月うさぎの夢日記

月うさぎの夢日記

TUKIUSAGINOSEKAI



ものすごい高エネルギーに満ちた、物質も時間もない世界に
 突然揺らぎが生じる
“光あれ”一瞬のエネルギーの揺らぎの中に泡のように膨れ上がる物質世界

一番先にできたのは想像を超えた高温の光!!そしてビックバンは始まった
光の空間はものすごい勢いで広がり始め物質を作り始める
すさまじい高温と高圧の中で高次元の世界は現れては消える
物質さえも定まらない中で光は少しずつ冷え始め空間は広がりを増す
そしてこの世界の時間は始まった

空間ができるとエネルギーは物質化し始める
最初にできた原子は1番目の水素から8番目の酸素ぐらいまでだろうと
今考えられている
空間がさらに広がり温度が冷え始めた時、最初にできた個体はなんだろう
すべての物質は結合したがる
原子は分子となり他の原子と結合する
爆発的な空間の広がりと物質の不均一性によって
水素と酸素は水になる
水は集まり最初の形あるものとなった

やがて宇宙空間はさらに広がり絶対0度の世界を目指す
水は最初の個体 ― 氷となり周りの物質を引きよせ始める

そして夜は生まれた
宇宙に水と氷は充ち溢れやがて星を生み出す
そして物質は重さに耐えかねてまたさらに新しい物質をつくりだしていく

人はすべてのものが同じものから生まれたことを
思い出さなければならない
われわれの体を作り上げ、脳を作り出した物質は
すべて同じものから生み出され100億年以上かけて
ゆっくりと結合してきたものであることを思い出そう
この奇跡の美しい星に生まれた生物は
全宇宙の物質が待ち望んだほんの一握りの奇跡なのかもしれない
われわれが失敗して地球という母星を生物の住めない星にしてしまえば
宇宙はまた何億年もかけて生物がすめる星を
作り出さなければいけないかもしれない

光だけでは生きられず、真の闇に飲み込まれれば浮上することは難しい
人もまた心の中に光と闇を持っているからこそ進化できる
心の闇を制御しつつ、より透明な光となることを目指そう



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: