成朔かけるのぼやき日記

成朔かけるのぼやき日記

眠り。


私を浄化してくれるくらい深い
深い眠り。
手は足はシーツの楔となりはなれない。
体が地球に吸いつけられて
起きられないほど。

息がゆっくりと
二酸化炭素に変化して大気に消える。
そしてまた
酸素が私の血液に入り
体中を駆け巡る。

痛いほど気持ちのよい治療法
眠ったまま見る白昼夢
白く映る瞼の裏のスクリーンには
軽い眩暈のした
私がいる。
そしてその中で私は
また
深い眠りを望んでいるのだ。
吸いつけられて戻れないくらい
縛り付けられて動けないくらい

それでも
心地よい空に浮くようなあの感覚
目をつむって息をして
手を広げて
地球の中心にひきつけ垂れるようなあのシアワセ。
ずっと続いて欲しい。

唇に
水を一滴落として?
その水を舌で掬い取るから
瞼にキスをして?
甘い吐息をこぼすから
深い眠りから起こさないで?

私はもう目をあけていたくないから。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: