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2025年12月22日
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カテゴリ: 音楽の話
ロシアの作曲家ラフマニノフの中でも有名な作品だ。

パガニーニとはイタリアの作曲家・バイオリニストである「ニコロ・パガニーニ」のことで、超絶技巧で知られる彼は「その腕と引き換えに悪魔に魂を売った」とも言われるほどだ。なんだか同じように「十字路で悪魔に魂を売り渡して引換えにギターのテクを身につけた」と言われる伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンみたいだが、いつの時代もそういう伝説というのは生まれるものなのかもしれない。

それはさておき、パガニーニの代表作である「​ カプリース第24番 ​」、この曲自体多くの人が一度は耳にしたことがあると思われる有名な曲だが、この曲の旋律をモチーフにして作られたのが、ラフマニノフによる「パガニーニの主題による狂詩曲」だ。ここら辺、著作権などの権利関係はどうなっているのだろう、という単純な疑問も浮かぶが、まあそんなことを考えるのも無粋で、今でいうところの「サンプリング」程度に捉えればいいのかもしれない。

内容としては「主題」とそれに連なる24の「変奏曲」から成っている。24の変奏曲をつぶさに聴いてみるとそれぞれが結構バラエティに富んでいで、原曲の雰囲気をとどめているものからとどめていないものまで実に様々だ。そしてその中の白眉ともいえるのが「​ 第18変奏曲 ​」で、旋律的に一番原曲からは遠いのに世間的には一番有名なのだ。これは映画のBGMによく使われていることもあり、これもおそらく多くの人が耳にしたことがあると思われる。

一番異端なものが一番有名、というのも皮肉なものだが、それだけ人々の心を掴むキャッチ―なメロディーだということに他ならない。実際私もこの曲を知ったきっかけは某映画作品だったから。もっともその時は前述したような曲の成り立ちまでは知らなかったが。

この「第18変奏曲」がだけがなぜ原曲からほど遠いのか、私にも今までよく分からなかったのだが、最近それがようやく分かった。この曲だけ原曲のメロディを上下正反対にしているらしい。つまりパガニーニの原曲のメロディをごく簡単に書くと「ラドシラミ」となるところを上下反対にすると「ソミファソド」となる。それに肉付けをしたのがラフマニノフの彼の曲なのだ。

私が今になってわざわざこのことをブログに書いているかというと、先日この曲を演奏しているテレビ番組でこの仕掛けを知って、いたく感動したからなのだ。





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最終更新日  2025年12月22日 23時04分20秒
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