★Latchkey Child★

★Latchkey Child★

ほんとのわたし。


ワタシのココロは冷たい・・・。

冷たいわけはなくて。

ワタシの中にいる、ちいさなちいさなワタシがないているから。

泣いているけど。

泣いているからこそ

ココロは更に冷たさをましていく。

どんどん泣いていて。

自分の悲しみも、苦しみも

全部、そのちいさなちいさなワタシに押し込めた。

ちいさなちいさなワタシは、ココロの中にたくさんたくさんナミダを落とした。

いたいね・・・。

かなしいね・・・・。

そんな苦しみも、悲しみも全部ちいさなちいさなワタシに押し込める。

ちいさなちいさなワタシは悲しい苦しみをたくさん受け止めて。

少しずつ、コエを発さなくなっていく。

そんなワタシを、ワタシはものすごくいとおしくて。

そんなワタシすら守れないワタシがふがいなくて。

不思議とぎゅっと抱きしめたくなるときがある。

冷たいココロを抱きしめられるわけじゃないけれど。

あったかいココロになるわけじゃないけど。

でも、少しだけ。

ちいさなちいさなワタシにおいやってしまう悲しみや苦しみを

取り除いてあげられたら。

ワタシが全部受け止めないといけないものを必死に受け止めているちいさなちいさなワタシを助けてあげたら。


ぎゅっと抱きしめる・・・・。


ワタシのココロが冷たいちいさなちいさなワタシのナミダでうまっていく。

そのうちに、ちいなさちいさなワタシが息ができなくなってしまう。

少し力強く抱きしめた。

だいじょうぶ・・・・。

いなくなるときは・・・・いっしょだから。

あなただけ、おいていかないよ。

ちいなさちいさなワタシは、ちいさなちいさなナミダを目にためて。

ちいさなちいさなちいさなちいさなちいさな声で。

「まだ、だいじょうぶだから」と答えた。

それが・・・ワタシを更にいとおしくさせた。

もう少しだけ・・・・ワタシが強くならないと。

そう想った日。

でも、ほんとのワタシは・・・・・きっと。

ココロの中でなくしかない。

ちいさなちいさなワタシでしかないのかもしれない。

・・・冷たいナミダの中に・・・・ワタシしかいないの。

ちょっと、つめたい・・・・。



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: