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2006年04月06日
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テーマ: Jazz(1978)
カテゴリ: JAZZ(Grazie Italia )
ネグリのアルバム ContoS を出したら、やはり、もう一枚の超愛聴盤もかかなくちゃなりません。。。と、誰も言ってませんが気持ち悪くて私が寝られません。(^_^);
クールで渋いフレズの名盤と同じくらいかわいがっているのが、暖かで甘いそして、ちょっとホットなフレズの聴けるアルバムです。
珍しく、、全曲、、冷徹なのやアブストラクトなのや、難解で思索的なのは、、、、一切無~~し。ま、それは極端なくらい全編甘い作品です。

92年録音のAldo Romano Quartetのアルバムです。なんと日本での録音盤です。
来日してたのですねぇ。。このメンバーで。。。(T_T)
Aldo Romano Quartetは、アルバムごとにいろいろなテーマがあって、コンテンポラリーで、美しいメロディが満載なユーロジャズ的洗練を楽しめるのですが、このアルバムは、タイトルそのまま!イタリアンソングを甘く切なくフレズが吹きまくるという、硬派なジャズファンが顔を赤らめそうなアルバムです。
演奏のスタイルも一番「普通」かな。つうことで、熱狂的なフレズファンにも、無視されがちなアルバム。。。結構、中古で安く転がってるのではないでしょうかぁ。。
でも、固定観念に縛られてると「損」をすると思うし、少なくても、フレズとダンドレアのやり取りは、あぇ言えば、こう言う、こうすれば、あぁする、、みたいな息のあった、素晴らしいものだし、何よりフレズのストレートな歌心ってのは、彼の真骨頂の一つですよね~。


そのリリカル一面では、「イタリアンチェット」(たぶん・・)、と呼ばれるフレズには、自国の美しいメロディは、、もう、独壇場です。
惜しげもなく、うっとりとしなだれてしまいそうな甘美なメロディ、フレーズを連発。。。
すべての曲で、ストレートに丁寧にテーマを吹き、エモーショナルにソロをうたいあげ、まるでカンツォーネの歌手のリサイタルを聴くようです。

メロディ重視の中で、絡んで光り輝くのは、やはりダンドレアさま。
ひたすら、朗々と歌い上げるフレズ後ろで、前で、コンピングも、合いの手も軽々とこなし、時に、誘われるように自ら歌います。まるで、唄伴みたいだな~。
キャストリもロマーノもあまり目立たないのですが、雰囲気を大切にした控えめながらセンスの良い演奏です。あぁ、でも給料泥棒かもぉ。

「忘れないで」にはじまって、「恋は終わり泣く」までの10曲、日本人にも聞き覚えのあるイタリアンメロディが並び、終始センチメンタルなムードの中で響き渡るフレズ節を堪能。。(^o^)
先鋭的なコンテンポラリーな感覚、洗練された都会的な感覚、そんなクールなフレズが持つ、、もう一つの一面、哀愁と歌心、そして、母国を大事にする素朴な心を持つ「好青年」を堪能できちゃう一枚でした。
でも、演奏は洗練されてます!!

と、、1人もいいけど、、大事な人とどうぞぉぉ。


1 T'ho voluto bene

3 Munasterio a Santa Chiara
4 Sapore di sale
5 Torna a Surriento
6 O sole mio
7 Anima e core

9 Come Prima
10 Senza Fine

Aldo Romano (Ds)
Franco D'Andrea (P)
Paolo Fresu (Tp)
Furio Di Castri (B)





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最終更新日  2006年04月06日 12時14分57秒
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