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今月10日発行のメルマガに寄稿した文章です。削除された前の私の楽天日記に昨年書いていたことですが今回、再掲します日本コーチ協会福岡支部 http://www.sinikuken.com/~fukuokashibu/「子供のためのコーチング」と、夢探し。私のコーチングの師であり、昨年までこの日本コーチ協会福岡支部長も務めた日本プロコーチ認定評議会マスターコーチの野津浩嗣氏から聞いた話である。野津氏は、企業研修講師や、職場での業務改善、問題解決のコーチング、パーソナルコーチなど超多忙な先達コーチのお一人だが、そんな時間を割いて、「子供のためのコーチング‥‥キッズコーチ」の講座を年一回持っているという。小学校の2年生くらいから6年生までを集め、最初に「将来の夢」という題で絵をかかせる。今の子供達は、男の子は、宇宙飛行士や野球選手、女の子は歌手や、看護師、スチュワーデスなど、夫々が自分のなりたい職業など描き始める。次に、その絵を持たせて、皆の前で「夢」について発表させる。すると、絵を描くことは出来ても、それを言葉にして、自分の口で話すということが出来る子供は、まずいないのだそうだ。そこで、次に、子供同志を「二人一組」にして、それぞれ自分の描いた夢の絵について、お互い同士で話をしてごらん、と指示するという。このように促していくと子供達は、少しずつ話しをし始める。次々に、何組か組み合わせを変えてまわしていく。最初は、話がほとんど出来なかった子供たちが、相手が代わっていくたびに、話がどんどん出来るようになっていく。自分の夢を相手が変わるたびに、何度も話していうちに、話し方も上手になる。夢が自分の言葉になる事で、より具体的で、活き活きとした描写をともなってくるのだ。そして、今度みんなの前で話をしてごらんと言われると、どの子供も自分の夢を自分の言葉で、堂々と語れるようになっているという!野津氏は、「子供たちの顔を見ていると、表情がだんだん明るく、生き生きとしてきます。子供たちに聞くと、みんな、"話すことが楽しくなってきた"と言うのです」と。「夢について語ること」は、まず自身が楽しく、知らないうちに元気になっていくということに気がつくのだ。野津氏いわく、「今の我々、大人たちが毎日夢を持って、日々を送っているかというとそんな日本ではないですよね。まず大人が夢を持ってないのに、いきなり子供たちに『夢は?』と聞いてもそれはなかなかな出てこない。でもそれについて、質問され、皆で話していくうちに確実に誰もが『夢』を語れるようになるのです。」今、定年前の特に団塊の世代に尋ねると、「そういえば夢や、ビジョンについて考えたこともない、急に言われても、思い浮かべるのがなかなか難しい」とおっしゃる方が多い。でも、夢やビジョンについて話をし始めるときっとみんな元気になっていくのは間違ない。子供たちにも「夢は何?」って聞くことが出来る日本に戻したい。昔は"末は博士か大臣、大将か・"などと子供の夢がかたられた時代もあった。そのときの夢がほんとに子供達の夢だったかどうかはさておき、やはり夢のもてる社会は素敵なはずだ。今の日本だって、質問すれば、聞いてみれば、きっと夢を持っているはず‥。いや、"自分の夢に、みんな気づく"のではないか?夢なんてないと言う人も、気が付いてないだけで、本当は皆持っているのだ。もし、夢なんてやっぱりないという人がいたら!?「では、それからまず始めませんか?」「コーチング」は、「夢探し」からスタート出来るのだ。ところで、「あなたの夢って何ですか?」
2004.10.11
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2日目は、CDLの代表、Dr.牛島日出男さんの講座。直接コーチングのスキルに関する内容ではなかったが、むしろ「コーチとしてのあり方」を考える機会になった。牛島さんが、語られたエピソードで面白かった話を二つ。一つは、日産でセールスマンをしていた時、一年間に369台売ったことがあるという。どうやって売っていたかというと、牛島さんによれば、“客と喧嘩して売っていた”という。こんな話だった。昭和30年ころのある日、東通工という会社の客から、車を買いたいといって呼ばれた。熱心に話を聞いてくれる。それから訪問するたびに、資料や他社との比較とか何か宿題があって、次にはそれを持っていく。何回か行くうち、牛島さんはもういい加減イヤになってきた。そこで「いったいあんたは車を買うのか買わないのか。はっきりしろ。私は一生懸命これまで説明してきたが、私をからかっているのか?」と言ったそうだ。すると相手は「オーやっと、本気になって話したなあ。そう君が言うのを待っていたんだ!」といってニコニコして契約書にサインをしてくれた。サインは“MORITA”と‥!もう一つ、新宿のホームレスとの出会い。ある日、新宿駅で、色の黒いホームレスを見かけた.牛島さんは「ホ-最近はホームレスも国際化して外人もいるんだなあ。」と思って寝ていたそのホームレスの顔を覗き込んだのだという。するとホームレスは「オレは見せ物じゃない!」と怒ったそうだ。「オー日本人か。それにしても汚いなあ。風呂に行って来いよ。」と言ってズボンのポケットからお金を取り出すと3000円あったので、それを渡そうとした。「オレは乞食じゃない。ホームレスだ。金は要らない」何回か押し問答になったが、牛島さんも「オレも一度出した金は引っ込められない。あんたに風呂に行けと言ってる金だ」と、やっとお金を握らせた。何日かたって、駅で、後ろから肩をたたかれた。見ると、「おつり!」とお金を差し出した男がいる。よく見ると、色白の誰かわからない。「何だどうした?」と聞くと風呂に行ってきたと言うあのホームレスだった。「お釣りはいいよ。お前さん酒好きか?オレも大好きだ。チョット上で飲むか?」とレストランに連れて行った。話を聞くと、そのホームレス、牛島さんからもらった3000円で銭湯に行ったという。風呂から出てきれいになった自分の顔を鏡で見ていたら、鏡に急に自分の女房の顔が映ったのだそうだ。8年間もまったく音信不通にしていた。いてもたってもたまらず風呂屋の番台で電話をかけた。奥さんはびっくりしたが、たいそう喜んだという。「すぐに帰って来て」といわれ、汽車賃を得ようと働き出したところだという。ところが、ホームレス時代?と違って働くと腹が減る、1日1500円は食べ物にかかる。すると一日1000円残すのがやっとで、まだ帰れないんだという話を聞いたのだそうだ。牛島さんは、今度は背広の財布から3万円を取り出し、「これですぐ故郷に帰れ。ただしこの金はやらんぞ。貸すんだ。」といいながら‥・しばらくたって山形から牛島さんに「さくらんぼ」が届いたそうだ。「僕はさくらんぼ大好き」と微笑んだ。牛島さんが言いたかったことは、”モノを売るということは、その商品を売るのではなく、自分を売るということ。””いかに人は「行動すること」が大事かと言うこと。”だったのだろう。人が行動すると必ず、なにかが起こる。それは、連鎖する。手をこまねいていないで、さあ、良いと思ったことは、どんどん行動に移さなくちゃということのようだった。牛島さん自身、剣道2段・柔道2段・空手2段と合わせて武道6段の偉丈夫。体も大きい方だ。そんな方が穏やかに、どちらかというとボソボソと話される。同伴していらした68歳の奥様は、会場の隅で、71歳の夫の話を、初めて聞く人と同じようにうなずきながら聞いていらっしゃった。その横顔は、穏やかに微笑んでいた。後半の参加型の研修で、面白い気づきがあった。内容は省略するが、そこでの私の得た気づきは、“「情報」は天下の回りもの。自分に必要ないと思ったらどんどん別の人に渡していくべきだ、そうすると必要な人の所で、その「情報」はきっと生きる”というものだ。「WINWIN」の考え方を人は、なかなか取れない。自分が何でも囲ってしまい、独り占めしたいのだ。周りは欲しいと思ってもみんなは何もいえない、いわない、今の社会では。「情報」だけでなく「お金」も同じで、必要な分だけとったら、どんどん周囲に回すべきだと思うのだけど、誰もまだ、私には、お金まわして来ないんだなあ、これが!鹿児島の、musamejiの2日間、ホンのさわりでした。
2004.10.01
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