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■存在しない■




「…いつだったっけなぁ…。」
未来は、望に話しかける。
不思議そうな顔をする望に、かまうことなく話を続ける未来。
「昔見た。あの夢…。まるで天国だった。死んだはずの父がいる。会えなくなったはずの友達が呼びかける。
…そう、死後の世界かな。
皆は、こう言うんだ。
『俺たちは死なない。死ねない。その恐怖こそ知っていれど、俺たちは死ぬはずの無い世界に生まれていた』ってさ…。
『馬鹿か』って、言い返してやったら、
『お前も目覚めたんじゃないのか?』って聞かれた。
そうさ、俺たちは、夢の中なんだ。
永き永き夢の果てに、俺たちは真実を知るんだ。この夢が本当なら」
望が止める。
「その先を言うんじゃない。」
もう解っていた。
「その先を言ったら、俺たちがここに来た意味も、これまでの苦労も…。」
少し言葉をとめた。
「黄泉の剣ってのは、…夢から目覚められなくするためのものなのかよ。…目覚めた人を、また眠りに引き戻すのかよ」
未来が、口を開いた。
「…見ろよ…。残酷な天使は、別れの時をくれないそうだぜ…。」
未来を、望を、奴らは目覚めさせに来た。
怪物達は、ものの数秒と経たずに2人を…。
そう、抗う術も、抗う気力も無かった…。

…黄泉の剣なんて、存在しない。
…もう皆も、誰も、存在しなかったんだ…。

彼らは目覚めた…。知らない世界に。
黄泉の剣とは、本当の黄泉を、意味していたのかも、知れない。
未来は、我らに、夢の世界に、こう言った。
「存在しないんだ」 
我々をも、彼は否定した…。
           -END-



作者あとがき


終わるにしてもロクな終わり方じゃなかったかな…。
長編としては、短すぎて、短編にしては、長すぎたかな?


感想

・・・っな!!?

最終回ですか・・・・・ッ!!
なんだかみんな切ない感じになってますね・・・。
そして放心状態見たくなって・・・・ッ!!
シリアスだ――シリアスだ―――!!(五月蝿い

黄泉の守護神さま!
本当このような小説を恵んでくださって有難うございました!


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