七夜式のやりたい放題なブログ

第二十二話 地下堂




「これか、ミネルヴァとは」


「全く。困ったものよね、これ。つけたら最強の装備なのに、心を蝕むのはどうかと思うわ」


レーヴェ、セシリア、ヴィータ、ザフィーラの4人は、惑星グロリアスで、ロストロギア『ミネルヴァ』の回収に来ていた。


「よし。これを強襲用コンテナに運ぶ。傷はなるべくつけないほうがいい」


レーヴェがそう言った時、セシリアが声を上げた。


「レーヴェ!!6時の方向から、フラッグ30、ティエレン25、イナクト35!!」


「予想通りか。じゃあ、ヴィータとザフィーラは予定通りコンテナにミネルヴァを。セシリア、俺と来い」


「解った。行くよ!!ザフィーラ!!」


「了解した」


ヴィータとザフィーラはミネルヴァへ向かった。


「行くぞ、セシリア。GNドライヴでの実戦は初めてだな」


「何とかなるわよ。早く行きなさい。私はこの距離からでも狙い撃つわよ?」


「そうだな。では行くか」


              第二十二話 地下堂


―――謎の惑星


ミリアルドの部隊と東方不敗は、謎の惑星に降下後、赤い人形を見たので、それを追い地下堂まで来ていた。


「ふむ。あの人形、この奥に行きおったな」


東方不敗が口を開いた。


「人形って言えるサイズじゃないよな?俺たちと変わらない。まあ感情がないなら人形か」


「で、どうするん?あれを倒せば、惑星の降下が止まるかも知れんよ?」


「だな・・・」


「じゃがどうする?あやつが逃げ込んだ中央の周りには、大量の敵の影も見える。あの数をどう突破するつもりじゃ?」


「手分けして行けばいい。東方不敗、あんたは南、俺は北、なのは、フェイト、はやての3人は西からじわじわと攻めて行けば問題はないはずだ」


「ほう。儂とお主は単騎でか」


「それくらいの実力はあるだろ?時間が惜しい。配置につけ」


半ば強制的になのは。フェイト、はやての3人を西へ向かわせた。


「作戦開始!!」


ミリアルドの合図で作戦が開始した。


―――初期位置、東方不敗、ミリアルド


「この敵の数、お主ならどうする?」


「総勢100か。一部だろ。これなら・・・!!」


       ここより先は 思春期を殺した少年の翼 を聴きながらご覧頂くと、一層臨場感が上がると思われます。乱入すいませんm(__)m そして、■が見えたら、停止してくれて構いません。


ミリアルドは一気に敵陣の真ん中に飛び込んだ。


「GNソード!!」


腰アーマーからGNソードを引き抜く。


「出力最大!!粒子圧縮95パーセント!!長刀『グラディウス』!!」


普通の剣ほどの大きさだったGNソードが、一気に長さ約10メートル近くの長刀になった。


「行っっっけえぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


そのまま腕だけを半回転させ、敵を薙ぎ払う。敵はあっけなく一瞬で散っていった。


「なんと無謀な!!貴様、命が惜しくないのか!?」


「この程度で俺は死ぬつもりはない。1機ずつ倒してたらそれこそ殺されかねない。行くぞ」


ミリアルドは北を目指し、東方不敗は南を目指すのだった。


              ■


―――地下堂西、なのは、フェイト、はやて


「どうする?」


なのはが2人に訊いた。


「うーん、まずは皆で分かれて攻めよう。一つを制圧しても、この数じゃあっという間に押し返される」


「賛成やね。幸い、数は多いけど力の差は大してない。なら、分散して、大技と小技を混ぜていくべきやと思うよ」


「じゃあそうしよう。行くよ!!レイジングハート!!」


なのはが自分のデバイス『レイジングハート』に告げた。


「Yes my master」



レイジングハートが答えた。


「それじゃあ、私達も行こうか、バルディッシュ」


フェイトも自分のデバイス『バルディッシュ』に問いかけた。


「Yes, sir」


バルディッシュが答える。


「それじゃ、サポート宜しくな、リィン」


はやてが自分のユニゾンデバイス『リィンフォース2(ツヴァイ)』言った。


「はいです!はやてちゃんのサポートは任せてください!!」


リィンフォースが答える。


「この先にある合流地点でまた会おう!!」


そうして3人はそれぞれの道へ行った。


―――地下堂西、なのは


・・・数が多い。正攻法では勝ち目はないだろう。


「レイジングハート、エクシードモード」


「Yes my master」



レイジングハートが答え、なのはのバリアジャケットの形が変わる。


「エクセリオン・・・」


レイジングハートの先に桜色の光が集まった。


「バスター!!」


収束した光が敵に向かって撃たれる。その一撃で、なのはの目の前にいた敵が全て薙ぎ払われる。


「ふぅ・・・このままいこうか」


―――地下堂西、フェイト


やはり狙い通り、数が多い。分散して正解だった。


「サンダー・・・」


フェイトの周りに無数の剣が現れた。


「ブレイド!!」


剣が飛び、敵に刺さる。


「ブレイク!!」


刺さった剣が爆散し、周りに誘爆を起こす。その魔法で、敵は一掃された。


「さ、バルディッシュ。次に行こう」


―――地下堂西、はやて


ここも例外なく敵が沢山いた。


「彼方より来たれ、やどりぎの枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け」


はやては敵陣の中央上空に位置取り、足元に魔法陣が出来た。


「石化の槍、ミストルティン!」


魔法陣から槍が飛び、敵に刺さる。刺された敵は、例外なく石になる。


「あっけないもんやね。さ、次行こか」


 To Be Continued...


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