旧い映画を楽しむ。なでしこの棲家

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A.J.クルーゾー≪悪魔のような女≫




監督  アンリ ジョリュジュ クルーゾーの作品。 (1955封切り)
出演  シモーニュ シニョレ/ヴェラ クルーゾー/
    ポール ムーリッス フイシェ

本来なら、”恐怖の報酬”を、真っ先に取り上げるべきでしょうが
私の好みで、”悪魔のような女”にしました。
この映画は、終わったときに吐き気がするようなどんでん返しが、あります。

私立小学校の校長の(ポール)は、妻(ヴェラ)の他に
愛人(シモーニュ)がいる。妻は、莫大な財産を持っている。
乱暴で、利己的な彼の仕打ちに我慢できなくなり、妻と愛人は、共謀して
彼の殺害を計画する。
睡眠薬の入ったお酒を飲ませ、バスタブで溺死させ 、
学校のプールに投げ込む。
ここから、スリルと、サスペンスが、始まる。
プールの水が引いたとき、そこには、死体の影も形もなかった。
その後、彼が,死ぬとき着ていた洋服が、洗濯屋から届けられたり
子供達が、学校で記念写真を撮ったらば、死んだはずの
彼が、写っている。
妻は恐怖におびえ、.....ここから、あの手この手の
サスペンス攻勢が、執拗に迫ってくる。
2重3重のどんでん返しにこちらの神経が、参ってきて....
結末は、喋らないのがサスペンスの、ルールなので、
差し控えますが,すごいショックが、待ち受けています。
ミステリーの大傑作デス。

ほんと、ダマサレターという感じ。
(生きていた男)と双璧の騙され映画。
見事な構成、演出、スリル、演技、遊び、必見の価値.



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