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旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家
市川崑監督1.≪おとうと≫2.≪日本橋≫
市川 崑監督作品
1.≪おとうと≫
2.≪日本橋≫
ーーーーーーーーーーーーーーー
1・≪おとうと≫
わたしはひとりっこで時々兄弟姉妹がいたら
どんな感じだったのかなーと常々思っていた。
ただ、親が歳を取ってから、ある意味では
ひとりで良かったと思う時とある意味では
兄弟姉妹がいたら.。と両方の思いがある.
誰が一緒に住むとか住まないとかもめることなく、
当然自分が看るものと思っていたせいである.
なんでも相談できる兄貴と可愛がってみたいお.と.う.と.
がいたとしたらなあーー.
映画 ≪おとうと≫
製作 大映 S.35年度
監督 市川 昆
原作 幸田 文
出演 岸 恵子/川口 浩/森 雅之/田中絹代
岸田今日子
幸田 文原作の同名小説の映画化
小説も当時ベストセラーになった.
我が家の本棚にも発売当時並んでいたのをおぼえているが、
読んだのは高校生になってからだ.
それからというもの一時、おとうと しかもこの映画に出てくる”一郎”
が おとうと として欲しかったものだ。
父は物書き、母は、リューマチという持病を持ち、
神(キリスト教)だけを信じ、夫や、なさぬ仲の娘や、息子のことを理解し様とせず、言い訳と嫌味だけを言う継母という
複雑な家庭に身を置く、姉と弟の美しい(姉弟愛)を描く。
母の愛が欲しい年頃の一郎に取って、自分にも無関心で、姉には
嫌味と小言しか言わない母の存在、父はそんなことに背を向け
一切を姉げんに任せきりという環境は一郎を無軌道に走らせる。
お金に不自由なわけではないから、一郎はビリヤード、ボート、
ウマに乗るなど次ぎから次ぎへと問題を起こし、げんの手を
煩わし、気を引こうとする。
顔を合わせれば喧嘩ばかりする二人だが姉は弟を一番理解し
庇い、弟も姉を陰に日なたになり危険から護る.
そのやんちゃな弟とカラッとした姉の関係を淡々と
小気味良く美しく映し、まだ日本の家庭がそこに
残っていた時代を忠実に捉え 感動的に描ききった.
そして 岸恵子と川口浩の代表作となった.
げんは日ごろ家事一切を取り仕切り、弟の面倒をみているため
男に対する免疫がない.
男につけまわされたり、軟弱な男から恋文を受け取ったそんな時、どこからともなくおとうとが現れて、姉を助ける。
姉は姉で、警察のご厄介になったときはおとうとを心配し
慰める。
二人は父や母に不満をぶつけるわけでもなく、そのイライラを
お互いにぶつけ合いなじりあう
分かりすぎるほど分かる二人だからいじらしい.
黙々と家庭を切り盛りしても不満をいう母の存在を
達観している姉はそれ程悩んでいる風でもないが、おとうとは
まだ大人になり切っていない。
姉に欠けているところをおとうとが、おとうとに欠けている
ところを姉が補っている.
そんなとき、おとうとに末期の結核の症状が...。
サナトリウムに入るおとうとは強がっていても、まだ子供。
死の恐怖が彼を襲う.
死期が迫ったことを感じているおとうとは
姉のこの先が心配でしょうがない、
姉に高島田を結ってくるよう頼む。最期に目に焼き付けるため。
その晩 もういけないと悟ったおとうとは姉に頼む...
夜中になにかあったら起きてくれとベッドの下に布団を敷いた
姉の手と自分の手を紐で結わえてっくれと.
がその夜疲れてぐっすり眠った姉は引っ張るひもに気付かず
おとうとは虫の息である.
翌朝、見舞いに初めてきた母親とやっと親子になれる
会話をしたあと一郎は息を引き取る
というストーリーである.
風俗考証や優れた美術感覚、宮川一夫のセピア色のカメラが、ストーリーの重要な背景ー
大正末期という時代をみごとに映し出している.
岸恵子はフランスの監督イヴ シャンピと結婚して
フランスに在住していたが、市川昆監督のたっての要望で
この映画の出演に応じた。
あのどちらかというとバタ臭い彼女が、日本人の感性を
あれだけ、魅力的に演じるというのは、やはり、どこに
住んでいても、その本質といったものは変わらないと言うことを
感じましたね.
あの役を他の女優で想像してみたが浮かびません。
やはり、何度観ても泣かされる映画の一本でしょう.
あのお下げ髪に銘仙の着物、家にいるときは、すこぎの帯を
結びちょっと出かける時は貝の口に結ぶ.
あのバタ臭い顔 姿 にとてもすてきに映るんですよね.
大正ロマンの香るレトロなお着物がとっても彼女に映ります。
この家庭の設定に個人的意見ですが、父親は多分
幸田露伴をモデルにげんは幸田文自身の性格を感じます。
利口で 控えめな所はちゃんと心得、言うべきことは男以上に
はっきりと小気味良いくらい言う。
やさしさも形こそ違え 感じられるし
おとうとにとっては理想の姉でしょう.
幸田文が嫁ぎ先から小石川の露伴の家に出戻って来てから、
露伴に子供のころ以上にシゴカレ躾られて行きますよね.
その様がちゃんとげんに現れているんです。
病気で死ぬのは嫌だけど
あんな”おとうと”と青春を一緒に謳歌してみたかったと
切に思ったわたしです。
これもリメイクはご覧にならないで下さい。
ーー柳の下にどじょうは2匹いません.ーーー駄作ですから.
ーーーーーーーーーーーーー
2.≪日本橋≫
♪端唄の声音と共に、
カラリコロリ...カラリコロリと下駄の音.....
ひとりの生気を失った芸者が花街の路地を歩く....
”キャー!、また、おわかさんの幽霊が...”
<日本橋>。
様式美溢れる画面、カラー、泉鏡花の原作を
★市川崑監督が忠実にまた、美しくも哀しく描く。
まるで、鏡花の文章をそのまま映像に移し変えたような
世界がそこにあった。
出演。
稲葉屋の女あるじで芸者のお孝=淡島千影
令夫人と異名をとる美人芸者、
滝の家の清葉=山本富士子
お孝のもとでつとめるお酌の少女お千世=若尾文子
花柳界を舞台に、ふたりの美人芸者の張り合いを
華麗に、激しく、そして哀しく展開していく.
清葉に想いを寄せる医学生、島木に品川隆二
お孝にまとわりつく、五十嵐=赤沼..に柳 永二郎。
腕白大将に川口 浩
警官..船越英二
ストーリー
お孝は日本橋大工町あたりに、やっと自分の茶屋を持った。
死んだおわかの家だった。
今日は引越しだ。
一杯やろうとしたところに招かれざる客がやってきた。
熊のような毛皮を羽織った見かけはまるで獣のような
男だった。
気風を売り物とする捌けた芸者お孝は
赤沼と呼ばれる五十嵐がやってきたと知る。
”おめえの為に身上をつぶした俺だ.
何処へ逃げたって探し出すだ。”
”清葉がおらを振ったその腹いせに、
おらの囲い者になっただけだものな。
だが、やっぱりおらがお前の一番の客だ。
北海道出身の五十嵐は訛りのある言葉で恨みを言った。
お座敷に出たお孝は
そこの座敷で医学生の座敷をつとめる清葉と出くわした。
何かというと清葉にライバル意識をむき出すお孝であった。
お孝は座敷で客に言われた。
”お前、死んだおわかの家を買ったそうじゃないか。
羽振りのいいのは良いが、あんまりあこぎなことをやると、
ろくな死に方はしないぜ”。。
清葉にいつも挑戦的な言葉を浴びせるお孝だが、
清葉は令夫人と言われるだけにいつも
やんわりと受け流した。
清葉の右の薬指に大きなガーネットの指輪がはまっているのを
ちらと見逃さなかった医学生島木。
自分を医学校へやるためにアネは男の妾になったこと。
姉の辛さを知る彼は清葉を芸者とは思っていない。
ひとりの女性として5年間も思いつづけていた。
姉が大事にしてた京人形が清葉にそっくりだと
気持ちを告白したが、
清葉には生活の為の旦那がいて、
憎からず思っていた島木の気持ちを
受け入れる事は出来なかった。
一緒になれるはずのないふたりだった。
清葉は母と妹を養わねばならない・
お別れの盃を頂きましょうと、
静かに飲んで別れた。清葉は苦しかった。
芸者になったことを今日ほど悔やんだ事はなかった。
日本橋界隈の露店を映す映像が美しい。
明神様の境内を通った赤沼は
清葉が供えた飯を取り、むさぼり食った。
その包み紙を、見て、
”なんで、清葉が縁結びの願を?
”お孝にそんな気持ちがしでもあれば”と
つぶやきながら、ムシャムシャと食べた。
芸者を辞める事の出来ない清葉は
心と心の縁を結びたいと
せめてお参りをと..参ったのだった。
今晩も清葉の家に旦那がやってきた。
橋に佇んでいた島木は身投げと勘違いされ、
警官に尋問を受けた。
そこを助けたお孝は島木の妻だと名乗った。
以前から島木を想っていたお孝だった。
清葉から取り上げたい、それだけの事が、
本気で惚れる事になってしまった。
一方、赤沼は妻に先立たれ、お孝に財産を吸い取られ、
残された赤子と一緒に野原でルンペンをしていたが、
赤子を清葉の玄関先に捨てた。
赤子を抱き上げた清葉は...。
お孝の留守に家に上がりこんだ赤沼(=五十嵐)は、
島木を想うお孝を責め、
”清葉が捨てた男を拾って、
何故そんなに清葉と張り合うのか”と責めた。
お孝は今では清葉への意地の張り合いよりも、
島木に惚れぬいていた。
頭を下げて復縁を迫る赤沼に
金の切れ目が縁の切れ目と
追い返そうとしたが、
赤沼の妻の死を知ってさすがに愕然とするお孝であった。
あの夜の橋の上での非礼を詫びに来た警官は、
お孝と島木の間を承知していながら、
お孝を 奥さん!と呼んでくれた。
そして二人が夫婦である事を証明しましょうと
なにやら書いて渡した。
嬉しくてたまらないお孝は浮き浮きした。
同情して泊めた赤沼に
さー出て行けと詰め寄るお孝に刃物を
向けた赤沼。
背中を出したお孝は”お斬りよ、ただし、島木という字を
知ってるかい・その字の型どおりに、斬っておくれ”と
開き直った。
そんな中で、清葉は赤子を育てていた。
お孝と赤沼の妙ないきさつから、
何の関係もない、
又、赤子の身の上など知らない清葉が
赤子を育てるという妙な因縁であった。
島木の大学の教授達の座敷で鉢合わせた清葉とお孝。
一方的ではあったが人悶着あった。
島木の心が、まだ清葉にあるのを知っているからこそ、
不安でならないお孝もまた、可愛そうな女だった。
島木の前に居る時だけが素直になれるお孝であった。
赤沼は島木を待ち伏せ、お孝と切れてくれと、土下座をした。
島木に赤沼は今までの経緯を橋の上でしみじみと話した。
赤沼はそう言いながら、毛皮に湧いたうじを食べていた。
一時は大身上だった赤沼の姿に
哀れは、感じない島木だった。
赤沼は切羽詰った勢いだった。
ただただ、お孝と別れてくれというばかりだった。
島木は独身だ。
彼はお孝に言った。
”私は赤沼に、お孝は私の妻のようなものだと言えなかった。
赤沼はお孝を恨んでいない。
私は自分が恥ずかしい。
そんな気持ちでお前とこれから会う事は出来ない”
と言って帰っていった。
お孝は絶望して、気がふれたようになってしまった。
島木は出家したのか....?
腕白坊主にいじめられていた千世を雲水が助けた。
千世は年老いたおじいさんの面倒もみている
優しい娘だ。
助けようと陰から見ていた清葉は千世に、
お孝の状態を心配して尋ねた。
”今のお坊様、誰かに似ていなかった?”と。
いかばかりかのお金を渡そうとすると、
”そのお金で私をお座敷に呼んでくださいな” と
頼んだお千世。
9人もいた芸者も去り、収入のなくなった稲葉屋は
さびれ、ひっそりとしていた。
気のふれたお孝の家には
叔母と名乗る性悪な女が入りこんでいて
お千世は苦労しているとも言った。
清葉はなんとか力になりたかった。
赤子は歩くようになっていた。
二階の手摺にもたれて外を眺めているお孝には
訪れた清葉の顔も
わからないようだった。
清葉は稲葉屋に上がり込み、哀れなお孝を見て、涙ぐみ、
叔母という人に啖呵を切った。
お千世をお座敷に出そうとするが、恐らく着物もあるまいと
清葉は自分が用意してやろうと思ったのだった。
ぼーっとしているお孝の襦袢をその叔母が
剥ぎ取ろうとしたのを
”お待ちなさいまし、
芸者には芸者の掟があります。
余計な事はしないで下さいな”とつき向けて言った。
普段は物腰柔らかな清葉だが言うべき時には
はっきりと言う性格であった。
日本橋から東海道へと
行脚の旅に出ようとした島木.雲水は
火事だ!というざわめきに笠をあげた。
清葉の家だった。”おっかさん”と叫ぶ清葉。
メラメラと燃える炎に泣き叫ぶ清葉。
赤子の泣き声に島木は...
すると炎の中から、
泣き叫ぶ赤子と母親を背負い、抱いて、助け出してきたのは、
他ならぬ赤沼であった。
燃え盛る炎を
遠く、二階から見るお孝は
”キレイな花だこと”とつぶやいた。
赤子を抱いた裸の赤沼は日本刀を抜き、
”この勢いならお孝を殺せるわい”と
お孝の家に向かった。
”お孝!”と叫んで斬りつけた。
だが、それは
お孝の襦袢を着て、
清葉の差し向ける迎えを待っていた千世だった。
”ねえさん!”と言って気を失った。
”お孝に叱られる...”と叫んで二階へ上がった赤沼に
お孝は静かに刀を抜き取り、
赤沼ののどへ向けて突き刺した。
心配して、やってきた島木に、
”せんせ-い”と寄り添い涙ぐんだ。
お孝は正気であった。
担架に乗せられた千世を
見送るお孝は、やってきたあの警官に
深々と頭を下げた。
赤沼も担架に乗せられた。
お孝はあの時、警官が書いてくれた紙片、、
ーーー島木とその妻お孝ーーーと書かれた紙を神棚から取り、
島木に渡し、毒をあおった。
赤子を捜し求めてきた清葉は
赤子をしっかりと抱き、お孝の最期を看取った。
”済まなかった”と言い残して..お孝は逝った.
鳴り渡る
路地細道
駒下駄で
千世は幸い、助かった。
お孝の最期の遺言で、この家に清葉が移り住んだ。
みんなの運命を一身に受けた赤子は
しっかりと清葉の手で育てられる事だろう。
旅立つ島木は清葉を訪ね、
”お孝はわたしの妻でした”と
言い切った。
”わたしもお孝さんにあやかりたかった”
そして笛の名手、清葉は清い音色で見送った。
★この作品は形はどうあれ、
みんな良い人たちなんですね。
だが、歯車がかみ合わない。
ただそれだけで数奇な運命を辿ってしまった。
見ている過程は辛いが、
見終わった後に残る清清しさは何なのだろうと思った。
それをこの島木が随所随所で語るなかに答えがあり、、
赤沼の話にも、生き方にも答えはあった。
市川監督の映像はすばらしく、夫人和田夏十の脚本が光る。
デジタル化された映像とは違う、その美しさ。
生きるということ、愛するということ。
だれもが正直だったこと。
泉鏡花の情緒たっぷりの映像と
三人の女優の美しいこと!!
この作品は機会があればぜひぜひ見て欲しいです。
人のやさしさ、怨念さえも、優しさとなって、
見るものを考えさせてくれる。楽しませてくれる。
ああいう生き方しか出来なかったお孝。
それを全て呑みこんだ清葉。
女性に心の妻を求めた島木。
どんな仕打ちをされようと命を張って想いを通した赤沼。
いじらしいお千世。見応えある作品です。
1956年度作品。
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