チャッカン サラム チップ

チャッカン サラム チップ

活動6日目


だから韓国の事を書く。

今日、振り返ってみても、
やっぱり、昨日の韓国はすごかったね。
ボランティアをするにあたって
友人から、W杯前に
「誰かかっこいい選手を見つけて、その選手のチームを応援したら
もっとW杯もボランティアもおもしろくなるんじゃない?」
とナイスなアドバイスをもらって、
さっそく、探しにかかった。
ベッカムもかっこいいけど、みんながファンだし、
ちょっとかっこよすぎな感じも気にくわなかったので、パス。

そんな感じで、第1戦からアン・ジョンファンを地味に応援してた。クールでかっこいいんだもん。
ホント、韓国頑張れっていうより、アン・ジョンファン個人の応援に近い(^^ゞ
昨日もそうだったし。
でも、昨日の試合で、日本にもすっごいファンが増えたよね。
それに、昨日まではマスコミも
共催国として建前上、韓国を応援をしてたけど、
次からは魅力あるチームのひとつとして、
きちんと応援する事になると思うので、それは良かったな。

韓国の勝因のひとつとして、徴兵制をあげている人も多いですが、
まあ、確かにそれもひとつあります。
フィジカルな部分、特に基礎体力の部分では、日本人より鍛えられてると思う。
軍隊の訓練では、個人の能力とは関係なく、
みんなと同じ事をさせられるし、命令は絶対だし。
訓練すると人間は自分の意志に関係なく、反射的に動くそうだ。
(韓国人談)
「頑張る」とかそういうのを超えたところの力が要求される。
そういうのを、一番心も身体も吸収力のあるとき(20歳前後)に
義務としてするのは、いいか悪いかは別にして、
とにかく、軍経験のある韓国人男性とそうでない男性は
身体的にも精神的にも一目瞭然なんです。
簡単に言ってしまうと「おっさんくさく」なる(^^ゞ
そういうのが、影響してるのは間違いないでしょうね。
それから韓国のサッカーの歴史は軍隊の暇つぶし?
訓練の一環?から始まったという事だし。(韓国人談)
韓国人男性で趣味はサッカーていう人、意外に多い…

あと、韓国は「ウリ」という考え方があるって事かな。
日本語にすると「我が」「我ら」「私達」などなんだけど、その範疇はひろい。
自分のまわりで自分に関わるものは「ウリ」でくくられる。
さらに「ウリ」っていう言葉には「情」(韓国人が好きな言葉だ…)が含まれる。
「ウリナラ」というと「我が祖国」という意味になるけど、
日本では、そんな言葉ははっきり言って死語だよね。
でも韓国ではごくごく普通に使う。
だから、今回も選手もサポーターも「ウリ」という感覚の基、
心をひとつにできたって事だと思う。
ゆえに、韓国人はW杯に酔ってるのではなく、「韓国代表」に酔っているのです。

「熱すぎる」韓国人に対して、
うんざりする事も時にはありますが、
こうやって、ひとつになる何らかの求心力が、
存在している国というのはうらやましいとも思ってます。

それに、選手たちもスッゴク仲良さそうだしね。
きっと、先輩は後輩を大事にするし、
後輩は先輩を頼りにするという伝統的韓国らしさが
チームに活きたのではないでしょうか。
日本も仲間をお互いに思いやるとは思うんですが、
個人を大事にしすぎる事があるから…
窮地を一緒に戦うものたちとして、
もっと内面に踏み入った関係になった方が
いいということなのかもしれません。

どういう角度から見ても、やっぱり韓国らしさが
にじみ出たすばらしい試合だったと思います。

また、アン・ジョンファン応援するぞ!
22日15:30光州(クヮンジュ)でキックオフ。
あー、また、ボランティア中だ。
でも、あの喫茶店に行こうっと。



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