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便器の水面が僅かに揺れ、微妙に水が漏れているのに気づき排水弁パッキンを交換したが、あれから3年遅れて2階の手動式トイレに同じ症状が現れた。今回は一般的な手動式トイレの便器に水が僅かに漏れる場合の対応について。随分誇張した写真ですがこんな感じで、給水タンクの上の手洗いから水が給水されるところまで酷くはない。上の右の図が給水タンクの構造図。給水タンク外部に水が漏れていない場合の大半は、赤丸で囲った給水弁と呼ばれるタンクに貯水した水を便器に水を流すための二つの弁についているパッキンの劣化から水を止めきれず便器に流れ込んでしまうのが原因。左の図が拡大した構造図。構造は二つの弁が二段重ねで一つとなり、それぞれ弁は鎖に繋がれており水を流す時に操作するレバーに繋がっているだけで、小にすると上の弁が鎖で持ち上げられ便器に流れ、弁が閉じる。大を選択すると下の弁が小の弁ごと持ち上げられ、給水タンクの水を全て流しきる仕組み。空になったタンクはフロートが下がる事で水が供給され、上がり切ると給水が止まる仕組み。なので漏れが酷くなると給水タンクの水位が下がり、フロートも下がるので、使用しなくてもタンク上の手洗いから水が注がれタンク内に供給されるようになる。給水タンク上の手洗い。これ上に持ち上げられるので、タンク内の給水用のホースが手洗いにはまっているだけなので、やさしく垂直に持ち上げれば手洗いは簡単に取り去ることができる。(少し持ち上げれば隙間から中のホースの状況が見られる)20年程前に設置した給水タンクの機種番号。ここからメーカーサイトより先程の構造図を探し、給水弁の一式図面、消耗部品リストHH11027に辿り着く。因みに、3年前一階の電動式のトイレの給水弁で使用した消耗品パーツと同じ番号だった二枚のパッキンの価格はWEB取り寄せで@1100~1300程。3年前は税込み@900だったがなんでも値上がりしている。上がらないのは小遣いと年金くらいだ。さて交換、必要な工具は給水バルブを閉める際に必要な-ドライバー、なければ10円硬貨で開け閉めできる。最初にトイレの傍らにある給水バルブは忘れずに閉めておきます。上手動手洗い付きのタンクは初めての経験、覗いたことすらない。給水タンクは2重構造、上にプラスチックの蓋が付き上部の突起と手洗いのホースが繋がり、下の穴からタンクに注がれる。下蓋を取り去ると内部が見えてくる。右の長いのが操作レバー、先端の鎖が弁に繋がっている。その上の筒状のものは給水バルブが壊れた場合、水を便器側に流し給水タンクを溢れさせないようにするもの。赤いのは錆や水垢を除去するフィルター。左の白く丸いのが水位によって上がり下がりするフロート。問題の部分はタンクの底にある黒い重しの付いた弁。全部外せは作業はしやすいが、取り付けの構造が不明なもので、樹脂製パーツのものは思わぬ破損を招くので避けたい。フロートを持ち上げると充分に手が入るので、手を入れて最初に小用の弁を取り外す。上軸に樹脂製の弁体の両脇の切り込みに差し込んであるだけなので、赤丸部分を持って垂直に持ち上げれば取ることができる。注意1.力任せに取ろうとすると左側の両脇の切り込み部分が折れる。2.重しと鎖で繋がっているので、その範疇以上引っ張ると鎖が切れるなど二次災害が起こる。下外した小用の弁を裏向きにするとパッキンが現れる。これは漏れるわ。上新旧パッキンの違いは一目瞭然。下鎖の範疇でパッキンを交換。注意 パッキンは本体の溝に入れ込む。この弁はそのまま、タンクの端に置いといて、その下にある大用の弁を軸から取り外す。取付は小用と同じで固定された軸の両端に弁の切り込みで止まっているだけ。右側の切り込みの下に突起が見えますが、ここに小用の切り込みが入り一体となっている。メーカーの交換要領は小用からとなっているので従ったが、この構造から最初に大用の弁を取ると小用ごと取れる構造か?まあいい、パッキンを見て見よう。上庄に比較すると劣化は少なく、パッキンの柔軟性も残っていますが、パッキンは大・小セット販売なので交換。下交換した大小の給水弁。これを先程の逆の順番で軸に差し込んで完成。大・小供に流してみて、便器の水面が鏡のように落ち着いていれば交換作業の効果は完璧。所要時間は10分程。…タンク内清掃した方がいいんだろうが、やらない。電化製品は10年故障タイマーがもれなく付いてくるようだが、20うん年使用し続けたパッキン、良くもったものだ。最近こうした修理を検索すると、消耗部品交換で済むものを一式交換で見積もられ、高い金額の修理代を当たり前のように見積もってきます。この程度は文系出身の人でも出来るので、一度経験すればパーツの相場や業者の良し悪しが見えてくる。世の中本当に何を信じていいのか分からなくなってきた、高い修理代はその後でもいいのでは。関連記事 / 雨・・・・・トイレのリニューアルやるか 其の3
2023.12.20
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いよいよ夏本番。 我家のダイニングの窓から容赦なく陽光が降り注ぐ。風はあっても窓を解放すれば外気温そのままの熱風が入りむ。 結局遮光カーテンを閉め、エアコンを使うことになるが、エアコンでは自然風の心地よさは望めない。たまりかねて100均やホームセンターで遮光シェードとマグネット式や吸盤式の取り付け金具を買って窓シャッターに遮光シェード取り付けてみた。 結論から言えば、風で煽られたシェードは、マグネットや吸盤では外れてしまい頻繁に付け直しが必要になる。外壁に金具を付けるのが簡単で確実ですが、とはいえ外壁に穴は開けたくない。 そこで専用の金具を作り、シャッターの正面カバーに取り付け、そこにシェードを付ける事にした。我家の窓シャッターは正面カバーは鉄製で側面カバーは樹脂製。 カバーを外しそこに金具を止めたいところですが、それも気が乗らない。上は斜め下からシャッターを見上げたところ。 青丸のビスと右にピスらしき物が見えるはず。メーカーの製作図面の断面図を調べたところ、左のビスには内部で部品が共締めされておらず、純粋にカバーの固定用ビスなのが分かった。・上の緑の吹き出し部分の4mmのトラストビス(全長は10mm(+の正ねじ・左に回すと緩む))を試しに外してみた。 何も共締めされておらず、ビス穴がずれる事もないようだ。 ・カバーのビスはシャッターの左右と中央に一本(窓の開口幅で複数ある)の合計3本で固定されている。・上は中央の4mmのトラストビス。+の正ねじ(左に回すと緩む)これらのビスに金具を共締めする事にした。※共締めとは1本のビスで複数の部品を止める状態の事・外したビスの全長は10mm。ホームセンターでM4(ねじのサイズ)の10mm(全長)と15mmのステンレス製トラストビスを購入。10mmはシェードを付けていない窓の標準ビスがメッキ製だったので交換の為購入。・シェード取り付け金具としてステンレスの1mm厚で幅19mmのステー30㌢のものを選ぶ。(希望は厚3mmだったが取り扱いが無かった)・標準ビスが10mmなので1mm厚の板を共締めすると9mmの締幅になる。使うのが15mmなので以前より4mm中にビスが飛び出る事になる。試しに金具なしで15mmのビスを締めこんでもシャッターの動きに干渉する事はなかった。これでビスはOK 次は金具造り。※4mmの飛び出しが気になれば、11mmにビスを切ればいいでしょう、自分はやめた。既製品のステー。 大きい穴の方はシェードの鳩目をゴムで繋ぐ穴として使用、小さい穴をビス穴に使用。・残念ながら小さい穴は僅かにビス径に対し小さいのでドリルで4mm穴に広げた。・幅19mmのステーだと側面カバーがあり、ビス穴が合わないため、赤部分(約4mm)をサンダーで削る。・工具があるので、ステー1本の作成は5分程で完成。※今回は曲げ加工をせずそのまま使うが、上方向にしたい場合は金具全長を長くし曲げればいいが、長すぎるのも考え物。ポイントはシャッターを開けた際にシェードがストッパーの下にならない高さが必要。上の写真は標準ビスを外し15mmのビスでステーを共締めした状態。左下のシャッターストッパーに干渉せず、シェードは確実にストッパーの上で固定できそうだ。心配ならもう一度外して少し上に曲げてもいい。・これを両サイドに取り付け、中央は同じ長さのステーで削らないものを付け完成。後はシェードの上の鳩目と金具の穴に紐またはゴム紐で固定下側はフェンスにキャンプ用の伸縮ポールを固定、下側の鳩目とポールをゴム紐で繋いで完成。取付後1日経過、今の所外れる事もなく、カバー自体にも負荷はかかっていない。課題・今回は速攻取り付けの御試し版、台風に備え簡単に外れる様にする必要がある。・シェードの鳩目がマグネット金具に合わせたので、新しい金具に合わせ鳩目を開け直す必要がありそう。費用・10mm、15mmトラストビス、30㌢ステンレスステー合計600円以内・作成から取り付けまで20分注意点・ビスの相手側はアルミ素材なので電動ドライバーで締め過ぎるとネジを潰してしまう可能性がある。・側面カバーのリベットを外そうとしない事。感想・マグネット金具や吸盤等の止め金具を試したが、あれこれ買い求めるより、作った方が安くて確実。 特にマグネット金具は外れると風に煽られガラスを割るリスクがある、外れたり付けたりの繰り返しはカバーの塗装を傷つけ錆びの要因になる。・日課だった復旧作業から解放された。
2022.08.03
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