ハセガ座【紙粘土作品展】~レ・ミゼラブル~

ハセガ座【紙粘土作品展】~レ・ミゼラブル~

ウィーン・コンサートバージョンの千秋楽



すばらしかった~ !!
号泣度10を付けちゃいます!

千秋楽というだけあって、異常な熱気。盛り上がり。

こんなに客席が沸き立っているのは、レ・ミゼラブル2000回目以来だ。(レ・ミゼラブルのときほどお行儀はよろしくない・・・)

もしかすると、大阪で観たオリジナル版よりも良かったかもしれない。
私の見方も、気合の入れ方も、体調も違うせいかもしれないが・・・

セットは上から下がってきたり上がったりする双頭の鷲、ハプスブルク家の紋章だけで十分・・・。

コンサートといっても、セットが省かれているだけで、動きはほとんどオリジナルと変わりない。かなり見ごたえがあった。

始まってすぐに、感極まって鳥肌が立ってしまった・・・

今日は、音楽を聴きつつ、字幕を全て読みつつ、役者も観つつ、演出も観つつ、オペラグラスも使いつつ・・・という全精力を注ぎこむ観劇態勢をとったため、終演後、グッタリだった。

帰りに眠りそうになりながらコーヒーを一杯飲み、やっとの思いで家にたどりついた。

字幕は、重い!
ボリュームがある。和訳では漠然としている詞も、字幕だと具体的で熱くて、特にトートのナンバーには参ってしまう。

字幕のせいでもあるが、マテトートはとっても積極的・情熱的・野生的・暴力的だ。東宝版では感じられなかった「切なさ」も発見した。

「最後のダンス」で、トートは自らを『偉大なる敗北者』と呼び『俺を惨めな奴だと思っているんだろう』みたいに歌っていた。



コンサート・ヴァージョンは今回初めて観たのだが、2幕のハンガリー王戴冠式で、ハンガリー民衆が振る白いハンカチは、今日はどういうわけか日本の国旗であった。

客席には、一緒になって白いハンカチを振る姿・・・

なんと、HASまでも。ドイツ民族主義者たちの腕章、いわゆるナチスのシンボルの卍マークが、日の丸。

日の丸を腕に、ユダヤ人を排斥しているのである。
さすがにこれは笑えない・・・。

期待のカーテンコールは◎

ひととおりカーテンコール(各グループ拍手のみ→音楽付きで各グループ)が行われた後、3度目(?)のカーテンコール、トート役のマテが、デジカメであちこち撮影をしていると、オーケストラが「闇が広がる」を演奏し始めた。

マテは、合わせて歌い始めた。歌っている自分を撮影し始めたので、笑いが起こった。すぐに、だれか別のプリンシパルキャストがトートのパートを歌ったので、また笑いが起こった。

ルドルフのルカスも負けじと自分のパートを歌う。喝采。

そしてトートダンサーら、次々にバトンで歌う。フランツも。女声のハモリも入ったり、複数で歌ったりしてちょっといい感じ。和訳で「我慢できない」の部分でまたルカスに戻って歓声。

そしてなんと『♪今こそ立ち上がるとき 沈む世界を救うのはお前だ・・・』から、日本語 みんなで大合唱
客席も合唱

カーテンコール中に、役者でない関係者も次々乱入。少年ルドルフは、3人に。マヤのお子さん(?)も登場。

今日の少年ルドルフ役だったダニエル・エクホフ君(7歳)は、ステージに投げ込まれてゾフィーおばあちゃんの足元に落ちた花束を拾ってゾフィーに渡すところ、良かった。

最後のカーテンコールで、ひとりの少年ルドルフがルキーニ役のブルーノに肩車をしてもらった。ダニエル君はそれを見てマテにおねだりして肩車をしてもらった。もう一人の子はおねだりをしなかった。すると、プリンシパルの誰かが肩車をしてあげた。そしてすぐに、ルカスがマヤの子(?)を肩車。幕が閉じるギリギリセーフ・・・

と、熱かったハートが、心温まったところで終了。
ステージの照明は消えた。

終了アナウンスが流れても鳴り止まない拍手!
見かねて、マヤ、マテ、ルカス、ブルーノが袖から顔を見せてくれた。どうもありがとう
おつかれさまでした

とっても良かったです。ぜひまた日本に来てください

東宝版と並行して観劇できたらいいだろうな・・・
東宝版とウィーン版、どっちも観たいです

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