七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

ちょっと休憩したら その2



私は、小学時代からの経験で、1日休めば、本当に自分でなんとか

気持ちを切り替えて、翌日、また頑張れるのを知っていましたから、

中学には、いつも正直に休む理由を伝えています。


本人も、私が電話しているのを、横で聞いているのですから、

親が適当なことをいうわけにはいきません。


「まだ、友達がうまくできないことで、しんどくなったようです。

今日は1日休むと言っていますので、よろしくお願いします。」


人から見れば、そんなことで?と思う理由でも、本人にとっては

しんどくなった原因が、それなのだから、仕方がありません。


私は、気にしていなかったのですが

担任の先生は、どうやら心配して下さったようで、

休む度に、放課後、わざわざ家まで訪ねて来て下さいました。


そして、太吉の顔を見ては、「元気そうでよかった」とか、

「体育委員に決まったけど、やってくれるか」など、

気さくに声をかけては帰って行かれるのでした。


中1の時は、休んでも、担任の先生からは事務的な連絡が、

電話で入るだけだったし、それもない事があった上に、

途中で病気療養の為、担任が替わりました。

でも、次の先生もやはり同じような対応だったので、

中学なんてこんなもんかと思っていたのです。


ところが、今度の先生は、家まで様子を見に来られたのですから、

ちょっと休憩したおかげで、太吉も私も、なんだか少し嬉しい気持ちに

なりました。


そして5月に入って、家庭訪問が始まり、担任の先生に

改めて、太吉の現状をお話をさせていただきました。


先生は、他校から転任してきたばかりで、初めての学校、

初めてのクラスなので、生徒についても、いろいろ気を配って

様子を見ておられるようでした。


太吉が、クラスにうまく溶け込まないでいるのもご存知で、

心配しながらも、見守って下さっているのが、話の中で

伝わってきました。


これで、今回は、担任の先生の心配はしなくてすみそうです。

<つづく>


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