part2
生きていて息苦しい気がした。何の変哲の無い生活なのに淀んでいたのがはっきり分かる。何かに縛られているようで何もできない。これは俺だけなのだろうか、今もがんじ絡めで身動きができない、辛い、苦しい、悲しい、そんなものでは言い表せない何かが潜んでいる。葛藤はするが原型が見えてこない。これは俺の戦争だ、他のものには邪魔されない戦争。本当は邪魔してほしい、邪魔して救い出してほしい。でもそんなものは現われない、自分で切り開くしかない、わかってはいるのに期待してしまう。
今日帰りの電車の中でギターを持っている女性2人がいた、羨ましく見えた。自分達の夢に向かっているようで、自分が虚しく見えた。俺もギターやりたいなー、でもなかなか勇気が持てない。自分にはギターが似合わないのではないのという周りの目線を気にしている。気にしたってしょうがないのに、気にしてしまう。悔しいな、一歩踏み出せたらいいのにな。
そしてついに今日、一本の線が切れた。ホントに細い、ぎりぎりまで粘ったが力尽きた。今まで切れなかったのが不思議なくらい。もう戦争は終わった、敗戦宣言だ。負けは負け、言い分けはしない。
完全にパンクしてしまいました。もう取り返しがつかないぐらいに、まいったね、ここまで追い詰められると手も足もでない。最近周りに合わせられない、喋りだすと自己中心的になる、喋らないとストレスが溜まる。もうダメかもしれない。いつも一人、何でこうなったんだろう？ホントは人一倍寂しがりやなのにそれを隠そうとする。隠さないとまた、いなくなるような気がして。この性格には嫌気がさしてきた。もう疲れた。休もう。どこまでも果てしなく続くんだから。少しぐらいアクセルを抜いたってバチは当たらない。
きっと、今のままだとこれから先、同じことの繰り返しだろう。何で普通の生活ができないんだ、スポーツして恋して勉強してが。友達だっていい、俺が自己中心的だから、いてもつまらないから、おもしろい話だってする。努力する。でもそれも必要が無くなったんだ。この世界に俺という名の存在を消せばいいんだよ。俺を消す、俺のことを知っている人間を消すんだ。そうすれば存在が最初から無かったことになり、無になる。これは宇宙から見たらちっぽけに見えるかもしかし私にとっては重要だ。
何か脳が疲れていて集中できない。本を読んでいてもうわの空。さらに、もういいか。すべてのことが悲しいよ、どうしようこの現実。何もかもが嫌になった。目標がなくなった、もう過去は追わなくなったが、何も得ることもなくなった。喪失感に襲われ救いもなく、散っていく。今、自分に残ったものは何もない。ならそれでいいじゃないか、自分のことをすべて抹消できれば本望であるし。悩む必要もなくなった、もう何もないんだから。私は、この世に生まれてきたのは何なんだろう。もともと意味なんてない、偶然なのだから。
全てに疲れた、何もかも。もう頑張る必要がないんじゃないか、夢や希望なんてない。考えることが腹立たしくてしょうがない。だから僕は誰にも自分にも期待しないことにした。そうすれば楽だ。つまらない欲を持つからこういうことになるんだ。無欲で、人生そんなもんだ。己に過度な期待は身を滅ぼすだけだ。もう何も変わらない、変わるが変えない、疲れたから。何故こういうことになったのか、理由は考えない。考えると自分自身がなくないそうだから、違う自分に。怖い、暴力的や鬱になるのは。よって今を期待もせず時間が流れるままに。
普通の生活がしたかった。大学生になりサークル入り、バンドやり、バイトやって彼女を作って…。何だ今の生活、憂鬱で退屈で気だるく、苛立ち、今の自分を罵倒する毎日。何でこんな風になったのかな、これもありなのかな？こんな大学生もいいのかな？よくないだろう、今の自分がそう言っている。高校の頃何を思って生きていた？中学の失敗を考えてきた、でまた失敗、もういいだろう？過去を引きずるのをやめよう。意味がない、無意味だ、人生は決まっている、切り開くのは自分だ。分かっているはずなのに…。
暑い、俺に悪魔が舞い降りてきた。悪魔が私に叫べと言動する、だが耐える、誰の為でない我が為に。他の者を不快にする言動を意味嫌う、自ずと周りが明るくなる気がする。人の愚痴はいいものではない、私も聞いていて不愉快だ、なら他人も不快なはずだ。
苦しい、自分は人が行くから行くという軽薄な行動が嫌でならない。でもその結果が今の自分だ、本当によかったのか？違うんじゃないか？
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