3歳後半


二言語育児~日本語とドイツ語


■3歳6ヶ月~

「木にね、アッフェがいてね、それでね、りんごを食べたの。」

などのように、時々日本語の会話にドイツ語の単語が混じるようになりました。

「ふ~ん、木の上にサルがいて、りんごを食べていたんだね~」と返せば

「うん、サルがりんごを食べていたの」と正しく言うことはできます。

(上記はオマとオパに連れて行ってもらった動物園から帰ってきた時の会話)





■3歳7ヶ月~


近所の幼稚園(つまりドイツ語のみの環境)に入園しました。 

そしてこの月、弟が生まれました。


わたしが出産のために入院していた5日間の間に、

彼女の日本語は恐ろしく後退していました。


毎日お見舞いに1時間ほど遊びに来てくれましたが、

彼女の話す日本語がよく理解できずに本当にショックでした。


一日中ドイツ語を使っていて日本語を忘れてしまったようでした。



しかし退院して1週間くらいすると

また日本語もよく話すようになりました。(ホッ)




幼稚園に通うようようになってからのドイツ語習得は目を見張るものがあり、

毎日のように彼女の口から新しい単語が飛び出しました。



幼稚園で言葉に困ることはないようです。

先生によれば日本語がでてくることもないそうで。





しかし今まで私とは日本語でしか会話をしてこなかったため、

私とドイツ語で話すことは「変」だと感じるようで、

幼稚園に迎えにきた私をみると瞬時に日本語に切り替わります。



私が周りの子にも分かるようにドイツ語で言っても、

彼女の返事は必ず日本語。



日本人の母親とは日本語で話すことが自然だと思っているようです。



日本語を話すことを恥ずかしがるようになるのではないかと心配していた私は

この現実を嬉しく思いました。


しかしいつかは周りの目を気にする時が来るのかもしれませんね。




■3歳10ヶ月~

「しりとり遊び」を教えてあげると見事にはまりました。

車の中、散歩中、食事中、寝る前、

いつでも「ママっ しりとりしよう~!!」



私も彼女のボキャブラリーを知ることができるので喜んで相手になっていました。

遊びの中で語彙を増やせていけたらいいですよね。




それからこの時期はUNO(ジュニア用)で遊び始めたり、サイコロを使ったゲームで遊び始めたり、

それまでは本当に“遊んであげている”感じだったのが、

大人も一緒に頭を使ってゲームを楽しめるようになり、

(負け続けると大泣きするのでわざと勝たせてあげたりはします^^;)

そういう遊びでのルールが理解できるようになっていることに心底驚かされました。


サイコロは、私と二人で遊んでいるときは日本語で読み(数え)、

パパと二人で遊んでいるときはドイツ語で読み、

家族で遊んでいる時はほとんどドイツ語で読んでいます。



たとえばサイコロで「6」がでて、コマを日本語でいち、に、さん・・と進めていって混乱し、

また元に戻ってアイン ツヴァイ ドライ フィーア フンフ セクスとやり直すこともしばしば。

ドイツ語のほうが数えやすいようです。

(パパが数字を教えたからでしょう。)




それから、

私が日本語で 「~~~っとパパに言ってきてくれる?」と頼むと、

3歳前半のころは 「Mama hat gesagt,~~~」というように、

ママが“~~~”って言ったよ、と私が言った部分はそのまま日本語だったのが、

3歳後半ではきちんとドイツ語で、しかも正しいニュアンスで伝えられるようになっていました。


この逆もそうです。

パパが言ったことをきちんと日本語にして私に伝えられるようになりました。



外でも通訳してくれるようになると・・・母は助かります(笑)


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: