18.告白



必死にティティを探すセナトス。
頼むから無茶するなよ・・!

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「はぁ・・どうしよ・・」

溜息をつくティティ。

宮殿にはいられない。
でも、宮殿からは出ることができない。

う~ん・・
私、これからどうなるんだろう?

ネフェル様の宮殿に戻ろうか?
でも、なんて言って戻ればいいんだろう?

とりあえず、フラフラしてるとかえって目立つので、
一目につきにくい中庭へ行き、アメン神の像の後ろに腰を降ろす。

「おいっ!!」

ビクッ!!と驚くティティ。
像の後ろからそっと声の方を見ると、セナトスがいた。
もちろんティティには気づいていない。

突然呼び止められた侍女は、思いもかけぬ相手に呼び止められたので、顔を真っ赤にして上目遣いでセナトスを見ている。

「ティティという名の侍女を見なかったか?ネフェル王女付きの」
「・・さぁ・・存じませぬが・・。」
「宴の時にケガをしたまま歌ったヤツだ!!」
「あぁ!!あの方ですが・・申し訳ありません。見ておりません」
「そうか・・引き止めて悪かったな!!」

キョロキョロと辺りを見回すセナトス

「おいっ!!そこの兵!」
「はっ!将軍!」
「ティティという名の侍女を・・」


セナトス将軍が私を探してる・・。
あんなに慌てて・・必死に・・

なんか涙が出そうになるな・・。
嬉しい・・。

でも、なんで??

その時、クルリとセナトスが振り返り、ティティとバチッと目が合った。

「・・!!お・・まえ・・」
「・・あの・・えっと・・ご機嫌麗しゅう・・」

「麗しくないっ!!き・・さまぁ・・」
「濡れた服を自然乾燥させるために、日光浴をですね・・」

次の瞬間、ティティはセナトスの腕の中にいた。
荒々しく、強引に、強く強く抱きしめられるティティ
一瞬何が起こったのかわからない

身体は硬直し、鼓動が急激に激しくなってきた

「どうしてオレに心配ばかりかけるんだっ!!」
「・・・・?」
「オレはいつも心配したり、イライラしたり・・お前に振り回されてばかりだ」
「・・しょ・・ぐん・・?」

「オレはお前に惚れてるらしい・・」
「・・・っっ?!」

「ティティ、オレの妻になれ」

ティティはしばらく息をすることを忘れていて、気が遠くなってきた・・








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