もそもそ

もそもそ

思い出に残る訓練その1

Y訓練士には悪いのだが、一番思い出に残る訓練はこれ。
チビの訓練の目標は、いつ、どんな時でも呼んだら戻ってくるようにである。ロングリードでの呼びができる様になると、いよいよ、Y訓練士が離して見ましょうと言われた。リードは普通の長さのリードを付け、それを首に巻いて、どきどきの脚側。逃げるかなと思ったけどなんとなくついて来る。次、リードをたらして、遠くから呼ぶ。最初は来ていたが、そのうち、突然、チビが駆け出した。ものすごい勢い。チビが逃げるだろうとY訓練士も私も予想していた。Y訓練士は、チビが逃げたら捕まえて、しかる という訓練をします。と説明していたし。逃がすように、わざと、遠くから呼んだのだった。
チビは崖を駆け上り、あっという間に姿が消えた。がさがさ、枯葉を蹴る音がする、近くの人家に入った。Y訓練士が「いけない」と叫んで走り出す。
私も追うのだが、とてもチビにはかなわない。頭を使って先回りしようとするのだが。。。
Y訓練士もチビも姿が見えなく、音も気配もない。いったいどこへ?
大分たってから、Y訓練士がチビを連れて現れた。
「怒っときましたから」「しかし、聞きしにまさる」とY訓練士。
ほっと安堵。
しかっしどうやって、あの、ものすごいチビを捕まえてくれたんだろう。今もって謎だ。私1人じゃ絶対捕まえられないだろう。リードに飛びついたのかしら?
ほんとうに、よくつかまったものだ。
次回からチビを放すときは、Y訓練士はロングリードを2つ、つないで訓練するようになった。よっぽど大変だったのだろう。
訓練士になるには、足も速く、反射神経も良くなきゃ駄目なんだなぁ




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