チャッカン サラム チップ

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夜を賭けて(日本)



この映画は「新宿梁山泊」の暗くて熱くて逞しいエネルギーを受け継いだ様な作品です。
主演の山本太郎は本当にいい映画俳優。素直にもっともっと活躍してほしいと思います。

窪塚君でヒットした「GO」は現代に生きる「在日」青年の苦悩をえがいているが、
「夜を…」の方は「GO」の主人公のお父さんが若かった頃のお話といった感じ。
彼らの苦悩は今よりももっと「生きる」ということの本質につながっていて、とてもリアルだ。
生きるためには文字通り「何でも」やっていくしかない。
とりあえず毎日を生きていくしかないのだ。
「在日」が生きていくための場所をもがき苦しみながら、力ずくで勝ち取っていく。
それでも、まだ明日は遠いところにある…

「夜を…」の世代を生きた人たちがいるからこそ「GO」の世代があるのだなと感じた。
そう考えると「GO」での苦悩はとても贅沢に思える。

この映画は朝鮮半島の歴史、朝鮮文化を理解していると
もっと楽しめると思います。
今や一番注目される朝鮮半島。こんな歴史も持っているのです。
ぜひ見てほしい作品です。

勝手評価★★★★


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