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旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家
監督川島雄三.作品≪雁の寺≫
44歳の若さで急逝した川島雄三監督.
変人、鬼才と言われたどの作品もが異彩を放った人。
聞き覚えのある若い方々だったら、多分
≪幕末太陽伝≫という作品を映画フアンとして知っているはずだ
日本の喜劇映画の最高傑作であろう。
私が一番初めにお目にかかった作品は、
≪しとやかな獣≫である.
公団住宅に住む守銭奴のお話.
喜劇といっても彼の作品はドタバタでもサザエさん的喜劇でもない。シニカルであり間抜けなとこもある極めてフランス的香りの
する監督だと思っている.
しかし、一色には染められないいろんな要素を持つ監督で
あることは、確かである。今また再評価されている.
残念ながら、彼の作品は全作を観ていないので、
一部しか紹介できない。
前述の≪しとやかな獣≫、≪女は2度生まれる≫、≪雁の寺≫
≪貸間あり≫、≪青べか物語り≫≪幕末太陽伝≫位のものか.
ご存知今村昌平は、彼の愛弟子である.だから、川島の技法は、
今村監督に引き継がれてるとも言われている。
そして、≪幕末...。≫では、あの≪キューポラの街≫を監督した(この方も夭逝)浦島桐朗が助監督をした.
戦後 おかれた状況のなかで
これからはこういう生きかたをしなくては
という思いを持つあの当時の日本において、
この映画の主人公左平次の生き方は、
ピタッと合ったのではないか.
だから、≪幕末...。≫は説得力を持ち川島作品の代表作となった.
古典落語から題材をとったこの作品.F.堺、小沢昭一、
左 幸子としっかりした演技者を配置.観かけは喜劇、内容は
シニカル。
そして、石原裕次郎の高杉晋作.今またこの時代代わりの世の中
結構受ける題材ではないかなと思う。
≪鴈の寺≫ーー水上勉の直木賞受賞作の映画化・
ただれきった禅寺の中で修行する若き少年僧の反逆と復讐のお話
若尾文子のモノクロのなかに浮かび上がる妖しいまでの美しさ
と熱演.一番脂の乗り切った時だ。
若尾文子の川島雄三作品と増村保造作品を是非観てください。
松竹文芸映画を(清、静、聖)とするなら、
大映カラーは、(慟、動、獰)である.
なぜいま、増村保造と川島雄三が、若者に人気があるか、
まだ、ご存知ない若い映画フアンの方たち
この両監督の作品を観て両監督の違いと魅力を
味わってその秘密を判断して欲しいと願っています.
川島雄三監督作品
2.≪鴈の寺≫
衣服を脱がずにセクシーな女優はこのひと..若尾文子であろう.
彼女についてはなでしこのページ一覧の
≪千羽鶴≫や、≪傷だらけの山河≫,≪越前竹人形≫で、
又、川島雄三についても、ページの監督川島雄三の項に、
書き述べているので、
ここでは詳しくは述べないが、今日は
彼女が演技に開眼した、
川島雄三監督作品...≪鴈の寺≫を紹介します。
原作は水上 勉の直木賞受賞作品である.
この作品はサスペンスとしても愉しめる。
川島のカメラは上から下からと動く。
特に部屋の中を鴨居の辺りから映すのが目立つ。
棺おけを担いで渡る木橋を下から撮るアングルは効果的である。
また、
穴の底から上を見上げた映し方など独特である。
若尾文子が身を投げ出しての迫真の演技と聞いていたので、
もっときわどいシーンがあるかと思ったが、いやいや
大文芸大作に仕上がっている。
女の情念を肌を出すことなくかもし出し、
細かい仕草はさすがであった.
ストーリー
京都衣笠山の麓の狐蜂庵。
日本画家(先代、中村雁冶郎)が
この寺に住み込んで襖絵を描いている。
雁 の絵 である.
そのなかに母子雁の絵がある.
”可愛いらしいわあーこの母子雁。
母雁が餌をやっているんやなー”
”わしが死んだら,さし詰め,この寺は 雁の寺や、
洛北にまた,名所ができるわ”
愛人(若尾文子)の里子も一緒である。
寺の和尚、慈海(三島雅夫)と画家は旧知の友で仲が良い。
ある日、画家が急に倒れ、今際の際に、”里子を頼む”と言って
息を引き取った。
寺で本妻が葬儀一切を取り仕切り里子は出席しなかったが、
初七日を過ぎて寺にやって来た。
里子の後を頼まれた慈海だから 当然、
これから先の里子の面倒を
みるつもりだし、里子もそういう生きかたしか出来ない女なので
自然とそこに住み付いた。
和尚、慈海は里子との暮らしの為には贅沢を惜しまなかった。
この寺に若狭から引き取った慈念という若い僧がいる.
中学校に通わせてもらっている。
しかし、家中の事は全部任され、修行中だからと言っては、
慈念につらく当たる慈海。そしてすこぶるケチときている。
昼夜構わず、慈海が里子を、締め切った寝間に引き込むのを
恨めしい顔で睨んでいる毎日である。
総本山の集まりがあるが、どの和尚も好色そうで、
金儲けの事しか頭にないようだ。
そういった毎日の中で、若狭にいる時分に世話になり、
この寺に連れて来てくれたた僧がやってくる。
事あるごとに若い僧に色目を使い、迫る里子に辟易していたが、
それでも煩悩はある若い慈念.
ある夜、部屋を抜け出た里子は、慈念の部屋へ忍ぶ。
振りきる慈念もとうとう関係を持たされてしまった。
自分の生い立ちを里子に知られたくない慈念は
僧に昔のこと、若狭での自分のことは口外しないでくれと頼むが
慈念に気がある里子は結局聞き出す。
慈念は捨て子であったが拾ってくれたうちも貧乏で
口減らしのため、この狐蜂庵に連れてこられた。
母の顔も父の顔も知らない.
自堕落なこの寺に嫌気がさしている慈念だが、
ここを出ても行く充てはない.
ある夜、寺の会合で酔って帰った慈海だが、
明くる朝になって、里子がどうして昨夜は帰って来なかったのか?
と慈念に問うが彼は 知りまへん と応える。
確かに、蛇の目をさした和尚が千鳥足で門をくぐったのだが.?
ちょうど折しも檀家の主が息を引き取り、
通夜と葬儀一切をと言ってくるが、
和尚はいないし、とりあえず、寺仲間の和尚に
応援を頼んで、慈念が取り仕切る事に...
その通夜の晩、檀家の家族には大広間に雑魚寝させ、
お経を唱えながら、あたりを見回して、なにやらごそごそと、
慈念は動き回る。祭壇の前には慈念只ひとり.
白い手袋をはめている.
寝つかれない里子は一生懸命に考える。
自分にあれだけ執着のあった和尚が
自分に黙って姿を消すはずはない???
押入れを開けると墨染めの衣と文庫が無い。
慈念は慈海が修行に出たと檀家のひとりに話している。
確かに雲水の支度が一切なくなっているが、里子はそんな話は
聞いていない。
しかし葬儀の忙しさでうやむやに.
檀家の親戚が来て、出棺の前に”一目死に顔を拝みたい”と
申し出るが、もう時間がないと慈念は
急ぎ出棺..
まだ、土葬の時代であるから、
棺を担ぐ人達はよろけ、”こんなおもたい仏さんははじめてや”
といいながら、よたよたと行進する。
大きな穴を覗き込む顔、顔、顔、
棺は上を見上げると泥が、パラッ、パラッと落ちてくる。
仏と死体は同じ棺おけに納まって葬られたようである。
一段落ついて、里子はどうしても合点がいかず、
この先の事を考えると途方にくれる。
慈海がどこに行ったか?再度
慈念に問うが、
慈念の顔をじっと見ているうちに悟った里子は急に
雁の声が、雁の声がとわめきながら、襖絵のところに...
いくと襖絵の雁が鳴いているとわめいて、気が狂ったように
わめくのだった。
そして襖絵に描かれた母子雁の母の部分が切り取られていた。
それは夢でも遭えぬ母、母を知らぬ慈念にとって
母を否定した行為であった。
どうやら、里子が、
慈念が、仏心の為でない、自分自身への戒律を歯を食いしばって
守っていたのに、破ってしまった事へ、
そして仏心などかけらもない和尚への
復讐を実行したのであった.
戦後の京都...観光バスがひしめいている。
”雁の寺”としてどうやら有名になったこの寺には
観光客、修学旅行の学生達が絶えないようである....。
上手くまとめていますね。
歯切れもよい。
水上さんは五番町夕霧楼での弱者.。ここでも若い僧であったが、
この僧は金閣寺を焼き払う事で恨みを燃やした..
.ここでは若い僧は真正面からそれも知恵を使って殺人を
やってのけた.
その後、それが発覚したかどうかもわからない結末で結んでいる。
若い僧にも蛇は棲む。虐げられてやり場のない憎しみ。
決して正義感ではない.
ある科白(セリフ)があった.
”奥さん、あの屋根の上に大きな瓶がありましてね、
とんびがいろんなものを
くわえて運んできて、あのなかにため込んでいるんですよ。
黒い、どろどろした...
ねずみや、蛇やいろんなものが、ぐじゃぐじゃうごめいて....”
”やめて、やめて”と耳をふさぐ里子だったが、
その瓶はこの寺のことを指し、
自分がその瓶を割って清浄にするとでもいうように...
この時すでに復讐は始まっていたのだ.
やはり、水上作品も仏の心とは?
母子の絆が僧であろうと、ただの少年であろうと人生に
影を落とすほど大事なものなのだと...。
そういった 軸が一本通っていて、
どの作品にも共通したものがある。
それがいい形で映画化されていると思う。
んんんやはり、川島雄三映画はフランス映画のエスプリが
漂うんだなあ!!
昼夜を問わず、傍若無人に繰り広げられる
ただれきった愛欲と、それを冷たく見つめるゆがめられた
少年の反逆と、復讐を描く文芸大作である.
制作 大映 昭和37年度
監督 川島雄三
原作 水上 勉
出演 若尾文子.三島雅夫.中村雁治郎.木村 功
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