七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

もうお兄ちゃんがいなくたって



下の二人はどうしていたでしょうか?!


去年までなら、兄弟のうち誰か一人でも

合宿や旅行でうちにいなくなると、

必ず夕飯時に三吉が涙して、

「お兄ちゃんがいないとさびしいよぉ~」とグズグズ、


仁吉もなんだかしょんぼりして、

「やっぱりなんかお兄ちゃんいてへんと変な感じやなぁ・・・」

とブツブツ言っていたものです。


たった一人、それも一晩だけでもそうでした。


「おったらあんなにけんかばっかりするのに、

それでもお兄ちゃんいてた方がいいの?」


「うん!」


「いてへんかったら、お母さん独り占めできるのにいてた方がいいの~?」


「うん!

だってお母さんおっても、お兄ちゃんいてへんかったらさみしいもん!」


どうやら3人いるからこそ、母の争奪戦も

やりがいがあるというところなのでしょうか?


3人揃えば、しょっちゅうもめてばかりなのに

兄弟というのはおかしなものです。


ところが、今回は2泊3日も兄がいないというのに

二人とも夕飯時にグズグズ言いませんでした。


仁吉曰く、「もう兄ちゃんいなくてもそんなに気にならへんわ。

もう毎日ずっと一緒ってわけでもないしな。」


三吉もそれを聞いて反論するでもなく、もくもくと食事をしていました。


へぇ~!

二人とも、兄とは違うそれぞれのするべき道を持ちはじめ、

ちょっとは成長したんやね~!


下の二人から見れば、遊びの天才で、弁が立ち、

良きにつけ悪しきにつけ、強大な影響力を誇っていた太吉ですが、

少しづつ兄弟の関係が“自立”に向かって変化しはじめているのかな

と思いました。



ところが、昨日の晩、偉そうに言っていた仁吉が、

寝る前にそっと私の所に来て、「今日、一緒に寝れる?」


その後、三吉もそっと私の所に来て、「今日、一緒に寝れる?」


おいおい、お兄ちゃんいなくても大丈夫じゃなかったのかい?!


仁吉・三吉「だって~~、なんかさみしいやん~」


・・・まだまだ“自立”は先のようやね。


おかげで昨日は、二人の話を聞きながら、寝てしまった母でした



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: