七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

それぞれの“春”



私の幼なじみで、最も早く結婚して、

最も早く子供を産んで、

最も早く離婚した友達がいます。


彼女はそれ以来、女手一つで、二人の男の子を育ててきました。


昨日、彼女の次男が高校を卒業したと報告の電話がありました。


子育ての大きな節目です。


彼女はいい卒業式だったと感慨深げにいろいろ話してくれました。


彼女の苦労をずっと見聞きしてきた私も、とても嬉しく思いました。


次男くんは、卒業後進学せずに就職する道を選びました。


彼女は、進学も勧めたのですが、次男くんは母の負担も考えたのでしょう。


やはり、高校を卒業して働いている長男くんと同じように

自分も就職すると決め、去年の夏にアルバイトした空調機器の会社に

年明けには内定をもらっていました。


その頃から、彼女自身もこれからの自分の人生を模索し始めていました。


懸命に育てた子供たちが巣立って行った後、

今度は自分が子供たちの負担にならないように

老いても子供たちに追いすがることのないように

自分のやりたいことと向き合うのだと。


そして、今まで子供と家計のために働いていた仕事を

自分が生き生きと暮らせるための仕事に変わろうと

計画を立てているのです。


母も、子供もそれぞれ新しい気持ちで、

新しいスタートを踏み出そうとしています。


私は、そんな潔い彼女の決断に感銘を受けました。


「そうは言うてもわからんこといっぱいあるから

また、相談にのってな~!」


はいはい、私でお役に立つことならなんなりと!


第一“母”としては先輩の彼女に学ぶところは

私の方がたくさんありますもの。


これからも見習わせていただきます。


それぞれの“春”を迎える彼らに、精一杯エールを送りながら・・・。



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