ＭＹ ＢＥＳＴ ＣＩＮＥＭＡ ①～⑩
ベスト① １２人の怒れる男（１２ ＡＮＧＲＹ ＭＥＮ）
１９５７年アメリカ映画
製作 ヘンリー フォンダ
製作 原案 脚本 レジナルド ローズ
監督 シドニー ルメット
撮影 ポリス カウフマン
出演 ヘンリー フォンダ、 リー Ｊ コップ
エド ベグリー、 エドワード バインズ etc
モノクロ ９６分
ストーリー
ある蒸し暑いＮＹの法廷。１２人の陪審員が
ある殺人容疑の少年の評決の為に、法廷に集められた。
証拠も多数有り、全員一致で有罪と思われたが、
ひとりだけ（ヘンリー フォンダ）無罪に投票した陪審員がいた。
評決は全員一致が原則の為長い議論が始まった。
アメリカらしい、少数意見の大切さ、
議論をしていく上での民主主義の大切さ、
人道主義の大切さ、などがテーマだったのではないでしょうか。
ルメットのディレクト、
カウフマンのカメラワークがすばらしい。
ルメット得意の法廷もの、彼の作品はほとんど観ています。
ベスト② 真夜中のカーボーイ（ＭＩＤＮＩＧＨＴ ＣＯＷＢＯＹ）
１９６９年アメリカ映画
製作 ジェローム ヘルマン
監督 ジョン シュレジンジャー
原作 ジェームス Ｌ ハーリヒー
脚本 ウォルド サルト
撮影 アダムス ホレンダー
音楽 ジョン バリー
出演 ダスティン ホフマン、ジョン ボイトｅｔｃ
アカデミー賞作品、監督、脚本賞受賞 １１９分
ストーリー
ジョー バック（ジョン ボイド）は
テキサスからカーボーイ姿で一旗上げようとＮＹへやって来た。
男娼婦をめざすがうまくいかない、そんな時出合ったのが
足の悪いラッツオ（ダスティー ホフマン）だった。
いろいろ有り病気のラッツオと夢のフロリダへバスで行くことにした。
途中休憩所でカウボーイ服を脱ぎ捨て、ラッツオにアロハを着せ替えた。
ジョーはフロリダでまともな仕事をみつけるのだと、話し掛けるが
その時すでにラッツオは死んでいた。
疲幣したＮＹを舞台に行き場のないアンチヒロー二人が繰り広げる
青春残酷物語。ジョン バリーのテーマミュージックが哀愁を誘う。
イギリス出身のシュレジンジャーがＮＹを淡々と画き切っている。
卒業で成功したダスティーホフマンがあえて町のチンピラ役を
演じきっている。レインマンの自閉症役など何を演じさせても
いけている。
③フレンチ コネクション(ＴＨＥ ＦＲＥＮＣＨ ＣＯＮＮＥＣＴＩＯＮ）
１９７１年アメリカ映画
製作 フィリップ ダントニ
監督 ウイリアム フリードキン
脚本 アーネスト タイディマン
撮影 オーウエン ロイズマン
出演 ジーン ハックマン、ロイ シャイダー、フェルナンド レイｅｔｃ
アカデミー賞作品、監督、主演男優、脚本、編集賞 １０４分
ストーリー
１９６２年実際に起こった事件をもとに書かれた原作の映画化。
オープニングから引き込まれる、意表を突く展開、
スピーディーで歯切れの良いテンポで観客を魅了していく刑事アクション。
フリードキン独特の乾いたタッチが最高。ハックマン翌年の
ポセイドン アドベンチャーもいけていた。
④スティング(ＴＨＥ ＳＴＩＮＧ）
１９７３年アメリカ映画
製作 トニー ヒルｅｔｃ
監督 ジョージ ロイ ヒル
脚本 デヴィッド Ｓ ウォード
撮影 ロバート サーティーズ
出演 ポール ニューマン、ロバート レッドホード
ロバート ショー、チャールズ ダニング
アカデミー賞作品、監督、脚本、編集、美術監督装置、
編曲、衣装賞 １２９分
ストーリー
詐欺師たちの巧妙なトリック、手際のよさ、波乱万丈な展開、
ラストのどんでん返しが見もの。
⑤タクシードライバー（ＴＡＸＩ ＤＲＩＶＥＲ）
１９７６年アメリカ映画
製作 マイケル フィリップ、ジュリア フィリップ
監督 マーチン スコセッシ
脚本 ポール シュレイダー
撮影 マイケル チャップマン
音楽 バーナード ハーマン
出演 ロバート デニーロ、シビル シェパード
ハーベイ カイテル、ジョディー フォスター
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
ストーリー
ベトナム帰りで海兵隊あがりのトラヴィス（ロバート デニーロ）
は夜のＮＹを流すタクシードライバー。
ある日ポン引きのスポート（ハーヴェイ カイテル）に
追われた少女の売春婦、アイリス（ジョディー フォスター）
がタクシーに逃げ込んできた。しかしあっさりと連れ戻されて
しまいました。
偶然彼女と再会した彼は、足を洗うよう説得したが
取り合ってもらえませんでした。
スポートが経営する売春宿へ彼女を救出に行くのですが・・・・。
ＮＹの影の部分や社会を描いた問題作。
⑥ターミネーター（ＴＨＥ ＴＥＲＭＩＮＡＴＯＲ）
１９８４年 アメリカ映画
製作、脚本 ゲール アン ハード
監督 脚本 ジェームス キャメロン
撮影 アダム グリーンバーグ
出演 アーノルド シュワルツネッガー、リンダ ハミルトン
マイケル ビーン、ポール ウインフィールド
寸評 キャメロンの脚本がすばらしいです。
スピーディーなストーリー展開と、
エキサイティングな特殊視覚効果が最高です。
⑦バック トウ ザ フューチャー
（ＢＡＣＫ ＴＯ ＴＨＥ ＦＵＴＵＲＥ）
１９８５年 アメリカ映画
ユニバーサル作品
制作総指揮 スティーブン スピルバーグ etc
制作 脚本 ボブ ゲール
制作 ニール カートン
監督 脚本 ロバート ゼメキス
撮影 ディーン カンディー
出演 マイケル Ｊ フォックス、クリストファー ロイド
リー トンプソン
寸評 明るく痛快なストーリー
マイケルのスケボー、クリストファーの
味のあるキャラクターが最高。
⑧レインマン（ＲＡＩＮ ＭＡＮ）
１９８８年 アメリカ映画
ユナイテッド アーチスツ作品
制作総指揮 ピーター グーパー、ジョン ピータース
制作 マーク ジョンソン
監督 バリー レビンソン
脚本 ロナルド バース、バリー レビンソン
撮影 ジョン シール
出演 ダスティン ホフマン、トム クルーズ
ヴァレリア ゴリノ、ジェリー モレン
アカデミー賞作品、監督、主演男優、脚本賞
ベルリン国際映画祭金熊賞
寸評 自閉症の兄と中古車ディーラーの弟、性格も
環境もまったく異なる二人が旅する過程で
互いのことをわかりあい、兄弟愛が芽生えて行く。
自閉症役を完璧に演じきったダスティン、
バリーのディレクトが最高です。
⑨ドライビング ミス デイジー
１９８９年アメリカ映画 ザナックプロ製作
制作 リチャード Ｄ ザナック、リリ フィニ ザナック
監督 ブルース ベレスフォード
脚本 アルフレッド ウオーリー
撮影 ピーター ジェームス
出演 ジェシカ ダンディー、モーガン フリーマン
アカデミー賞作品、主演女優、脚本、メイクアップ賞
ベルリン国際映画祭共演賞
寸評 ７２才になるデイジー ワーザン（ジェシカ ダンディー）
は元教師で未亡人で熱心なユダヤ教徒。息子が高齢で車の運転が
危ないということで黒人の運転手（モーガン フリーマン）を
雇うことになりました。しかしデイジーはそんな身内の心配や
年寄り扱いされるのがいやで、初老の黒人運転手が来たときも
不機嫌でした。
しかし時が経つにつれ二人の間にあったわだかまりも
じょじょに消えていきました。人生の晩年を生きる二人の心の
交流を繊細かつドラマチックに描いた名作。
⑩シンドラーのリスト（ＳＣＨＩＮＤＬＥＲ’Ｓ ＬＩＳＴ）
１９９３年アメリカ ユニバーサル作品
制作総指揮 キャスリーン ケネディー
制作、監督 スティーブン スピルバーグ
原作 トーマ キニーリ
脚本 スティブン ザイリアン
撮影 ヤヌス カミンスキー
出演 リーアム ニーソン、ベン キングスレー
ラルフ ファインズ、キャロライン グッドール
アカデミー賞 作品、監督、脚本、撮影、編集、音楽、
美術監督装置賞
寸評 ナチスの虐殺から大勢のユダヤ人を身を粉にして
救ったドイツ人の活躍を、ユダヤ系のスピルバーグ氏
が映画化。モノクロ作品、涙なくしては見れない作品です。
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