第二章value // ヴァリュゥ // 対価


(by ヴォルテール)






煙が吹き飛び、暗闇の中で佇むその姿にサンダルフォンは心臓を脈打つ。
「・・・まさか、誰がアレを起動させたのだ!!」
「攻撃を止めろ!!誰に銃を向けている!!」
「私は、アヴァルツデュア帝国のスクエアー7総督、サンダルフォンぞ!!」









「・・・・・そうだ、俺の名前は、俺は」
ドクン・・ドクン・・・。
「俺は・・・・」
「ルードヴィッヒ・・・・アヴァルツデュアの廃棄された皇子だ」



「ラビット・・・・」
「お兄様・・・」
「大丈夫、君は俺が守る」


「まずは、エクリプスの母体・・・クレッセントシードのシステムの破壊です」
「・・・俺はお前を信じたわけじゃない」
「ああ、だが、現状で一番お前に力となれるのは私だろう」
「ねえ、坊や?」


ライデンにクロノスは身体を取り押さえられる。
「何!?」
「クレッセントシードの平和を乱すもの、お前だな」
「アリス様の慈愛もわからぬ愚か者が、この正義の剣で貴様を焼き払ってくれる」


「!?」
レオンは、空から飛来した勇者ガーディアン・アレクトからでてきたパイロット、サンダルフォン準騎士候補であり、侯爵家の憧れのベリアル・ファントムへヴンの姿に呆然となる。
アレクトは、サンダルフォンを守るための予備の新型機だ。そのことは、エリヤから聞かされている。


「・・・・何故、アヴァルツデュアの軍人のお前が」
「―アストラエア、貴方が今朝使った力よ」
「・・・・ご命令を、我が王よ」


「お久しゅうございます、兄上」
「ルードヴィッヒ!?」
「テロリストに私は取り押さえられた、ルードヴィッヒ、私を助けてくれ」
「私達は血のつながった兄弟だろう」

「ベリアル・・・貴方は」
「レオルドラス卿か・・・ワイルドキャットの」
「何故・・・・」
「裏切りものめ」
「・・くっ、離せ!」


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