MURDEROUS PLOT

MURDEROUS PLOT

ラブ★コン3【小堀夢】


呆気に取られた顔つきのトキコちゃんに、駄目押しでもう一度「うん。」と返事をする。
「何何何!??どういう心境の変化?」
『興味津々』といった風な面持ちでそう問いただす彼女にまさか『貴方よりも気が合いそうな友人を見つけたの。』と言う気には到底なれなかったので「ちょっと、ね。」とだけ言って、後は笑って誤魔化した。

私は元々、大学に行くつもりは毛頭無い。
専門学校に行くというつもりでもなく、ただまんじりと日々を過ごしている。
なのに塾に行っていたのは、ただ純粋に勉強が好きだったからだ。
学校だけでやる勉強には、勉強の本当の面白みを知るための要素が不十分だと常々思っているから。ただそれだけの理由だったのだ。

両親にバイトをしたいと伝えると、二人とも快く許してくれた。
二人とも、この大阪に来てから私が塞ぎがちで、友達もトキコ一人しか連れてこないことを思い悩んでいたのだそうだ。
だから、気の置けない友人が出来るチャンスは絶対に逃してはならないと言ってくれた。
…だけど問題があった。バイトと塾の両立についてだ。
私はどちらも上手に両立出来る程器用じゃなかった。どちらか一つしか、選ぶ余地は無かったのだ。
――…まぁ、土曜日に塾を入れて、他の平日は全てバイトとしてもOKだけどね。
そう言うと、二人も「そうだね。それも良いね。」と許してくれる。
結局、私の意志で決めるしかなかった。
とりあえず事前に報告する必要があると思ったので伝えたまでだ。(友達よりも後に伝える形になったことは否めないけれど)


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