七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

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3兄弟の恋 次男編 その4


さて、お待たせいたしました。

幼稚園時代に相思相愛だったゆかちゃんに

1年ぶりにラブレター(?)を書いて送った仁吉。


中身はわかりませんでしたが、住所を聞かれ、

切手を所望されたので、その時大体のことは聞き出しました。


「ボクは、今でもゆかちゃんの事が好きやけど、

ゆかちゃんはどうですか?」

みたいな内容だそうです。


それって、思い切りラブレターやん!


仁吉は、いい返事を期待してワクワクしていました。



そして、ゆかちゃんからの返事は・・・?


数日後にゆかちゃんから手紙が届きました。


学校から帰ってきた仁吉は、

手紙を渡すと大急ぎで中身を読んで・・・


ウワ~~~ン!!


エッエッエッ・・・


ウォ~~ン・・・ズッズッズッ・・・


「ゆかちゃん、もうボクのこと、好きやないねんてぇ・・・」→(号泣)



見せてくれた手紙には、いきなり


「ゆかは、仁くんのことがすきではありません。」と・・・。


さらに、だめ押しで、「今好きな男の子のベスト3」の名前と、

どこが好きかということが、ランキング別に書いてありました。


あちゃ~、これはストレートパンチだわ!



さすがの仁吉も、これには完全にノックダウン。


この日は、1日中泣き暮らしました。


そりゃあ、学校違うし、まして1年も会わなけりゃ、

ちょっとおませな女の子なら、同じ学校で好きな子ぐらい

できるでしょうよ。


仁吉の考えは、甘過ぎでした・・・。


まぁ、自分も同じ状況なのだから、同じ学校で好きな子ができず、

ある意味、一途なところはかうけどね・・・。


心の中では、こんなことを思いながらも、

初めて失恋を経験して泣き続けるかわいそうな仁吉には、

もちろん追い打ちをかけるようなことは言えません。



私は、「男は失恋して、傷を持った男は、人の痛みがわかるイイ男になれる!」

という話を繰り返しして励ましました。


さすがの兄や弟も、泣きっぱなしの仁吉をみてなぐさめたり、はげましたりしましたので


翌日には、目が腫れまくっているものの、

「失恋してイイ男」になった仁吉は、ようやく立ち直ったのでした・・・。

やれやれ・・・。


<つづく>



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