七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

三吉、落雷を受ける!



三吉も畑に連れて行ってもらったり、

いつもよくしてもらっているお宅です。


ですから、行方不明になった時も、もしやと電話を入れたのですが、

大人の人は誰もいらっしゃらなかったので、かからなかったのです。


三吉が、ランドセルしょったままでも、とがめられずに

上りこめたのは、運がよかったのか、悪かったのか・・・。


でも、こんなことを度々されては困るので、

ここはドカンと1発、叱っておかなければなりません。


「話はわかったわ。

それやったら、100%三吉が悪いやんか。

自分から、学校帰る途中でわざとよその家に行ったんやろ。

それも、あかんことやってわかってやったんやもんな。」


「はい、そうです・・・。」


ここで、静かに話していた私の口調が一変しました。


「ふざけんな!早く遊びたかったからやとぉ!

学校から帰る時は、まず自分の家に帰るんや!

どこの家に帰っとんねん!


みんな、どれだけ心配して探し回ったと思ってんのや!!

学校行って、公園行って、友達とこ電話して回って、

それでもどこ探してもいてへんから、

お母さんも、お兄ちゃんたちも真っ青になって心配したんやで!


あんたのこっちゃから、もしかしたらおじいさんやおばあさんに

なんか頼まれて、だまされてついて行って、

捕まってるかもしれへんとか、

アイスあげる言われて誘拐されたかもとか、

どこかで事故に巻き込まれたんやろかとか、色々考えて、

もう少しで、学校や警察に連絡するとこやったんやからな!


こんなこと2度とするんやないぞ!

わかったかぁ!!!」


三吉が、目に涙をためて、消え入るような声で、

「はい・・・。」

と、答えたのは、言うまでもありません。

<つづく>


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