七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

改心して「桶谷式」をはじめたけれど...



病院で母乳の大切さを助産婦さんから聞いて、早速桶谷式の母乳育児の本を読破。

「母子一体。おぉ~!これで赤ちゃんと心を通わせ、きずなを深めるのだ!」

...そう、私はいいと思ったらすぐその気になり、即行動を起こすお調子者なのです。

その時にできるかできないかは検討項目には入りません。

いつも「できる」が前提で、あとはやる気になるかならないか、です。

でもそれは決していいかげんな気持ちではありません。

が、周りから見ると決めるのが早いようで、「もうちょっとよく考えてからにしたら」というようなときもあるようです。

でも、「やらずに後悔するよりは、やって後悔した方がよっぽどいい」と私は思うので、突っ走ってしまいます。


そんなわけで、退院後は自宅に帰り、「母乳だけで育てる!と赤ちゃんに愛情を伝える!」が私の目標になりました。

基本的にはまじめですから、書いてある通りに計画を掲げ実践に入ります。

ただし、毎度毎度しょうもない失敗で計算が狂うのが私の悪いところでありますが..。


さて、母乳育児のはじまりです。

毎日2時間半おきにきちんと母乳時間を決めて飲ませはじめました。

ところが、長男 太吉は飲む力があまり強くなく、飲み終えるまで時間はかかるわ
母乳は余るわで、結局1時間ほど授乳にかかり、やっと終わったと思ったらまた授乳タイムになるという状態で、「わたしゃ、乳牛か!!」と情けなくなりました。

もちろん夜も、2時間半ごとに起きて授乳。私は1ヵ月で見事に妊娠前の体重に戻りました。

それでも確かに大きくなる太吉を見つめながらの授乳は心安らぐ時間になり、4ヶ月を過ぎて離乳食も食べさせ始めたころ、太吉に歯が生えてきました。

そして、彼に噛まれたのです。おっぱいを...。

でも、どんなに痛いのにもかかわらず、授乳しなければなりません。

ここまで母乳だけでがんばってきて、哺乳瓶を使ったこともないのですから。

太吉に「痛いから噛まないでね」と必死で話しかけをしながら授乳を続け、彼が8ヶ月半になった頃でした。

いつものように授乳をしていたときです。

太吉がいきなり強くおっぱいを噛んだのです。

かなり歯が生えてきてむずがゆかったのでしょうが、とんでもない痛さでした。

思わず私は本性丸出し。

いいお母さんなんてどっかへとんでってしまい「なにすんねん!!」とかわいい太吉の頭を思い切りはたいてしまいました。

大泣きする我が子に急いで謝って、抱きしめ、なだめましたが、時すでに遅し。

太吉は次の日からどんなにあの手この手を使っても、二度とおっぱいをくわえてくれませんでした...。


結局泣く泣く断乳したのは私の方で、太吉はあっさり自分でおっぱいとお別れしたのでした。

そしてこの後、太吉はやっとつかまり立ちをするようになりました。






© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: