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旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家
木下恵介1≪女の園≫2.≪永遠の人≫
木下恵介監督作品
1。≪女の園≫
2.≪永遠の人≫
ーーーーーーーーーーーーーーーー
1.≪女の園≫と≪青い山脈≫を比較してみると...
一頃、女子校を指して、”女の園”という言いかたが流行った。
今日は上流家庭の子女の集る全寮制の名門の女子大学を舞台に、
戦前の封建的な教育が根強く生き残っているある女子大を舞台に
度を越えて人権侵害に成りかねない問題を
鋭く抉り出した問題作ーー≪女の園≫木下監督ーーを
取り上げてみます。
あまりのナンセンスな教師陣の言動や、行動に噴出してしまい、
今の若い子たちから見れば、わたしたちの学生時代を
覗いた時にも
ナンセンスだと思うのだろうと笑ってしまった。
このナンセンスという言葉ももはや死語となりにけり..ですが
この表現がぴたりとくるようだ。
わたしも高校時代に寮生活を経験したので、
舎監に反抗したことなど思い出すのです。
今では懐かしい思い出ですが。
この映画には意地の悪い舎監に珍しく高峰三枝子が扮しており、
じわじわと陰湿ないじめをする.
そういえばああいうタイプ゚の教師もいらっしたっけ!
学生には岸 恵子、久我美子、高峰秀子の三大女優が
競演しているのも見物である、高峰秀子はともかく、
岸と久我はまだデビュー間もない頃であるので
なんと初々しいと思ったがいやいやなんと力強い!!
映画のタイトルの後にメッセージ゙がある。
”学生は学校に自由を求め、教師は学校に理想を求める。
しかし何故、この両者が争いを起こすのであろうか?
この学校に尋ねてみよう” と.
映画は京都のある女子大の入学式から始まる。
女性の校長(東山千栄子)をはじめ、
教師は殆どが五つ紋の黒留袖である.
規則は厳しく、まるで軍隊のようである。
上級生の久我は
新入生に学校の内部のことをいろいろと教える.
どういう風に封建的か...を熱く語る。
学問の自由だとか、学校の不条理だかを熱く語る。
高峰は学習についていけず、
トイレの中や階段で勉強をしているところを舎監にたびたび
咎められる。
寮を出て、下宿をしたいと申し出るが、全寮制なので
きつく諭される。
岸恵子はヘアースタイルやつけた頭のリボンンが派手だと
注意されるが、普段はみんなの議論を
黙って傍観しているだけだ。
ある日、敏子と言う女性から久我は”無駄口がおおすぎますわ”
と注意される。
”お金持ちの娘が、学問の自由だの言ったって
単に下級生を煽動しているだけだわ.
卒業してから就職の心配があるわけじゃないし、
口先だけの自由論でしょう.あなたもっと苦しまなきゃだめよ”と.
高峰は相変わらず勉強についていけずに悩んでいる。
久我が学生の集会にも出席していると聞いた舎監は
”うちの学生が赤だと思われては困るんですの”
舎監は逆に久我から彼女の過去の男関係のことを仄めかされ
やり込められてしまう。
男子学生と口を利くことが禁じられているのは
この時代の常識で、この学舎でも当然禁じている。
岸はテニスをしていて男子学生から声をかけられる。
とまあ、この三人それぞれ問題ありのお嬢さんたちである。
ある日、門限に遅れて帰った岸を高峰が危うしというところで
助けるが、舎監のスパイが告げ口をした為にすぐにばれてしまった。
岸は停学となる。
舎監の このとがめかたが小憎たらしい!
学校側は問題児(ちっとも問題児とは思わないが)と
されている娘の親当てに手紙をだして、呼びつける。
しかし親は何故子供の話を聞く前に学校の言い分を完全に信じているのだろう?
岸に身の上を話す高峰。
どうやら結婚話を逃れる為に学校へ入学したらしい。
別に言い交わした相手もいるようだ。
その相手は東大法科のアルバイト学生(田村高広)である。
(懐かしい”産業予備軍”などということばが出てきましたよ。)
やっとの思いで彼に手紙を出した高峰。
返事が無事に彼女のもとに届くかどうか....
いつも悩みをやさしく聞いてくれる岸がいて、高峰は少し
落ち着いたようだ。終始しくしく泣いてばかりいる。
おばのうちに寄った岸は停学になったことを話すと、
おば(浪花千栄子)は学校に掛け合うと言って聞かない。
停学になった岸はのんきにボーイフレンドとデイト。
手も握れないような風潮の中で彼女は彼にキスを許す。
学校への反発で、見せつけてやりたかったという
自己満足だけのことであった...涙は学校へのあてつけであった..今の時代から比べてなんといじらしい事か..。
あの舎監に立ち向かえるのは財閥の娘久我だけのようである。
舎監の秘密を握っているから、ことあるごとに
仄めかす。
舎監は生徒のことは意地悪く、
そして真実を歪めて処理するくせに
自分のことに関しては正当化してしまう.
それが気に入らない久我はここぞとばかりにやっつける。
自分を恐れないこの小娘が舎監は憎たらしくてしょうがないが
手も足も出ない。
学校の生徒には二通りのタイプがあると高峰は恋人に話す。
”一方は一生懸命に学問を身につけて社会へ飛び立とうとする人と、
お嫁入りの条件をよくしようとするタイプ。
みんな口先では文句を言っていても
誰も辞めていく人はいないわ.”
この映画は封建制に反発する木下イデイオロギーが素晴らしい。
そして、男とか女とかで物事を判断せずに人間として
どうあるべきかを考えないのかしら?という高峰の言葉が
木下監督の感性であろう。
高峰は親にも学校にも責められ思いつめている、
好きな人ともしばし東京と京都と離れることになる.
さーて女学生たちは一致団結して反撃に出ます!
きっかけは岸だ。
体罰としてお寺へ行けという.
行きません!子供じゃありません。何をしたって言うんです。
”学校の規則を破ったじゃありませんか”と舎監。
”その規則が気に入らないんです。”
高峰と泣いて抱き合う岸。
久我はここぞとばかりに張り切る。
敏子もやっと久我の言動が気まぐれでなかったことを認め、
みんなは結束する。
木下感性が捉えた民主主義とは何か?という学園紛争の
集団描写が素晴らしい!
一人一人に問い詰めるが、みんな考えは同じだという。
”わたしが坊主の所に行かないといったのが何が悪いんです!”
笑ってしまったセリフだ。
学校は本来楽しい所である筈だ。
苦しむ所ではない。
学校の下した処分は?
生徒の処分に軽重をつけた。
舎監は一人の教師に言う。
”こういう処分はいい加減にすればするほど宜しいんですわ!
生徒がバラバラになりますもの.ーー”怖い教師たちだ。ー
軽くて済んだ高峰の神経衰弱はひどくなる。
自分を責める。
みんなは仲間割れをさせようとしたその思惑にはまりかける。
そして高峰の精神状態はだんだんおかしくなる。
とうとう寮を出て東京へ。
学校は行方不明の高峰を探して大騒ぎだ。
恋人の元へ来た高峰は来たら来たで学校のみんなのことが
気になる。被害妄想は激しくなるばかりだ。
結局、彼女はまた姿を消し、教室で自殺をした.
学校側は身を守るために立場を都合の良い方向に持っていく
いい訳をするだけである。
結局学校側は何も認めちゃあいない.
しかし彼女たちの結束の合唱は空高く響いている....。
青い山脈が作られたのが昭和24年.
開かれた日本の未来を感じる素晴らしいエンデイングであった.
女の園は昭和29年の作品です。
この映画は、閉ざされた学園の実体をそのまま、ありのままを
観客にぶつけた.
この話には開かれた目を持つ教師は一人も登場しなかった。
今の学校がどうなのかわたしは知らないが
こういう映画を裏返して鑑賞すれば、生徒は学校の立場を
学校は生徒の気持ちが少しは見えるかな?
財閥が資本家として変貌し、私設の学校にまでお金が流れ、
教師たちは教育とは程遠いレベルで大手を振っている。
その犠牲になった学生たちの叫びは怒号のように響いた。
青い山脈と比較してみるとその対比が面白い!
表裏一体の捉え方で、今井正も木下恵介も目指すものは
同じであろう.,.。
制作 松竹 1954年度
監督、脚本 木下恵介
出演 高峰三枝子.高峰秀子.岸 恵子.久我美子
東山千栄子.望月優子.浪花千栄子.田村高広
これは必見.必見!シナリオが抜群だ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
2 ≪永遠の人≫
ここまでも人を憎めるものか...。
高峰秀子主演の女性文芸映画第三夜。
さて今夜はどういう展開のものなのでしょうか...。
≪永遠の人≫...とわのひとと読みます。
時は太平洋戦争真っ只中、阿蘇のある村。
貞子は小作人の娘である.
将来を誓った恋人のたかしは出征している。
庄屋の息子は足が不自由で、徴兵を免れている。
性格がひねくれていて、
貞子に本気で惚れている。
たかしの留守中に息子は貞子を手篭めにしてしまう.
貞子は息子の嫁になることが決まった。
悔しくて悔しくて毎晩泣いて暮す。
そんな時たかしが戦争から一時帰ってくる。
たかしは帰った途端に、その話しを聞かされるが、
貞子に会いに行き二人で逃げようと約束する。
明日の夜明け前にと約束するが、
出向く途中に(ボレロのサンドトラックがすごく利いている。)
父親が追ってきて、たかしからの手紙を...。
一晩考えたが、貞子、幸せになってくれと書き残して
戦地へ帰って行った。
泣き崩れる貞子.
貞子は息子の嫁になった.
その時から優しかった貞子は人が変わった様に
表情というものが無くなり、無感動で
毎日淡々と嫁としての義務を果たすだけであった。
寝たきりの姑の世話もたんたんとこなし、
夫にもずけずけとものを言う.
昔の妻のイメージとは違う、表面は淡々と、心は冷ややかに
昔のことにこだわって生きている。
手篭めにした夫を決して許さないと言葉にも態度にも出る。
夫は本来優しい人であるが、
貞子は冷たい。
手篭めにされたときに身ごもって生まれた長男を
好きになれず、ことごとくつらく当たる。
子供もなつかない。
しかし夫はこの長男が可愛くてしょうがない.
たかしも嫁を貰い、嫁はお庄屋の手伝いに来ているが、
この人も気性の激しい人でたかしと貞子の事を知っているので
貞子につらく当たる。
それもこれも夫が原因だと思うとますます、
腹が立ち、夫を憎む。
夫は夫で妻に愛されない悔しさ。
嫉妬に狂う夫。
たかしの妻からたかしのことを聞き出し、
そして妻に愛されない夫と夫の心に貞子がいると思うたかしの妻。
彼女も嫉妬からさだこの夫に取り入る。
負けた筈のたかしと貞子が
今だに慕い合っていると思っている夫は
思わずたかしの嫁に手を出そうとする。
”けだもの”となじる貞子。
たかしも帰ってきて農作に励んでいる。
さだこの次男や長女はたかしの子供達と仲が良い。
夫は気に食わない。
貞子にとっての生きがいは夫を憎むことだけなのか....
貞子の長男(高校生)も淋しい毎日だ。
ある日、長男栄一は弟に時計をやって、出かけていく。
この子は家での憂さを同級生を殴ったり
いじめたりして晴らしているらしい。
喧嘩の原因は夫のことでからかわれるからだと妻貞子は言う。
夫と妻..。一緒になってもボタンの掛け違いを正すことは
できないものか?
”もう少しお前は栄一にやさしく出きんのか?”
”あなたは一度でもあの子に謝ったことはありますか?”
いつも平行線である。
栄一が帰ってこない....
どうやら覚悟の家出らしい。
詰まらないことで意地の張り合いばかりをしていた二人も
さすがに慌てた。
日記には、ボクがどうして生まれたか知りました。
でもお父さんのこと大好きです。
お母さんは可愛そうです
ボクはもういないほうがいいと思います、さようなら...。
口で罵倒をしてはいたがこの時夫ははじめて貞子に手を上げた。
お前には未来永劫憎しみだけだとののしる夫。
憎んでくれた方が私は楽だと...妻。
母は下駄をつっかけ飛び出す。
足の悪い夫も後を追う。
村では緊急を合図する鐘が鳴り響く。(スパニッシュ音楽は
うるさく響く!)
畦道で貞子はたかしにばったりと会い二人は栄一を探しに駆ける。
阿蘇の火口を下る栄一!
噴炎のなかを・・・・
昭和35年。
たかしの息子と貞子の長女が阿蘇を離れ一緒に旅だった。
貞子は28年ぶりに心の中、胸のつかえが降りたと実父に
しみじみと話す。
さだこも夫も年を取り、家もガタがきている。
仏壇の前(栄一の位牌)で妻と夫は向かい合う。
娘が、たかしの息子と村を出ていった、
私の一存で一緒にさせたと...。しらーーっと話す。
お主はそげーな話しを仏壇の前で 俺の嫌がることばして
心が晴れ晴れしとろうが.
ここで二人の恨みつらみは絶頂に達する。
たかしは肺病を患っているが一度三人で話し合わねばならないと。
たかしが貞子たちのところへ出向くその途中、
逃げたたかしの女房が帰って来た所に出くわす。
謝る妻を罵倒するたかし。
土下座するたかしの妻.
興奮して血を吐いて倒れるたかし.
たかしを病院に入れた費用は貞子の父が出した.
そのお金は貞子の父が田畑を売って作った.
その田畑は貞子を嫁にやるのと引き換えに庄屋からもたった
ものであった。
貞子はたかしの家族に幸せになって欲しいと思うのだが.。
たかしの妻は貞子に誤りに帰ってきた。
息子に会いたいとも。
貞子の娘と一緒になったと聞いて、安心するたかしの妻。
許してもらえなかったたかしの妻は
息子を尋ねていくという。
貞子の次男は安保闘争に参加していて逮捕状が出ているという。
お金を持って、逃亡している次男に会いに草千里まで出向く。
親たちが..大人達が詰まらぬ意地の張り合いをしている間に、
子供達は自分たちの人生をしっかりと見つめている...
お母さんがお父さんを許さない限り、
僕はお母さんを許しませんからと言い残して
草千里を後にする次男。
たかしの息子と貞子の娘直子が子供を連れて里帰りしてくる。
死の床にあるたかし...
貞子たかしの家を訪ねる。
たかしは”30年ぶりに豊(たかしの息子)となおこさんの子が生まれて良かった。
悔やまれるのは妻を許すといってやれなかったことです.
妻を一度も可愛がってやったことが無かった.
それとあなたのご主人に申し訳ないことをしたのではないかと”
...虫の息で語る。
そのことばに今まで自分が間違っていたことをやっと貞子は悟り
夫を迎えに家に走る。
夫に手をついて”あなたを憎んだり、なじったりして済みませんでした。許してください.今許してもらわないと
あの人は死にかけとるとです.”あの人はあやまっとるとです.”
”一言許すと行ってあげてください”
”あんたはずーっとたかしのことを忘れんかった.
おれはお前の一生を台無しにしたかもしれん.
が俺の一生を台無しにしたのもあんただ.”
お前がこのうちを出ていかなかったのは、
小作人のみみっちい生活が嫌だったからだ。
その卑しい根性が家に残った理由たい。
”そうかもしれません.小作人の根性がこの家の嫁になって
あなたをいじめることで癒されたのかもしれません。”
あああなんと不幸な会話でしょう.
”たかしの孫など見とうも無いが、、、おぬしがわしを許すなら、
わしも孫を許す。といって貞子の後についてくる夫であった。
初めて夫の手を握る貞子であった。
毎度、木下作品は途中経過が重くて重くて..。
でもラストがやはり感動的です。
二人とも憎んで憎んで、憎むことで生きている証しを
感じる二人。
つらいストーリーですが、目をそむけずにしっかり見て欲しい
作品です。
出発点は間違ってたかもしれないが、
もし貞子がたかしと一緒になっていて
幸せになっていたかどうかはなんの保証も無い.
出発点も大事かもしれないが、その後の生き方で
幸せにも不幸にもなりうるのではないでしょうか。
たかしの人生も幸福とは言えない。その妻も...
子供まで不幸に巻き込んで...
憎むことそのものが不幸であって、愛して行けばそこに
また幸も芽生えるというもの.
自分が幸せになれば相手も幸せを感じる..。
そういう人生でありたいですね。
いろんな教訓とストーリーの面白さ。
出演者の豪華版.
楽しめます。
制作 松竹 1960年度
監督 木下恵介
出演 貞子ー高峰秀子
たかしー佐田啓二
貞子の夫ー仲代達矢
たかしの妻ー乙羽信子
栄一-田村正和
貞子の実父ー加藤嘉
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