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立秋低唱かぞいろの眠りやすらはす奥津城にわが詣で来て御手洗いに洗ふ杉落葉ここだ乱れて父母の奥津城どころわれを泣かしむ今ははや身のかかづらひなき母は父と並びて心安からむ稚児の瀧この山河に落ちたぎりつ音のよろしさ霧のはれ間を谷底よま向かひに来る日涼し此処の峠の夕雲は疾く杉松の茂りがもとの谷暗ししばらくをわが息づきにけりかにかくに足なへの友忘れえずさびしく母と語りあひけり
2003年12月02日
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大阪行回廊にのぼり来て見れば自動車の響もちさし此の高楼はあな可笑し鐵骨ビルデイングの屋上に少一位稲荷の赤き鳥居はもこの境界に人波たゆることやある芝居活動の絵看板の列たどりくれはまた打ち続く葡萄畑だだん畑を陽をさけて歩むかぎりなき葡萄畑につきさえて音頭取る声しとかに透るも十三夜の月のぼりたりこの庭に踊る若者の影も明るき山人の飲用にすと小荷駄馬氷を積みて山坂のぼるこの日頃まろうと多くなりにけり杉木立ゆく都絵日傘
2003年12月01日
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