STARDUST*星屑

STARDUST*星屑

ACT 01 : Prologue

依頼請負本部 MSC



ACT 01 : Prologue-序章




あすか
          「飛鳥、依頼がきてるよ」


          不気味なくらいもの静かな部室に、一つの声が通った。

          そしてカタカタと、その音のみが部屋に響きわたる。


          「へぇ?今回はなんの依頼なんだ?」


          「えーと…先生からセクハラ受けているので懲らしめて欲しい…だってさ」

ひめき
          少し難しそうかな、とつぶやく飛鳥に姫希はうなずいた。

          2人は一台のパソコンの前で依頼内容の会話を進めた。


          「ま、でも案外簡単と思うで~」

りゅうき
          背後からは気の抜けた関西弁で竜樹が話に加わる。

          竜樹はそのパソコンを覗きながら「フーン…いまいちやな」と駄目押しを言う。

          それを聞いた飛鳥は苦笑い、姫希はあきれる。


          「いまいちって…依頼内容にケチつけるんじゃないわよ」


          もっともな答えだ…と、うんうんうなずく飛鳥。


「面白みが足らん、出直しや出直し!」


          自分のセンスに自身満々な竜樹。

          正直こいつには疲れる…(by 飛鳥&姫希)



          ***



          南曽根中学校、この学校にはほんの少数で、しかも顧問もいない部活がある。

          そしてこの部活は「パソコン部」と名乗っている。(表面上は)

          だが、このパソコン部には裏の仕事があって…



          依頼請負本部、MSCにはこれからいったい何が起こるのだろうか。


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          霧竜 あずまさまよりオリジナル小説を違う視点より了承を得て書きました。

          序章で語るのもなんですが、MSCとか一体何なのか、

          そしてこの小説は何を伝えたいのかを全力で書いていきたいと思っています。


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