旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家

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サイレント映画の≪ピーター.パン≫



サイレント映画の≪ピーター.パン≫ 6月10日(火)

昨日深夜に衛星放送で待望の
≪ピーター.パン≫を観る事が出来た。

1925年のサイレント映画である.

前々から観たいと思っていた映画だったので楽しみにしていた。

映画を観たことが無くても、ピーター.パン役の
ベテイ.ブロンソンの名は知っていた。

この役のために生まれてきたような美少女。
英国スコットランド生まれの作家、ジェームズ.バリー原作。

最近では舞台ミュージカルでタレントと呼ばれる女性が演じているようだが、
娯楽映画として高い評価を得たこの作品.

観たくてたまらなかった。
空想と現実を織り交ぜて自由奔放に童心の世界を
描いたものとして、世界中の子供たちから愛された
有名小説である.

都会的なユーモアと軽妙な風刺で子供の世界から
さらに妖精、動物の世界にまでつばさを広げた。

原作は永遠の童心と謳われたがこのサイレント映画は
楽しく、伸びやかに、魅力的に展開し
おとなの鑑賞に堪える作品となった.
なによりも永遠に大人になることの無い夢の国の
少年にはつらつとした無名の美少女ーーーー
ベテイ.ブロンソンを起用したことが成功の源であろう.

羽根の舞と同じで、自分の影を置き忘れて泣くピーターパンに
親切に影を縫いつけてやるお姉さん役の少女には
またまた可憐なメリー.ブライアンを使い、
この二人が醸し出す童心の世界は嬉々としていた.

こよなく美しく、だからおとなの映画フアンの心をも
無条件に魅了することが出来たのだと思う。

ボーイッシュなベテイ.ブロンソンは美少年であり、
まさにピーターパンそのものである。
すばらしい画像とシナリオでした.

この一作での成功があまり似大きく後の仕事に影響したことは
言うまでも無い.

オールドフアンにはたまらない映画であったと思う。
NHKさん、こんな名作どんどんオンエアーしてくださいませ.

制作  米  1925年(大正14年です)
監督   ハーバード.ブレノン
出演   ベテイー.ブロンソン/メリーブライアン





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