月の迷宮

月の迷宮

楽園の向こうに


今は亡き、愛する人が護ろうとした者の墓へ。

そこは偶然にも島の中心。
ディエルゴとも闘い、傷ついて勝ち残った場所に、
墓があった。

「ねぇ、僕死ぬのかな?」
何度も生死を経験し、
生きることに絶望しか感じられなかった彼。

味方だった姉を。
唯一の味方だった姉を。
明日、自分は奪おうと言うのだ。

護ってくれと頼んでいなかったにしろ、彼は何処かで
救いを求めていた。
何ゆえか…。
これも因果か。

しかし彼は選ばれた。
特殊な能力を。「抜剣」を…。

最期は涙を流しながら消えていった彼。

その彼にレックスは結婚を報告する。
「久しぶり、イスラ。」
「…………………。」
答えが返ってくることは無い。
しかし彼は話す。
「君のお姉さんと……アズリアと、結婚するよ。     君は幸せだったかい?」


空白の時間の後、遠くから愛しい人の声が聞こえた。
自分を呼ぶ声…。

そして彼は駆け出していった。
幸せな未来へと。
守るべき者を護る為に。

心から      笑うために…。






後書きと言う名の言い訳:

すいません。やっちまいました。
これまでかいてたオリジナルの創作意欲が一気に沸かないからって
消して、ニ次創作に手を。
しかもこんな駄文を…。
誰か相互リンクしませんかぁ?


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