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ギリシャの再選挙が迫る中、スペインの問題がクローズアップされ始め、銀行に対するアセットインジェクションが語られ始めました。G7等の緊急電話会議等も行われていますが、抜本的な対応を事前に行おうとは考えられておらず、問題のある国の自主性を見ているところです。日米欧の中央銀行が取る金融政策に関しても、ユーロ圏内の動きを良く見てから行動を起こそうとしている事が良く分かと思われます。何が起きてもおかしくない状況に陥り始めており、先進国だけの問題でもなく新興国の経済維持についても陰りが見え始めており、金利低下の状況をどこまで進めるのか舵取りは難しくなっています。ここにきて長短金利のツイスト介入の事が良く書かれていますが、短期を売り長期を買う、これにより長期金利の上昇を食い止める効果はあるものの、実勢以上に長期金利が低下してしまい、中央銀行のバランスシートを傷めてしまう事が今後の政策に悪影響とならないのか心配されるところです。先日は100円に近付く株式の事を書きましたが、単元株でも見ておく必要があります。しかも企業は今後の金融機関の機能低下を嫌って自己資金を潤沢に保有し始めており、配当で見ればかなり高配当(利回りにして5%)などの企業が多くなっており、こういった面からも株価の居所とともに見逃せない転換点が近いのかじっくりと考えたいところです。
2012.06.10
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ギリシャの選挙は17日にも実施されるようですが、スペインの動向にも注意が必要な状況に変わりはありません。先週末は為替が急激な円高となり、かなり揺さぶられましたが今週も高値に注目する事になりそうです。米国の景気動向も確りしたものにはなり得ず、日本も円高によって今期の企業業績に早くも黄色信号がともったと考えて良いのでしょう。海外の市場動向も新興市場の為替が弱含みとなっていて、資金を振り向けにくい状況にあります。短期的な資金が一気に逃げると1997年の二の舞になりかねないと考えられているからでしょう。さすがに大変な状況にならないとは思いますが、心配ですね。ちなみに日本の株式もバブル崩壊後に見られた100円割れの株式がここにきてきわどいところまで下落している企業が散見されます。いかにも安いと考えられるものを探してパッケージで買っておくのもバブル崩壊時に良く行われた手法ですが、有効的に使えるかもしれません。安直な考えかもしれませんが、シュミレーションでもしてみようかなぁと考えております。
2012.06.03
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