MURDEROUS PLOT

MURDEROUS PLOT

人の死を扱う小説について。



※此処から先は、私なりの理論などを書きます。
 ですから、もし不愉快だと思われる方はお引取りください。





人の死を扱う小説が、私は正直苦手です。

それを書いている人が、死を経験しているのなら、話は別です。

死の悲しさ、死の怖さ、それら全てを理解した上で書かれているのなら、私は一向に構いません。寧ろ、そういった経験を通じて書かれる方の文章は、鬼気迫る部分もあり、読んでいてはっとさせられてしまうのです。


ただ。


死を経験したことの無い人が書く文は、苦手なのです。



死は、私が想像していたような簡単なものではありませんでした。


愛する人を失うことが、どれだけ心に辛く圧し掛かるか。



目の前で永遠に目覚めぬ人が、燃やされるなんて。




そうして、燃やされている間に、皆で昼食を取るだなんて。







お葬式は、とてもとても辛かったです。









あんなに、あんなに元気だったのに。














そういった、死を間近で初めて見た私は、もう死が怖くて堪りません。







でも、死を経験していない方はどうでしょう?


彼の有名な小説『一塁手の生還』に出てくる主人公は、死の儚さに憧れを抱いていました。

でも、実際の死は、理想とは違っていたようでした。



死を経験していない人の小説に出てくる『死』は、その人の憧れやイメージが具体化されます。

いくら精巧に作ったつもりであっても、何処かに綻びが見え隠れするのです。


軽々しく交わされる『死』にまつわる話だとか。


私は、死はそんなに軽いものではないと思うし、実際そうです。






だからこそ、私は、死に関する小説を読むのは心苦しいし、そういったカップリング小説やドリーム小説は、少し苦手なのです。




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