Wyhappyの部屋

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海外見聞録その8(最終章)


コロンビア川
 May.17

 いよいよ、帰国の時が来た。7時半頃ホテルを出た。山ちゃんの車に乗るのもなんだか久しぶりだった。途中で、景色の良いところがあったが、時間がせまっていることもあり、通り過ぎた。今から思うと少し残念だった。
 Portland空港まで巡回バスに乗る。運転手が何かアナウンスしていた。大人だけでなく子供までが笑っている。あとで、山ちゃんに聴いたらジョークを言っているらしかった。運転手1人の個性でバスの中がこんなに和やかになるんだと思うと、なんだか嬉しくなった。日本ではまず、期待できないが…・。

 Portland空港で時間があったので、雑誌とチョコを買う。出国手続は簡単だった。手荷物用の半券をくれたが、結局チェックはなかった。
9時10分にロスにむけて出発した。途中飛行機の中で見た、景色はすばらしかった。4000m級の山々があるカスケード山脈を南へと向かう。太平洋から300kmも離れているらしいが、尖った形の山や巨大なカンデラ湖などが眼下にみえ、そのスケールの大きさに目を見張った。

 ロスには11時半頃到着した。少し時間があったので、空港の外で煙草を吸う。小銭が残っていたため、空港でロスのマークの入ったライターを見た。値札がなかったのでそばにいた店員らしき人に値段はいくらだと聞くと、1$というから10個買ってレジに並んだ。10$を出すと足りないという。金がないので10$の範囲でくれというと、嫌な顔をして、4個くれた。釣りをくれた時がちょっと変わっていた。品物を置き、セントコインを置いていく。ちょうど10$になった時、買い物が終わっていた。モールで買い物をした時はレジで計算されるため、お釣は一辺に出てきていたから日本と変わらないと思っていたが、このやりかたはいかにもアメリカであった。釣りを計算できない人がいるから、こんな方法を取ってるらしい。

 飛行機には12時40分頃乗った。出発は45分の予定であった。日本の飛行機は必要以上に早く乗客を乗せる傾向があるが、UAは合理的である。もう少しで煙草が吸える、後14時間で日本に着くと思うと嬉しくなるものだ。ところが、なかなか離陸しない。1時半過ぎにアナウンスがあり、地方からの飛行機の到着が遅れているという。

 乗り継ぎの乗客はもうすぐ到着しこの飛行機に乗り込むので、2時には出発できるという。眠くてウトウトしていたので、あまり気にならなかった。2時になり、飛行機は成田目指して走り出した。さすがはロスだ、とにかく広い。なにか町並みを走る感じで、順調に走りはじめた時、不意に倉庫の前で止まった。どうしたのかと思ったが、アナウンスはない。とにかく眠い。気が付いたら4時近かったが、まだ空港にいた。隣の人に聞くと、故障で、ずーっとここにいるらしい。

 煙草を吸いたいなあと思って、スチワーデスに煙草を吸ってもよいか?と尋ねたら、駄目だという。もう、4時間もノースモーキングが続いている。すると後ろの席にいた日本人が英語で怒っている。『待ってる間だけでもドアをあけるとか、方法はあんたの裁量でなんとかなるだろう!』といってるらしい。スチワーデスがそれに対して『もし、ここで煙草を吸えば、今日のフライトはなくなりますが、それでもいいですか?』なんてことを話している。良く見たら、少し年のいった日本人で、彼も煙草を吸えなくてイライラしているようだった。ともかく、4時過ぎになってやっと飛行機は成田に向かい始めた。10分ほどして、ノースモーキングのサインが消えた。4時間半程禁煙していたので、盛りのついた猫のように、スパスパ吸いはじめた。

 窓の外を見ると、ちょうど夕暮れを飛行機が追いかけている感じで、短かかったアメリカの滞在を思い出していた。スチワーデスは50歳を十分超えたアメリカ人女性がチーフで、同じくらいの日本人女性と30くらいのアメリカ人女性が我々の担当だった。25、6才と50過ぎの男性パーサーもいた。
 ロスで煙草を吸えなかった反動があったのか、結局2回も灰皿を取りかえさせた。1回目は『ノープロブレム』などとすましていっていたが、さすがに2回目は一言も言わなかった。多分こんな客は初めてだったんだろう。

 行きと同じように酒は飲み放題であったが、日本酒の旨いのはなかった。デイナーは弁当をたのんだ。行きの時と同様に結構旨かった。8時ごろに消灯となったが、ナッツと酒をズート飲んでいた。しばらくして朝食が出た。行きで失敗しているため、今度はフルーツを注文した。これは正解だった。第一にもたれなかったし、旨かった。

 外はいつでも夕暮れであったが。成田には日本時間の夜8時に到着した。
 ロビーについて、自分の荷物を取ったが、不思議なことに荷物の半券は最後まで、チェックされなかった。どうなってるの?と思った。入国審査は簡単に終わった。『これなら、ヤクでも無修正の雑誌でもなんでも持ってこれるじゃないの?』と思って、山ちゃんに聴いたら、『入国の時イヤーホンを持っていた人が、一人一人チェックしていたんだよ。彼らは経験的に怪しいと思われる人物を密かにチェックしているからね。』という。そういえばそうかなあと思う。

とにかく、長いようであっというまの、楽しいアメリカ初見聞であった。



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