サトウキビ畑の唄・・・



第二次大戦下、日本で唯一住民を巻き込んだ沖縄の地上戦の悲惨さ、むごたらしさを伝えた唄で―
森山良子さん始め、世代、ジャンルを超えたたくさんの歌手に歌われ、多くの人に愛されている名曲です。
「ざわわ、ざわわ」と風が通り抜けるたびに、さとうきび畑は、私たちに訴えかけます。
あの戦争を、決して忘れてはならないと……。
事実、今でも、沖縄の美しいさとうきび畑の下には、無数の戦没者の遺骨が埋もれたままになっているのです。


また、この唄は――

沖縄戦で父親を失った、一人の子供の唄でもあります。
戦争が終わった日、生まれたその子はとうとう―
父の顔を見ることも、声を聞くことも、抱かれることも、
そして――
「お父さん」と呼ぶことも出来なかったのです……。


このドラマは、21世紀の今、熟年を迎えたその子が語る家族の物語。

いつも明るくユーモアを忘れない父と、聡明で美しい母、そして、そんな二人に育てられた六人の子供達が――
あの悲惨な戦争の中、どんなに苦しくても、どんなに辛くても、明るく真っ直ぐに生き抜こうとした物語です。



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