縁あって今年も一泊二日で福島に行くことになりました。
今回は「 向井亜紀とゆく ふくしまの食とふれあいツアー
ふくしま ごちそう発見! 第2弾
向井亜紀さんと一緒に福島の「美味しい」を旅しませんか!」2016/11/8-9
【1日目セミナーでの向井亜紀さん】
報道では、どうしても原発や避難の問題とかは出てきても、現在の福島がどうなってるのか、断片的な知識ばかりで。もう5年? いや、まだ5年?
今回は、食の安全安心というテーマではあったのですが、それに関連して放射線や除染のことにも多く触れた内容で視察・セミナーなどもありました。もちろん、美味しいものもいっぱいでしたが。そちらのほうは、facebookにもアップしたので、こちらでは・・・。
☆放射線について
・放射線は地球上、どこにでもある
まあ、理科ちゃんとやってればわかる問題とは思うのだけど、具体的にどれくらいあるとか、まあ、普段の生活では意識しないかな。
今年7月にオープンした「 福島県環境創造センター
」
ここの交流等「 コミュタン福島
」では、実際に霧箱で空気中の放射線を見たり、
【霧箱でみる放射線】
【放射線測定の実験:予想は、ほぼ正解!】
・今のところの福島の放射線量が世界各地の放射線量と比べてどうなのか? 結果、避難解除された区域では、すでにほかの世界の地域と比べて、大差なくなってる感じ。
―-それは、自然に少なくなったのもあるけれど、除染もがんばってやってきたから―-
もちろん、世界に類を見ない災害だったから、最初は試行錯誤。
でも、これまでの蓄積で見えてきたものもある!
・除染の方法や植物(農産物や畜産物)への影響
震災から後、試行錯誤で除染をはじめ、わかってきたことも。
植物ごとにセシウムの取り込み方も違い、カリウム不足だとかわりにセシウムをとり込んじゃうものについては、カリウムを多く与えたり・・・
除染の方法も、表土除去のほか、天地返ししたり深く耕すと、影響が少なくなることがわかったり。
東北大学の小山良太先生のお話では、空中に浮遊しているセシウムはすでになく、今や放出されたセシウムは何かに付着している状態。土壌にも取り込まれているけれど、日本の粘土質の土壌は、雲母由来でミルフィーユ状になっているので、その中にしっかり入り込んだセシウムは、ちょっとやそっとじゃ分離できない!(から、簡単には体内に入る確率もほぼ無・内部被ばくはしないってことかな) これがヨーロッパの土壌だと、粘土質が違うらしい!
☆放射線検査
コメは全袋全量検査
!
農産物や水産物もこまかーく検査。
【二本松町JAでのコメの全量全袋検査】
―-結果、今、福島県から出荷されている食品からは、規定量以上の放射線は出ていません。
調べてないとこより、安全っていうことかな。
☆福島に行っていいの?
福島って面積が四国と同じくらいなんだって!
だから、行って何をするかは、それぞれなんだけど。
福島の人もがんばってる! 「来て」っと ガイドブック
も出ています。
温泉旅館もあるし、津波で壊れた施設もできてきた! イベントも企画もいろいろ考えてる。 だけど、まだまだ観光は人が戻ってこないし、市場価格も元には戻らない。
もちろん、日本全国難しい問題はどこでも多い。
でも、誤解や知らない&わからないからの敬遠・風評は、とけていかなくちゃ。資本主義だから競争はあるけれど、フェアじゃないとね。
【宿泊地土浦温泉のリアル若旦那たち! フリーペーパー『 若旦那図鑑
』がなんと コミックス化
!】
【こちらが土湯温泉:まんなかあたりにBAR005(リアル若旦那に会えるBAR)があるよ】
宿泊した「 山水荘
」の若旦那もマンガの登場人物に!(今後の大活躍を期待しよう)
見学した 松川浦漁港
も昨年工事中だったのが、荷捌き施設など、やっと完成! でも、水産はまだ試験操業です。
まだ、一年前には足組だけしか見えてなかった海岸堤防も完成してきてたし、松川浦大橋も供用間近!
でも、進んでいるとはいえ、本当にあっという間には変わらないんだなー。それにまだ見えてこないけど、先が見えないところも、いっぱいあるんだろうなー。
今年も ふくしま農家の夢ワイン
をゲットできなかったのは、残念なのだけど、(季節が・・・)いつか、手に入れてみたいなぁ・・・。
なんか、こういうふうに気にして見ていくんだろうなぁというのが、現地に行くか、行かないかの分かれ目なのかも。
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