日
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難しいというか、訳わかんないトリストラム・シャンディのあとは簡単な本がいいかと、森見登美彦氏の「有頂天家族」を読みました。一日で読めました。トリストラムの時はあと何ページ読めば今日の分が終わる、って感じで読み進めてましたが(^_^;)狸、人間の格好をした狸、天狗、人間、天狗になった人間、蛙になった狸…京の町を魑魅魍魎が跳梁跋扈するファンタジーのようなSFのような不思議な本。ここ2、3年京都にハマっているわたしには「あ、ここも行きたい、あそこも行きたい」と作者の意図とは別な方向で読んでしまいました。今度京都行った時は「あ、ここで狸たちがやり合ったのね」と思いながら散策しそうです(^-^)有頂天家族
2007年11月08日
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ようやく読み終わりましたっ!↑上・中・下の三巻。上を借りて返し、中を借りて返し、そして最後の下巻。慣れたせいもあるのか、下巻はそれまでより早く読めましたが、それでもしんどかった。内容についてはウィキペデイアに詳しく且つ簡潔に書かれております。わたしも「そういうことだったのか…」と思った部分もあり(~_~;)そもそもこの難書に興味を持ったのは↑にも書かれていたシネフィルイマジカで放映されたマイケル・ウィンターボトム監督の「トリストラム・シャンディ」を見てから。好みのスティーブ・クーガン主演だったこともあり放映を楽しみにしていたものです。映画はまだ、原作よりはわかりやすい。それでも「あの話はいつ始まるの?」とイライラしながら見ました。昨晩は夫もいないし、大道芸で映画館は空いているかと予てより見るつもりであった映画を見に出掛けたのですが、チラシのミスプリントなのか、当初の予定と変わったのか、違う映画が上映されていました((+_+))それですごすごと帰り、そういえばさっき面白そうなのやってたなと行きに気になったふたり組のパフォーマンスを見に引き返したらちょうど終わったところでした( 一一)テレビで見たらとっても面白いふたり組でした。せめて写真でも…と思ったら「写真とサインはこちらへ一列にお願いします…」と係の人が。いつからそんなシステムになったんだろう?写真も気軽に撮れなくなったのね。近くの金券屋さんでは脚立の貸し出しもしてました。何でも商売にするのね…。そういうわけで、何だか付いてない一日だったわさ。
2007年11月03日
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