夏至も過ぎ、少しずつこれから日が短くなっていくなんて、何だか信じられないですね。異常に暑い(ほんとにいろんな意味で熱い!)夏です。
先ずは、最後の第
9 弾アンダラグリッドプロジェクトが夏至を前にすべて完了の運びとなったことを、感謝とともにご報告させていただきます!挙手いただいたすべてのユニコーンさんたち、本当にどうもありがとうございました。
娘の出産の手伝いでずっとマイアミに行っていて、やっとアリゾナに戻ったところです。マイアミの家に入るやいなや、ゴールデン・リトリーバーのあの可愛かったパピーちゃんがもうパピーじゃない!ひと月の間にずいぶんと大きくなっていてびっくり!私を見た途端に、興奮のあまりオシッコチビッちゃってもう~!でしたが(苦笑)。
マイアミはずっとトロピカルストームのせいで雨が続いていて、アリゾナから来た者には嬉しいしっとり加減。出産予定日を待つ間、何と信じ難い「事件」が起こって、もうびっくり!開いた口が塞がらないというか、目玉は大きく見開き、これは映画のロケシーン?夢かうつつかと? 夜
8 時前、東部時間なのでまだ明るい夕刻にその「事件」が大きなドカーン!!!という轟音とともに、鳴り物入りで起こったのでした! 突然、バリバリ・・・・と裏庭のフェンスをブルドーザーのように突き破って侵入してきた黒い
SUV 車!運転していた黒人の女性は酩酊していてまったく意識なし状態。何と、この彼女、先ず隣の家のフェンスにかなりの速度で突っ込み、隣家の裏庭プールに突っ込むこともなく、バーベキューグリルをなぎ倒すこともなく、信じられない微妙な軌跡をたどって娘の家のフェンスに激突して突き破り、うちのプールにも落ちずに、うちのココ椰子の木にうまい具合にぶつかってやっと停止したんです!車はベリベリと前部が破損し、現場にすぐ到着した数台のパトカーの警察官やら、誰もが即死か?と覗き込んだら、やっと目を覚まして、家に帰りたいと言ったとか!まさに神様のミラクルを見た思いでした。彼女がブラックアウトでなかったなら、つまり自分の意識でハンドルを動かしたなら、絶対にパニックで鉄柱に頭をぶつけていたはず。あとハンドルが
5 度でも傾いていたなら、あらゆる障害物にぶつかり、あるいは隣家の、あるいはうちのプールにドボーンと沈んでいたはず。そしたら引き上げ作業も難航したに違いない。あるいはさらに
3 軒目の家のフェンスを突き破っていたはず。なのに、そのいずれのシナリオも起こらなかった!あのなんともいえない巧妙なハンドルさばきは、彼女に意識がなかったから神さまが取って代わることができたから、としか思えない! 普通なら、庭にいてもおかしくない犬たちも一匹もいなかったし、大きなイグアナもいなかったし、すべてがあり得ない、信じられないシーンだったのでした。
こんな1メートルもあるようなグリーンのイグアナが、よく裏庭をのっそりと歩いているのに・・・
空いたワインのボトルが見つかり、その黒人の彼女は即、留置所に連行された模様。翌朝見てみると、あの狂気の車をストップさせることに役立ったうちの大きなココ椰子の木、幹部分が刮げていて、激突のショックで椰子の実も数個、落ちていて、ついでに隣家の巨大なアボカドの木から落ちたアボカド
2 個も見つかって・・・・でも被害といえば
2 軒分のフェンスの車が激突した部分くらい、それだけでした。現場検証じゃないけど、痕跡をたどれば、まさにこれはミラクル、奇跡以外の何ものでもない!私、偶然とはいえ、そのとき、ちょうど
AA (アルコホリックス・アノニマス)のミーティングの同通の仕事が始まったので、ことの一部始終を見届けることはできなかったのですけど、この彼女はとても神に愛されている人なのでしょう。この一件で目が覚めて、もうお酒を飲まない行き方を求めるきっかけになればと願うばかりです。うちの椰子の木にも感謝し、祈りを捧げました。
マイアミって、アメリカの中でもかなり特殊なところなんですよね。南米諸国からのハブにあたり、米国なのに英語を喋る人もときどきいるっていう感じ、大半はスペイン語です。運転マナーも南米そのもので、ラッシュ時は私も運転したくないです! 平気で割り込み、信号無視は当たり前、車線は「提案」だと思っているフシがあります。警察も少しくらいのスピード違反なんて見て見ぬフリ、それどころかパトカーが「職権発動!」信号待ちの長いラインから堂々と抜け出し、ゆうゆうと突然凄いスピードであたりを蹴散らして行く。そもそも誰も日本みたいに教習所に通って運転免許を取る人はおらず、みんな勝手にそのへんで運転覚えて、ペーパー試験だけなんとか合格してるだけだから、道路交通法とかよく知らない人が多いんです。保険かけていない人も多いしね。それとね、まるでここは南米!と思うのは、信号で止まっていると、マンゴーやライムなどを売りに来る行商人が車から車へ渡り歩くこと。特にリトルハバナとか、キューバ人が多いエリアとか行ったらよく見かけますね。
時間感覚も南米時間で、じゃあ、
6 時に、なんて言っても
6 時に来るのは白人だけ、あとはそれぞれが来たい時間に現れます。うちの芝刈りサービスも然り。たしか
9 時って言ってたよなーと思っていると、平気で
10 時半頃に現れたりします。ジョブはかなりいい加減。ま、そんなもんかと思うしかないです。
娘に付き添って産科通いするなかでも、これって!マイアミ!と思うシーンがいくつかありましたね。たとえば、医者が最初にする質問が、豊胸手術はしてますか?っていうのがある。えー!って思うけど、娘によれば南米女性の 2 人に1人は何らかの豊胸インプラント入れているんだって。すると、出産時にいろんな問題が出てくるらしいです。帝王切開への意見もおおらかというか、楽な無痛分娩大賛成、産みの苦しみなんて不要という女性が多いです。それでなくても医療ミス裁判が怖くてすぐに帝王切開する率が世界一高いと思う米国なのに、そのなかでもここは群を抜いて高いです。だから娘もそれだけは避けたいと願っていたんですがね。 そして出産予定日が来ても、娘は分娩室で患者さんの赤ちゃんを取り上げていたんですよ。そろそろ自分の赤ちゃんも生まれて欲しいなーなんて思いながら、娘のところにたまたまあった毛糸で赤ちゃんとお母さんに、帽子を編んだりして待っていました。
グラムの完璧でビューティフルな天使のような赤ちゃん、玉のような男の子は、カミロ君と名付けられたので、私は小さなカミさまと呼んでいます。こんな激動の時代を選んで生まれてきてくれたなんて! それに新生児のあの匂い、もうたまらないですよねー。まさに「こんにちは、赤ちゃん!」です。(古いか!)娘もすっかり虜になってしまって、寝息をたてているカミさまを起こしてしまうんじゃないかと思うくらい、じっと見つめています。それから母乳を出すのに奮闘し、オドオドしながら初めてのお風呂に入れてみたり、おむつを取り替えるのに義息子も手こずったりしていたけど、少しずつ、少しずつ慣れてきた模様です。私はとにかく、いい母乳が出るようにとさらさら血液のための食事作りに日々、精進させていただきました。
待望の小さなカミさま誕生!
最初、新生児特有の黄疸が出たりして、これはどのくらい続くのか。。。と心配になっていた頃、なんとフェンスを破って突っ込んできたあの事故で、あのお隣さんが、新生児救急ケアの専門家ということがわかり、連絡するとすぐにやってきてくれました。そしていろいろと娘の不安解消のために助けてくれたのでした。このキューバ人女性、「今度はマイワイフにも会って欲しいわ」と。えっとぉー。そう、彼女のワイフは臨床心理
学博士であることがわかりました。彼女たちは合法的に結婚しています。
先日もまた、近所のある白人の若い男性が、かなりやり手の年上のビジネスマンのハズバンドと、これから二人でタイランドに行くんだー、なんて仲良くやっていて、これってここではもうオープンで、特別なことではなくなっているんですね。
そして、もしかしたら突っ込まれたかもしれない 3 軒目の方の お隣さんは、小児科医療専門家であることもわかりました。あの事故があったおかげで、この近隣ひと並びがみな繋がることとなり、ここが医療専門援助職ストリートであることもわかったのでした。何がどう幸いするか、わからないもんですね。
近所を歩けば、鈴なりになったアボカドやマンゴーが熟れていて、うちのココ椰子とトレードできそう。近所から届いた天然に熟した、掛け値なしに美味しい、まるでとろけるようなマンゴー、こんな美味しいマンゴーはかつて食べたことがなかった!
近所の大きなマンゴーがあちこちでたわわに実っている!
新米ママも少しずつカミちゃんのケアに慣れてきた兆し・・・が見られるようになり、私もやっと罪悪感なしにアリゾナに戻ることができたところです。今度はアリゾナにもモンスーンが始まって、雨が降るようになってきました。砂漠もしっとりと、何だかいい感じです。
もうすぐ
7 月
4 日は米国の独立記念日、日本は梅雨明け、そして選挙?いっそう熱い夏になりそうですね。なにかとチャレンジが多いこの時期ですが、何があろうともブレないで、カオスの向こうにある完璧な世界のこと、その具現化を信じ、そのために祈ることを忘れないでください。集合意識が未来を形成します!この季節、どうぞご自愛されてくださいね。では、ナマステ~!
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