さるのちえ

さるのちえ

2009年08月03日
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カテゴリ: 日本語
先日、ある方から「アホ・バカ」の境はどこかというお話を聞きました。私は大阪生まれ、大阪育ちですから、「アホ」のほうがいい。大阪弁の「アホ」には、どことなく、温かさがある。ところが「バカ」と言われると、もう逃げ場がない。しかし、一般的には「愚か者」という意味で使うことばであるが、地方によって、その使い方が違う。微妙なところがある。
その「アホ」と「バカ」の使い方に境目があるというのです。その人は、名古屋あたりが、境目だと言われる。

あなたの住んでいらっしゃるところでは、「愚か者」のことを何と表現されていますか? これはきっと日本語の研究されている人にとっても、いい課題になると思います。

私が以前、この日記に「大阪弁研究」を書いたとき、「アホ・バカ」にふれて、次のように書いた。

私の好きな大阪弁の一つに「あほ」がある。正確な意味では「知恵の薄い者」「愚かな者」である。阿呆は「あほう」ではなく、「あほ」と短く発音する。よく、「ばか」と「あほ」は、どう違うかが問題になる。両方とも愚鈍には違いないが、大阪でいう「あほ」には、どこか間の抜けた、春の花曇りにも似た、どこか温かさがある。「ばか」と言われると怒るが、「あほ」と言われると、一種の褒め言葉になる。


もっとも東京語で「バカーン」と、亡くなった三亀松の入れ込み都都逸などで鼻にかかった甘えた女声で言うと、「バァーカ」とは違う味がある。


「道歩いてたら、なんや皆、わてを見てにやにや笑うてまんねん。けったいななあと思うて見てみたら、ズボンのチャック開いてましてん」「あほやなあ」と。この場合、「馬鹿だ」「間抜けな奴」ではなく、「あほやなあ」というのは、実に仄々(ほのぼの)として温かいものを感じさせられる。


子供のころ、相手を貶すとき「あほ・ばか・まぬけ・ひょっとこ(または、すっとこ)なんきん・かぼちゃ」と言った覚えがある。


この他、「あほ」には、いろいろな使い方がある。「あほくさ」というのがある。「馬鹿らしい」に当たる。たとえば、「あんさん(あなた)、わてに惚れてなはんのんか」「あほくさ!」と、こうなる。






雑駁な文章ではあるが、再読してみるとあじがある、と自分だけは、そう思っています。






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最終更新日  2009年08月03日 14時38分18秒
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