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2014.10.28

【ラジオ書き起こし】「BEHIND THE MELODY」 B'z松本さん「New Horizon」Part4

カテゴリ：ラジオ B'z

2014年4月24日(木)　J-WAVE　　パーソナリティーは亀田誠治さん

「Part1」「Part2」「Part3」

☆BGM　New Horizon

亀田　ギターのユニゾンがご機嫌ですね。
松本　ありがとうございます。
亀田　フルートの響きをよくするために？
松本　キーを半音下げたんですよね。
亀田　 E♭マイナー。
松本　 E♭マイナー。
亀田　ってことは、ギターの弦も？　全部。
松本　もう、全部、半音下げて(苦笑)
亀田　すーごい。でもそうやって生まれる、この、ちょっとけだるいっていうかね。
松本　うん。

松本　そうですね、ゆるくなる分ね。
亀田　ねえ。
松本　はい。
亀田　このジャズのスタンダード、「Take 5」をあえて選曲した理由とかっていうのはあるんですか？

松本　実は、このアルバム自体を、もう、おととし～の11月とかなんか、それぐらいから、もう、空いたとこでちょこちょこ録ってたんですね。
亀田　はい。

松本　で、オリジナル曲で始めてたんですけどもぉ、自分のその行きたいところがよく分かんなくな…、っちゃってえ。
亀田　ふんふん。

松本　でー、カバーを、まあ、やろうと、いうことで、カバーを何曲かやったなかの、1曲で。これ、僕、いちばん最初のソロアルバムで、あの、25～6年前に出したアルバムでやってんですよね。
亀田　うん。

松本　でまあ、いまやったら、こんな感じに。どんな感じかなあ、みたいな。
亀田　あ～～、素敵。
松本　はい。
亀田　 25年…
松本　 5～6年前ですね。
亀田　の月日が。
松本　はい。
亀田　僕、25年前の、おうち帰ってちょっと聴いてみて(笑)
松本　はい(笑)　笑えますよ、きっと。
亀田　いやいや、そんな…(笑)
松本　ほんとに。

松本　いえいえ(笑)

亀田　あー、なるほど。でもそういう、自分自身の歩みをたどれるっていう意味でも、スタンダード楽曲っていうのはパワーがありますよね。
松本　うん。まあ、ほんとに、曲としても名曲ですからねえ。

亀田　僕ね、ほんとにねえ、どんな曲でも。たとえばB'zさんでプレイしてるときでも、今回のように、 「New Horizon」 でソロのアルバムでプレイしてるときでも。　あと、ラリー・カールトンさんと一緒のデュオでプレイしてるときでも。
松本　はい。
亀田　ギター少年のような松本さんは、絵が見えるんですよねー。

松本　うん、まあ、ほんとにそうですね。もうなんか、年は取りましたけどね、その気持ちというか、そのへんはやっぱり、変わらない…、っていうかね、なんか、もうちょっと欲深くなってくるね、年とともに。「もっと、もっと」って思ってくる。

亀田　もっとできる。やることがあるんじゃないのか。
松本　うーん。やってみたいことが出てきてぇ。

松本　うん。

亀田　今回ね、番組を聴いている方、たくさんいらっしゃって。
松本　はい。
亀田　そのなかでも、今日は松本さんがいらっしゃるっていうことで、ギターリストの方。
松本　はい。
亀田　これからプロをめざそうっていう方とか、もしくは、昔、ギターを弾いていた、みたいな方とか。
松本　うん。
亀田　いると思うんですけども、ミュージシャンとして、ギターを聴くときの心構えとして、いちばん大切なことってなんですか？

松本　まあ、月並みだけど、やっぱり、楽しむ、というか、やってて楽しい、ことをやったほうがいいですよね。
亀田　それはそうだと思います。
松本　ね。
亀田　なんか、つまんない音楽。
松本　うーん。
亀田　コピーしたり、一生懸命やったところで。
松本　そうそうそう、だから。
亀田　意味ないですもんね。

松本　なんか、気に入ってないのにぃ、弾いてもおもしろくないだろうし、その曲は。
亀田　うん。
松本　だから、練習とか、あんま堅苦しく考え、ないでぇ、もう、好きだから、こう、も…、触ってたい、みたいな感じでいいと思いますけどね。

亀田　あー、素敵ですね。
松本　うん。
亀田　でも、そうやってると、必然的にその楽器と友だちになってる時間も長くなってくるし。
松本　そうなんですよ。
亀田　楽器も、絶対に鳴ってきますもんね。
松本　うん。

亀田　いまの言葉はね、ほんとにすべてのミュージシャンへの、温かいメッセージになると思います。というわけで。
松本　はい。
亀田　松本さん。
松本　はいっ。
亀田　ほんとにあの、2日間にわたって、素敵なお話。僕自身がまた勇気がわきました。
松本　とんでもないですよ、ほんとにもう(笑)　こちらこそありがとうございました。

亀田　世代もとても近いので。
松本　はい。
亀田　一緒になんか、いい音楽を。
松本　そうですね。
亀田　ね。作っていければ。
松本　ぜひ、ほんとに。
亀田　いいなと思います。
松本　はい。
亀田　「BEHIND THE MELODY ～FM KAMEDA」、昨日と今日のこの時間は、松本孝弘さんをお迎えしました。どうもありがとうございました！
松本　どうもありがとうございました。

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