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また、タイトルがすごいことになってますが、当時の心境を一言で言いあらわすとまさにそんな感じだったのです。
それは新婚旅行から帰ってきて1週間たったぐらいのころだったように記憶しています。
ダンナが体調の不良を訴えはじめたのです。
せきやくしゃみがでるわけじゃないけど、熱があるらしく非常にしんどい・・・といいだしました。
しかも仕事が新婚旅行の最中に結構たまってしまったようで、そうそう休んでもいられない・・・といいながら解熱剤を飲んで会社へいっていました。
もともと元気な人だし、結婚式だの新婚旅行だのとあわただしかったから、疲れもでたのだろう。
ちょっと風邪をひいてしまっただけだろう・・・と私は思っていました。
ダンナもそう思っていたらしいです。
しかし、1週間も熱はさがらず、あいかわらずしんどい・・・といっていました。
さすがに風邪で1週間熱がさがらないのはちょっとおかしい、病院にいってみようと言い出しました。
私もそのほうがいいと賛成しました。
今まで仕事でずっと忙しくしていたのだから、ちゃんと検査してもらうのも悪くないだろう・・・ぐらいに思っていました。
そして、ダンナは病院に向かいました。
私はいつもどおりに会社にいっていました。
するとめったに会社には電話をかけてこないダンナから電話がかかってきたのです。
なんだろう・・・まだ、私はその時そんなに心配はしていなかったのです。
だから、家に帰ったときに話を聞けばいいか・・・とおもっていたのです。
それなのに、会社に電話って・・・よっぽど緊急なことなの?
「どうも心臓のまわりに血液がたまっておできのようになっているようなんだよ。」
?心臓のまわりにおでき?なんなの?しかも血液がたまってるって?
「よくわからないけど、病院でもっときちんと検査をしたいから、あらためてきてくださいっていわれた。できればご家族もご一緒にってことだったよ。」
それでも私は事の重大さがまるでわかっていませんでした。
おできだったらほっといても大丈夫なんじゃないの?でもダンナも初めての病院じゃ心細いだろうし、一緒にいって帰り外でご飯でも食べればいいかしら。
なんか病院に付き添うって妻って感じでいいわね。
ほんとに能天気でした。
でも私はダンナをたよりにしきっていたし、ダンナと一緒ならなにも怖いものはないと思っていたのです。
それだけ頼りになる人でしたし。
しかし、それは急転直下のできごとでした。
病院にダンナにつきそっていったとき、ダンナが検査室にはいっている間に、主治医の先生が私を呼び止めたのです。
「あの、ご主人のご病気なのですが、まだはっきりとはわからないのですが、悪性腫瘍の可能性が疑われるのです。」
????悪性腫瘍???
つまり、ガンってこと?
「しかもできた部位が非常によくないし・・・。
珍しい症例なので進行がどの程度といった予測も難しいのでとにかく検査を急いではやめに入院の手続きをとられたほうが。」
・・・・・正直、真っ白になりました。・・・・・
寒くないのに、体がつめたくなっていく感じで、ふるえてしまうのを我慢できませんでした。
返事もそこそこに、いそいでトイレにかけこんで泣き出しました。
なにそれ?どういうことなの?なんなの?悪性腫瘍って、もしかしてダンナが死んでしまうかもしれないってことなの?
なにがなんだかわからなくなって、一人でしばらく泣き続けました。
しばらくして、すこし落ち着きをとりもどしました。
ここで、私が真っ赤な目をしていたら、ダンナが不安になる・・・。
おちつけ・・・おちつけ・・・。
なんとかもちなおしてダンナを待合室で待ちました。
そして、なにげない風に
「どうだった?おできなんだったって?」と聞いてみました。
「うん。あんまりはっきりわからないから、検査のために入院したほうがいいっていわれたよ。」と答えました。
ダンナには悪性腫瘍の可能性をお医者さんはつたえなかったようです。
「そっか。せっかくだから病院ですこしゆっくりするのもいいんじゃない。ちょっとした療養って感じでいいじゃないの。」とつとめて明るく笑いながら答えました。
「そうはいってもねえ・・・。」と苦笑いをするダンナをみて、私はこの人をどうしても守りたい!と思ったのです。
死神なんかに私の大切な人を渡してなるものか!
本気でそう思っていたのです。
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