FLAMENCOとTAKARAZUKAな日々

私も長年そのとりこです。

モーツァルト！　ロミジュリ　ロックオペラモーツァルト　1789   赤と黒　ドン・ジュアン
エクスカリバー…

全編がほぼ歌でつづられて　ダンスも激しく　舞台機構も派手なので見応え満載ですし
やる方は複雑で膨大な譜面に頭を抱えると知りながら　舞台で流れるそれはとっても耳触りが良く　感情が手に取るように伝わってくるあの感覚は特別なものがあります。

今日も定期的に観ている『ドン・ジュアン』『赤と黒』を観て　何十回目でも飽きることを知らない中毒性を改めて感じていたところです💦

だけど　宝塚に激震が走り　今なお荒れ続けている今観ていると　
いつしかこうして常にハイクオリティを求め続けるようになってしまった私達にも　タカラジェンヌを追い詰めてしまっている原因の一端があるのかなと　ふと思いました。

もちろん　ヨーロッパ発ミュージカルの成功以来　明らかに利益追求に傾きすぎた経営の暴走があったのだろうと推測してますが…　今冷静に思えばの話で
私もブームに乗っかり続けたひとりでしかありませんが。

宝塚って得意不得意はあれど　基本的に住み分けはなく　役を頂けば芝居もダンスも歌も全力投球　
外部舞台のように　他の仕事もこなしながらではない分　独特のひたむきさが魅力で
多少稚拙さがあっても　それを上回る何かに感動を貰ってきました。

こんな激しい舞台を殺人的スケジュールで　笑顔でこなしてきた彼女たちを　『鋼のメンタル』『体力おばけ』の言葉で　小さな不安や心配に蓋をしてきた自分のことを省みると
やはりごめんねという気持ちになります。

今後　公演数やイベントが減って　物足りない気持ちになることがあっても
改革の道半ばと思って　長い目で受け入れたい。

宙組さんの再開で　また色々と騒がれていて胸が痛いですが
私も典型的な昭和から平成初期の価値観で教育されてきた人間だからか　令和に入り　自分の認識が『老害』と捉えられかねないとドキッとすることがあるんですよね　残念ながら…

なので　劇団のやり方に言いたいことは山ほどあるし　かばいようもないけれど
特殊な環境で110年続いてきた宝塚が変わるって　どれほど大変なことか　分かるとは言わないけど想像することはできる。

宝塚ならではの良さを失わずに　時代にあわせて変わることは　どんなに時間がかかっても
できると信じたいです。
悪いのは厳しい指導じゃなくて　様々な悪習であって　それが何なのかは　悲しい事件をきっかけに炙り出されたのだから。

今　いちばん大変なときだけど　耐えて頑張ってほしいと願っています。


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