普段着の幸せを求めて

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ゴールウェイコンサート



ゴールウェイの演奏そのものは 独立記念日とかの特別ショウゲストとして テレビで聞いた事はあったけど、、、

年末の特別テレビ番組の一つでリンカーンホールで撮影されたものだった。

軽いジョークを交え、短い精霊の踊りやら奥さんとのジェットやら、ピアノのフィリップさんの伴奏、オーケストラの伴奏やらで美しい演奏だった、、、が、、、、

妙に気にかかったことがあった。

常々男性は女性より 生きた証をこの世に残すことを宿命とする傾向が強いと思っていたけど、ゴールウェイはそれを成し遂げる事の出来た幸運な一人だと思う。

成し遂げてしまったゴールウェイにとって リンカーンホールや、カーネギーホールでの演奏はすでになんの試練や感激も彼に与える事はなく、 大統領や女王に捧げる演奏でさえもすでに 何回かしているのだろう、、、

その為か、彼の吹いた曲はどれも文句なく美しく、素晴らしいのに仕事以外の何物でもないような 物足りなさを感じた。証明しなくてはならないといパッションがないのかなぁ、、、

一曲だけ ゴールウェイが心の底から奏でた曲が ダニーボーイだった。この曲だけは今までに聞いた事も無いくらい深く心に響いて ゴールウェイって 本当にスゴイなぁと思った。

アイルランド人が苦しい生活を強いられ、沢山餓死者を出しその為に 世界中に散っていった ‘ダニーボーイよ、貴方の故郷が、ペニーウィスッルが 貴方(の帰り)を呼んでいるよ、、、’という歌詞がゴールウェイのアイルランド訛りの英語と共に こころに刻まれるような気がしたけど、、、

それに比べて 他の名曲は影が薄かった。ゴールウェイの若い時のコンサートを聞いてみたかったな、、、

音楽って生きているんだなぁ、、、とつくづく思ったことでした、、




最終更新日 2005年01月04日 13時54分55秒
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