おとうさんと猫

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2004年10月10日

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テーマ：猫のいる生活(139256)

カテゴリ：ねこ

実は、おとうさんにはトラウマがあった。それは「ネコを抱いたらウンチをかけられた。とっても臭かった」というもので、それ以来、ネコはおとうさんの中で「危険な動物」として認識されてしまった。
ネコを飼い始めてわかったことだが、ネコのウンチは普通、硬い。たぶん、おとうさんがその昔に抱いたネコは、お腹を壊していたのだ。
とはいえ、ネコを飼うことを承知してしまったので、おとうさんはネコと暮らすことになった。最初は「面倒はみない」と言っていたが、結局、トイレが汚れていると始末しないと臭いし、「ご飯ちょうだい」と足元にまとわりつかれれば、ネコ缶を開けないわけにもいかない。
そもそも、お父さんがトラウマになったのも「ネコを抱いた」からである。近くにいるのも許せない！というのであれば、そういうトラウマにはならなかったはずだ。
ということで、「ネコ好きではない」という看板は降ろさないものの、おとうさんも時々はネコを抱いたりして、遊んでいる。ネコがおもしろいポーズをして寝てたら、携帯で写真を撮ったりもしている。
――これでは、まったく、ネコ好きの行動とどこが違うのか？　と思わないでもない。

そもそもネコは「だい好き～」といって、愛情ムンムンで接してくる人は、得意ではない。そのためか、意外とネコたちはおとうさんに懐いている。いろんな悪さをして怒られる機会の多いちょこは、警戒しているが、ぶっちゃんやしゃとらんは、おとうさんが台所にやってくると、足にすりすりしたりする。

ぶっちゃんに至っては、わたしが抱くとすぐ逃げたがるのに、おとうさんが抱くと、手をペロペロ舐めて、もぐもぐしてもらいたがる。ぶっちゃんは口角の部分を触ると、必ず「もぐもぐ」するのだ。写真参照