邦画

★★★ 邦 画 ★★★


 ☆ゼブラーマン☆


  監督 : 三池崇史  脚本 : 宮藤官九郎
  出演 : 哀川翔/渡部篤郎/鈴木京香/大杉漣/柄本明



   マイカルの中でも小さめの部屋(『この世の外へ クラブ進駐軍』と同じ部屋)。
   60人ぐらい入ってたかなぁ・・・20代らしき若い人が多かったのに
   あたしの両隣はおばさんだった(^^;

   予告がおもしろそうやったから、前から観たいなぁって思ってた。
   ここ最近の哀川翔って、テレビへの露出がすごかったでしょ。
   この映画への意気込みが伝わってきた。必死やなぁって。
   なによりも監督が三池、脚本がクドカン!おもしろくないワケがないっ!

   だが・・・イマイチだった。正直言って期待はずれ。
   ってか、惜しい!惜しいよっ!!!って感じかな。
   せっかくおもろい話やのに、無駄に時間が長くてテンポ悪いねん。
   後半ダレる。左隣りのおばちゃん、あくび噛み殺してたで。

   前半はおもしろくて、えへえへクスクスと笑えた。
   「思った通りのおバカ映画や~♪」って、うれしくなった。
   小学生の浅野君を「浅野さん」って呼ぶところなんてサイコー(^▽^)
   鈴木京香のゼブラナースにも笑った。
   最後に渡部篤郎に連れて行かれる大オチも好きやわ。

   この映画、60分凝縮版を作れば絶対におもしろいよ。
   途中のダラダラした部分をカットすれば、スピーディーで楽しい映画になったはず。
   60分2本立てにすればよかったんやないの?
   『帰ってきたゼブラーマン』とか(^^;

   あ。忘れてた!水木一郎、最高♪
   それとゼブラーマンのコスチューム、かっこいい(≧∇≦)
   哀川翔が作ったのじゃなく、本物のゼブラーマンになった時のね。
   ソフビフィギュア(税込み 3,990円)欲しい(*^-^*)

   な~んか、もったいないなぁ・・・もっともっと楽しめる内容やのにぃ。

   もうひとつ付け加えるとすれば・・・映画にする必要はないよね。
   ドラマだと楽しめるんじゃないのかね。1時間の。

   <2004.2.18>

   ----------

   この映画を観に行った前日(17日)の夜中に
   毎日放送で 『映画「ゼブラーマン」公開記念QUIZ』 という
   深夜にぴったりのゆる~い番組をやっていた。

   マスク以外のゼブラーマンのコスチュームを身につけた兄貴(哀川翔)が
   下手くそな進行で司会をしているのが、妙におもしろかった。

   クドカン、大杉漣、袴田吉彦、うっちゃん、市川由衣の5人が回答者。
   画面に近いところに出演者達の席があって、みんな座って待っている。
   その奥に1メートルほど高くなった台が組まれており
   上には真ん中に丸いガラステーブルが、それを挟むように赤いソファ(出題者席)と
   黒いイス(回答者席)ひとつがセッティングしてある。
   哀川に呼ばれた人はその席に移動し、問題に答えていく。

   兄貴のマイペースぶりが、めちゃかわいかった。
   映画そのものよりも、この番組のゆるゆるな雰囲気の方がおもしろかったわ(^▽^)

   そうそう・・・兄貴、500人も殺してるらしいよ・・・もち、映画の中でね(^^;

   <2004.2.23>

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 ☆刑務所の中☆

  監督 : 崔洋一  脚本 : 崔洋一/鄭義信
  出演 : 山崎努/香川照之/田口トモロヲ/松重豊/大杉漣



   特に深いストーリーなどなく、ひとりの受刑者を軸にしながら
   刑務所の中を淡々と描いてるだけの内容やのに、おもしろかった。

   山崎努がええねー。穏やかな囚人さん。
   懲罰房での作業やってる時の、彼の心のつぶやきなんて
   「わかるわー。あたしと似てるー」って微笑ましく思いながら見てた。

   普段は垣間見ることが出来ない、刑務所の中での日々の生活。
   非常に興味深く、そういう意味でも楽しめる作品。
   日曜祝祭日は作業が休みとか、思っていた以上に娯楽があるとか、ね。
   テレビCMで甘いものが流れてくると
   みんなが唾を飲み込み、子供のような表情になるのがおかしかった(^▽^)
   塀の中の人達は、年がら年中、甘いものに飢えているのね。

   おもしろいなーと見ながらも、どうも腑に落ちない。
   罪を犯した人が、こんな快適な生活をしててええのん???
   映画鑑賞しながらのアルフォートとコーラ・・・どう考えても贅沢やろ(-_-;)
   アルフォートって個別包装やから、ひとり2~3枚を配るんやと思ってたら
   ひとり一袋(12枚入り?)やでー!!!
   これって、税金やんなぁ・・・税金で犯罪者にこんな贅沢を(`-´メ)

   毎日の食事だって、バランスよく考えられてて、絶対に体にええしね。
   正月3が日の食事も豪勢すぎるんちゃうか?!
   そういえば・・・この映画の上映に合わせて?
   『タモリ倶楽部』で刑務所の食事を紹介してたよね。
   みんな「おいしい」って食べてたことを思い出した。

   仕事はある(作業内容はラク)し、食事は必ず出てくるし
   テレビ見る時間はあるし、野球などの運動も出きるんやもん。
   そらあんだけ居心地よかったら、再犯繰り返す奴も大勢出てくるわ(-_-;)

   WOWOWで録画してたのを見たんやけど
   その後、買い物に行ってついついアルフォートを買ってしまったのでした(^^;
   それから・・・どう考えても醤油掛けご飯は体に悪いからやめましょう。

   <2004.6.28>

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 ☆鮫肌男と桃尻女☆

  監督・脚本 : 石井克人
  出演 : 浅野忠信/小日向しえ/岸部一徳/寺島進/真行寺君枝/鶴見辰吾/我修院達也



   浅野忠信。
   俳優でなければ、目が細く小汚いヤバそうな兄ちゃん。
   だけど映画に出ている彼を見ていると、不思議とかっこいいと思ってしまう。
   雰囲気ハンサムって言えばいいのだろうか。
   観ている側にそういう勘違いをさせてくれる役者って日本には少ない。
   だってさ、「男前=へったくそな俳優」がほとんどでしょ。
   全く使い物にならんもんね。
   だから余計に、大切にされるし重宝がられるんだろうね。
   浅野だけじゃなく、日本の若手俳優って何しゃべってるか聞き取りにくい(-_-;)
   もう少しはっきりわかりやすくセリフを言って欲しいもんだ。

   岸部一徳、最高やね。
   どんな映画・TV・CMでも彼が出てくるだけで
   妙な(いい意味で)空気になるでしょ。
   鶴見辰吾ってこういう役、好きやな。
   心底楽しんでやってますって感じやもんね。
   我修院達也・・・ふふふっ。笑ってまう。ふざけ過ぎ~(^▽^)

   この作品(てか、石井克人って言った方がええかも)は
   内容がどうこうっていうよりも、雰囲気が好きか嫌いかってことやと思う。
   というわけで、あたしは好き。

   <2004.2.22>

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 ☆ピンポン☆

  監督 : 曽利文彦  脚本 : 宮藤官九郎
  出演 : 窪塚洋介/ARATA/中村獅童/竹中直人/夏木マリ/サム・リー/大倉孝二



   映画館で3回観た友人が「おもしろいから一緒に観よう!」と
   レンタルしてきて半強制的に見せられた(^^;

   窪塚のしゃべり方にはサブイボ(鳥肌)出そうになったけど
   他のキャストはよかったと思う。
   特に大倉孝二って、ブサイクやねんけど存在感あってええ感じ。
   竹中直人にはゲップ出る・・・西村雅彦と同じニオイせーへん?
   なんせ、しつこくてくどいねん(-_-;)
   サム・リーは石田純一に見えた。髪型のせいやと思うけどな。
   DVDを持ってきた友人はARATAに惚れたらしく
   この映画に関するいろんなもんを購入したと、後日談で聞いた(^^;

   窪塚の気色悪い芝居に耐える自信がなかったのだが
   おもしろかったおかげで最後まで飽きずに観ることが出来た。
   この映画で一番よかったのは、スーパーカーの歌♪

   <2004.2.22>

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 ☆黒い家☆

  監督 : 森田芳光  脚本 : 大森寿美男
  出演 : 内野聖陽/大竹しのぶ/西村雅彦/田中美里/小林薫/石橋蓮司



   森田芳光さんよ、これはホラーでもサスペンスでもないで。

   最初から最後まで、西村雅彦の大袈裟な芝居に笑った。
   ボソボソと何しゃべってるんかわからんかったけど。
   大竹しのぶも、やっちゃってくれてます(^^;

   断言しよう。
   これは、お笑い映画です。

   (注)でも「お笑い映画」として観ると、全く笑えません(^^;

   <2004.2.17>


 ☆月とキャベツ☆

  監督 : 篠原哲雄  音楽 : 山崎まさよし
  出演 : 山崎まさよし/中村久美/鶴見辰吾/ダンカン/真田麻垂美



   切なくて儚くてキュンッとなる、ラブ・ファンタジー。
   話のオチは想像通りやったけど、最後の歌でポロポロと涙がこぼれた。
   歌の力ってすごいなぁって思ったね。
   山崎まさよしに興味のない人、ファンタジーが苦手な人は観ない方がいい。

   <2004.2.17>

月とキャベツ【KSXD-24015】 =>20%OFF!《発売日:01/03/23》


 ☆青の炎☆

  監督・脚本 : 蜷川幸雄
  出演 : 二宮和也/松浦亜弥/鈴木杏/秋吉久美子/中村梅雀/山本寛斎



   蜷川幸雄かぁ。舞台観たことないから何とも言えないけど
   この作品、脚本があんまりよくない気がする。
   セリフがねぇ・・・ああいう台詞回しって好きじゃないんだな。あたしは。
   原作はいいんだろうけどねぇ。題材としては興味深くておもしろいから。

   嵐の二宮和也、なかなかよろしいんじゃないでしょうか。
   猫背で顔色が良くなくて若さがない。でも、かわいらしい。そんな彼。
   TVを見る度に気になってたけど、お芝居はちゃんと出来るんだね。
   バットで山本寛斎に向っていくシーン、もっと激しく暴れたほうがリアリティあるよね。

   二宮の上半身裸とラストの松浦亜弥の表情って、ファンサービスか?
   二宮のことを「キミ」っていうのが耳障りだった・・・原作でも、そうなの?
   妹役の鈴木杏って、前から思ってたけど顔がデカイ。具(目鼻)もデカイ。
   秋吉久美子ってああいう芝居しか出来ないんだろうか。
   よく何十年も女優やってられるよねー。
   初めて演技してる山本寛斎のほうがマシや。

   アイドル映画としては、テーマが重過ぎる気がするけど
   ファンにとっては、それなりに堪能出来る作品なんじゃなかろうか。

   <2004.2.17>

青の炎 特別版 ◆20%OFF!<DVD> [KABD-571]


 ☆愛を乞うひと☆

  監督 : 平山秀幸  脚本 : 鄭義信
  出演 : 原田美枝子/中井貴一/野波麻帆/小日向文世/國村隼



   98年、レディースデーに神戸の映画館で観た。まわりはおばちゃんばっか。
   化粧品やら香水のニオイが充満していて、気分が悪くなったっけ(-_-;)

   邦画って、これでいいんやと思う。
   ハリウッドに対抗して爆破モノやったりしても、悲しくなるだけ。
   予算が違うねんから、しょぼくて悲しくなるねんもん。
   こういう心にググッと迫ってくる作品を作ればええねん。
   日本映画が得意な分野なんやから。

   虐待のニュースを見聞きするたびに、この映画を思い出す。
   母親の虐待シーンの激しさ、子供の脅えた表情。 

   幼児虐待って、連鎖するって読んだことある。
   幼少期に虐待された人は、その子供にも虐待するようになるって。
   もちろんみんながみんな、そうなるわけではない。
   この作品でも、連鎖はとまっている。

   母親の顔色をみながら生活する毎日。
   どんなに虐げられても、どんなに冷たくされても
   母親の優しいひとことを待つ子供。
   髪を梳かすシーンに涙が溢れた。

   豊子の過去をもっと掘り下げて欲しかった。
   なぜ虐待するような人間になってしまったのか。
   その背景が描かれていないのが残念かなぁ。

   原田美枝子がいいね。
   娘役の野波麻帆もよかった。
   葛藤を乗り越えて年老いた豊子に会いに行くシーン、何とも言えない。
   苦しくて、切なくて、哀れで、寂しくて・・・辛いわ。

   親子の絆って・・・考えさせられた。

   <2004.2.16>


 ☆バトルロワイアル☆

  監督 : 深作欣二  脚本 : 深作健太
  出演 : 藤原竜也/安藤政信/前田亜季/柴咲コウ/栗山千明/山本太郎/ビートたけし



   嫌いやわぁ、こんな映画。
   おもしろさがわからん。
   ハリウッドで作れば、迫力満点でちょっとはおもしろくなるんとちゃうやろか?

   話自体はおもろいと思う。
   だから、機会があれば本は読みたい。
   絶対に自分の頭の中で想像した方が、楽しめるだろう。

   下手くそなんは若いから仕方ないって、諦めるしかないな。
   栗山千明と柴咲コウは光ってた。でも、柴咲は下手やね。
   山本太郎好き・・・いつまで学生服着るんやろ(^^;

   見る価値なし。時間の無駄。

   <2004.2.16>

バトル・ロワイヤル


 ☆ひみつの花園☆

  監督 : 矢口史靖  脚本 : 矢口史靖・鈴木卓爾
  出演 : 西田尚美/利重剛/鶴田忍/角替和枝/加藤貴子



   西田尚美に笑った。笑わされた。
   次から次へと展開していくスピード感がいい。
   呆れながらも、彼女の行動力をうらやましく思ってる自分がいたりして(^^;

   どうしようもなくばかばかしく、パワフルな作品。
   思い切りだらしない格好で、寝転がって観たいね。

   <2004.2.16>

ひみつの花園【TDV-2867D】 =>20%OFF!《発売日:04/07/30》


 ☆ラヂオの時間☆

  監督・脚本 : 三谷幸喜
  出演 : 唐沢寿明 /鈴木京香 /西村雅彦 /戸田恵子/井上順 /細川俊之



   どの角度から観ても三谷幸喜の作品だね。
   キャストはいい人がたくさん出ててよかった。
   まさに三谷ワールド(^▽^)

   おもしろかってんけど、映画じゃなくドラマでよかったんじゃないの?
   2時間ドラマでやってくれた方が、あたしとしては満足度あったかな。
   映画館で観ても「ふーん。まぁ、いいんじゃないっすかー」って感じ。

   <2004.2.16>

ラヂオの時間(DVD)


 ☆キッズ・リターン☆

  監督・脚本 : 北野武
  出演 : 金子賢 /安藤政信 /森本レオ /丘みつ子/石橋凌/寺島進



   たけしの映画では一番好き。
   バイオレンス的なモノって、あんまり好きじゃないから
   他の作品は「あら、まぁ」って思ってしまってね。
   タランティーノみたいなのは、好きやけど。笑えるもん。

   グイグイと作品の中に引き込まれていった。
   なんといっても金子賢と安藤政信がいいよね。
   このふたりのフレッシュさやスレたところが、作品のテーマに合ってた。
   脇もよかったね~。
   特にモロ師岡、なんとも言えない味を出してて好き。

   挫折とか酸っぱい切ない気持ちなど、若い頃をいろいろ思い出した。

   <2004.2.16>

キッズリターン


 ☆スペーストラベラーズ☆

  監督 : 本広克行  
  出演 : 金城武/安藤政信 /池内博之/深津絵里/渡辺謙



   コメディーなんだったら、もっと笑わせろよっ。
   わざとらしく、ダラダラと、安っぽい。
   つまんない。見るんじゃなった。

   <2004.2.16>

スペーストラベラーズ<グッドプライスキャンペーン>(期間限定) ◆20%OFF!<DVD> [ASBY-...


 ☆殺し屋1☆

  監督 : 三池崇史  脚本 : 佐藤佐吉  原作 : 山本英夫(漫画家)
  出演 : 浅野忠信/大森南朋/塚本晋也/國村隼/寺島進/松尾スズキ



   うぎぎぎぎゃーーーーーっ!!!
   いたっ!痛い痛い痛いよぉーーーーっ!!!
   あつっあつっあつっ!熱いっちゅーねんっ!!!

   あの残酷描写には完全にひいてしまった。
   でも、観てる内に麻痺してきて、だんだん平気になってたね(^^;
   っていうか、あそこまでやられると笑うしかないやん。

   キャストええよね。
   塚本晋也の変質者顔って好きやわぁ。
   ああいう役にぴったりやもん。
   才能あるようには見えないっちゅーとこも好感持てるし(^^;

   おもろいっちゃ~おもろいんやけど
   苦手な描写が多くて、ちょっとなぁ。

   <2004.2.12>

殺し屋1<通常パッケージ仕様>


 ☆踊る大走査線2☆

  監督 : 本広克行  脚本 : 君塚良一
  出演 : 織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/水野美紀/ユースケ・サンタマリア/いかりや長介



   「観たい!」と思った作品を、ひとりでゆっくり鑑賞するのが好きだ。
   ハズレだった場合でも、自分が選んだんだから仕方ないなぁって素直に思えるから。

   誰かと行く場合にも、お互いに「観たい」と思うような作品じゃないとね。
   それほどじゃないけど、まぁいっか・・・というような中途半端な気持ちで行った場合、
   いい作品なら得した気分になるが、その逆だったら・・・時間の無駄だった!と嫌な気分になる。
   相手が大満足している場合は「しょうもない作品や」なんてこと言えないっ(相手によるけど)。
   「眠くてしょうがなかった」などと言うが、まぁ、相手にはこれであたしの感想は伝わるでしょ。

   旦那はこのドラマ、そして映画の大ファン。
   あたしははっきり言って興味ない。思い入れもない。
   ドラマはたま~に見たことがあって、それなりにおもしろいなぁって思ってはいたが。
   ユースケ・サンタマリア好きだし。

   今回の作品には、これまた旦那の大好きなナイナイ岡村が出ている。
   必然的に(?)映画館で観ることになってしまった。
   どうせ邦画を観るのなら『座頭市』が観たかったんだよなぁ。
   でも、旦那が観たがってるし「ま、いっか」と思ってしまったんだよねぇ。

   テレビで見る分にはいいけど、1800円出して観る作品ではないよなぁ・・・と思った。
   眠たくて眠たくて、でっかいポップコーンのカップを抱え、ひたすら食べたね。
   「深津絵里が撃たれてシーンとなってるのに、ポップコーン食べる音が響いてた」と
   後から旦那に言われた。うっそ~!静かに食べてたでしょ~。響かないってばー!

   旦那は、すっごく興奮してた。そうとう良かったらしい。
   映画館からヨドバシカメラへ直行して、大走査線のDVD何枚か買ってたもん。

   ある登場人物が、決まったセリフやギャグを言う。
   観客は、誰がいつどのようなタイミングで何を言うのかを知っている。
   「ああ、あの人が出てきた。きっとあのセリフ言うぞ」
   「ほらほら~。あの人、後ろで変な顔してる~」など
   期待通りのことをやってくれると、うれしくてたまらない。
   シリーズものには、吉本新喜劇的な要素があるんだと思う。
   作り手にも、観客にも。

   このドラマに思い入れがあって大好きな人には、たまらなくおもしろい映画なんだろう。

   <2003.11>


★★★ 踊る大走査線 DVD ★★★








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